動かない観覧車
今日は土曜日なので、最近考えていることをつらつらと書いてみます。
動かない観覧車
近所の商業施設が閉業し、ランドマークだった観覧車も動きを止めてしまいました。私の部屋や行動圏内からよく目につくものだったので、閉業から数日経った今でもつい見つめてしまい、ひょっとしたら動いていないかと確認してしまいます。引っ越してきた直後には徒歩圏内に観覧車があることに興奮し、息子と乗りに行きました。まだ当時はかわいかったのです。自宅近くの商業施設が閉鎖されるのは何かと寂しいものですね。
実はこの商業施設には、かつての家業も一時期、出店していました。博多駅からバスに乗って視察にやってきたことを覚えていて、当時は福岡市内のバス路線について全く知識がなく、本当に着くのだろうかと不安な気持ちでバスに乗ったことを今でも覚えています。短期間で撤退してしまった店ではありますが、その近くに住むことになるとは想像もしていませんでした。人生とは不思議なものです。
実家の近くには豊島園という遊園地がありましたが、これも2020年に閉業しています。年間会員になってプールに通い詰めていたのが懐かしい思い出です。単身赴任中に帰省した際、息子と2人で出かけた思い出の場所でもあります。
今日、お茶のお稽古へ行こうとバス停に向かったら、商業施設の閉鎖に伴ってダイヤが改正されていました。いつもの時間のバスがやってこなくて、掲示されている時刻表を確認してようやく気付いた始末。閉鎖された商業施設にバスが止まる必要は無いわけで、すっかり油断していました。慌てて別のバス停に移動し、いつもより少し遅れて教室に入ることができました。自宅近くのバス路線がひとつ減ってしまうことになり、少し不便になります。
茶通箱
その茶道のお稽古では先生から次の資格を目指して良いとお許しいただいたので、昇格申請届を提出しました。次の資格は茶通箱というもの。まだ何が何やらわかっていませんが、この歳になっても新しいことを学べるのは楽しくてしょうがありません。
創業の相談を受けた時にも申し上げているのですが、一回だけの人生でやりたいことがあるというのは幸せなことです。こう話すと皆さん、顔をパッと明るくします。挑戦したい何かがあることを当たり前と思わず、後で後悔しないようにしたいものです。
茶わん屋に勤めていた時は食わず嫌いで茶道を習わなかったのに、何年も経ってから学び始めているというのは我ながら不思議な感じです。かつての従業員さんに見つかったら笑われてしまいそう。
人が2人以上集まるといろいろややこしいことも起こりがちですが、通っている教室はそうしたこととは(今のところ)無縁です。先生のカラッとしたご性格と、指摘すべきはズバッと指摘していく方針が良い環境を作っているのだと思います。
そういえば、完全に個人事業主に移行してからのこの2年は仕事関係でも人のご縁に恵まれています。余計なところで頭を悩まさずに済んでいるのはありがたいこと。環境の変化はいつか必ず訪れますが、それまでは現在の快適な環境でバリバリ働こうと思います。
新しい無線機が発表された
年一回のアマチュア無線のイベントが東京で開催されています。来年はできれば行きたいなと思いつつ、現地に赴いた皆さんの様子をSNSで追いかけています。メーカーからは新しい無線機が発表されたそう。私が持っている無線機の後継機という位置づけ。来春あたりに発売されるそうでさっそく気になっています。
アマチュア無線を楽しむ人々の数がどうやら減少傾向のようです。日本全体の人口が減っているので、かつては趣味の王様と言われたアマチュア無線も楽しむ人の数が減りつつあります。そう考えると、メーカーでいつまでも新しい無線機が開発されるとも限らず、迷うくらいであれば手に入れてしまわないと、後で後悔することになりそうです。
先日交信した局長さんに「ぜひCWでもまた交信しましょう」とおっしゃってもらいました。CWとはモールス信号のこと。私がモールス信号を練習中と話したら喜んでくれました。このところトランシーバーで交信することに夢中になっていたので、モールス信号の勉強は怠けていました。明日は完全オフの予定なので、近所の公園に出かけてCWでの交信にチャレンジしてみようと思います。
ポッドキャスト「茶わん屋の十四代目 商いラジオ」を毎週金曜日10:00に配信しています
関連記事