書き続けるのが一番のトレーニングになる
文章の書き方って学校で教えてくれないことの一つではないでしょうか。日記や読書感想文を書けとは言われますが、実際にどのように文章を生み出せば良いのかは誰も教えてくれません。
息子の作文
夏休みが終わっても宿題が残っている息子。前の日はレポートを書いていて、1時過ぎまで起きていた様子。そして昨日は何やら作文を書かなければいけないようで、原稿用紙数枚程度を4時間くらいかかって書き上げていました。どんな文章を書いているのか興味が沸きましたが嫌われそうなので読んでいません。提出期限には間に合っているようなので、まぁ良いでしょう。夏休みが終わってからも宿題に取り組む様子は、我が家の夏の風物詩です。
そういえば私も小学生や中学生の頃は作文が苦手でした(高校の頃は勉強の記憶なし)。何を書いてよいのか思い浮かばず、まとめ方もさっぱりわかりません。文章の書き方らしきものを教わった記憶がなくて、とにかく苦痛でした。大学に入っても同じ。レポートや論文を書けというのですが、ルールなどもわからず適当にこなしていただけです。課題を出す前に、文章の書き方やまとめ方を教えてもらいたいと思ったものです。
一方で文章読解は得意でした。小学校の担任が国語科だったので、授業で懇切丁寧に作者の意図をくみ取るトレーニングをしてくれました。教科書の本文をかっちりとした文字で板書し、一文ごとにどんな意図で書かれているのかを解説していくのです。いろいろあって途中で学校を去ってしまった先生でしたが、おかげで国語のテストで苦労した経験はありません。
書き続けるのが一番のトレーニング
そういう私も、このブログのおかげで文章を書くことに対する苦手意識が、だいぶ克服されました。当初は数百字書くのもやっとだったのに、今では毎日1,700字くらいはなんとか書けるように。内容や文章の巧拙はともかく、書くスピードだけは向上しているように実感しています。
書くことに慣れるには、とりあえず書き続けるのが一番。下手な文章でも書き続けていれば、それなりにまとめられるようになります。このブログの初期の文章などひどいものが多いですが、反省材料とするためにもそのまま残してあります。「こんな文章でも書き続けていけば資産になりますよ」と誰かにお伝えしたいのです。
地方中小企業の経営者や従業員がブログでの情報発信を始めるときにありがちなのが、最初の数回の記事に全力を注いでしまい、すっかり疲れて継続できなくなるパターンです。「通常業務もあるので時間を割けません」などと言われることが多いです。情報発信は継続することが何より大事なので、最初の数回の投稿に力を入れすぎないことです。とりあえず記事をアップロードすることができれば成功で、次の日も続けて記事を書き続けることが重要なのです。
文章を書くことに苦手意識を持つ人は多いですが、書き続けるのが一番のトレーニングになると信じています。
アマチュア無線のモールス信号
アマチュア無線のCW(モールス信号)を勉強しています。しばらくさぼっていましたが、また再開して受信と送信をそれぞれ練習中。数か月の空白があっても耳には残っていたようで、アルファベットと数字、若干の記号をマスターしようと集中して取り組んでいます。
昔はカセットテープやCDで勉強していたそうですが、今はアプリやウェブサービスが充実していて助かります。私がお世話になっているのはDitDah Appsというウェブサービス。Appsとついていますが、パソコンのブラウザー上でCWを勉強するためのさまざまなコンテンツを提供してくれています。しかも無料。こうしたボランティアのおかげでアマチュア無線の文化が継承できているのです。
私の場合、送信はだいぶ慣れてきていて実際の交信に支障がなさそうなレベルにまで達しています(たぶん)。苦戦しているのが受信。つまりヒアリングです。自分が送信できるスピードの符号はとてもじゃないけれど聞き分けることができず、ごくゆっくりとしたスピードで耳を慣らしているところです。YouTubeを観ていると熟練の技でCWを楽しんでいる人がいてうらやましい限り。私のとりあえずの目標は、ゆっくりでもいいから、とりあえずCWでの交信を1回してみること。CWで自分の思うような文章を紡ぎ出すことができれば、外国語を習得できたのと同じように新しい世界が拓けるのでしょうか。
ポッドキャスト「茶わん屋の十四代目 商いラジオ」を毎週金曜日10:00に配信しています
関連記事