セミナーの準備をしながら考えていること
9月と10月には「話す仕事」をいただいていて、そろそろ準備を進めています。
事前の資料提出を求められる
来月のセミナーが迫ってきました。章立てはできているのであとはスライドを作るだけの状態。来週には配布用のスライドを提出しなければならず、そろそろ手を付けなければいけないのですが他のあれこれが気になって後回しにしてしまっています。
私が講演する際には投影用と配布用の2種類のスライドを用意します。2種類といっても投影用スライドから微妙な内容のスライドを抜き取ったものが配布用スライドになるだけ。匿名化してあるとはいえ支援事例などは印刷して配布したくないのでカットして配布することにしているのです。また、私が執筆した原稿なども著作権上は問題はありませんが、そのまま配布するのも気が引けるので同じくカットしています。こうした対応をするようになったのは、以前に某議員の集まりで講演した際の資料を無断転用されてしまったことがあるから。公職に就いているからといって、ルールを守る人ばかりではないと学びました。
配布用スライドの提出は2週間前までだそう。印刷するだけなのに2週間も必要なのでしょうか。同じような運用をしている主催者が多くて、毎回疑問に思ってしまいます。私が企画するセミナーの場合は前日までに提出してくださいとお願いするようにしています。2週間前に提出した資料を主催者側で精査しているわけでもなさそうですし、締め切りはせいぜい3日前くらいにして欲しいものです。
「演習」を入れてくださいというハードル
今回の講演では何らかの形で「演習」を入れてくださいと指定されています。私が一方通行で話し続けるのではなく、参加者になんらかのワークを課したりしろということでしょう。さて困りました。というのも、私は自分が聞きに行ったセミナーなどでいじられるのが大嫌いです。「〇〇のご経験がある人は手を挙げてください」といったように挙手を求められるのすら苦手。さらには、隣の席の人と意見交換して発表するとか何の意味があるのかさっぱりわかりません。
とはいえ主催者からの指定なので何らかの形で応えなければいけません。参加者がつまらない思いをしないように配慮しながら、何らかの演習を用意することにしています。創業に関するテーマでお話しするので、私が構想している事業内容について意見してもらうというのでも良いかもしれません。大事なのは参加者の負担にならないようにすること。せっかく私の話を5時間も聞いてくれるというのですから、楽しい思い出を持って帰ってもらいたいと考えています。
気になるのは地震があった時のこと
さて、南海トラフ地震臨時情報「巨大地震注意」が発表されてから数日経ちました。講演のために出張した際、もし天災に遭遇してしまったら面倒くさいことになりそうです。個人事業主の私にとっては身の安全は最も重要な要素の一つで、ケガでもしたらたちまち食べていくことができなくなってしまいます。今のところ今回の講演の主催者からは何も連絡はなく、自己責任で仕事をしろということなのでしょう。
東日本大震災は出張先の東京で揺れを感じました。当時は家業の代表取締役を務めていたので、現地にいる従業員や出張していた従業員の様子が気になるばかりでした。その時の経験から、出張時にはモバイルバッテリーとラジオを欠かさずに持ち歩くようにしています。当時のガラケーと比べたらiPhone14 Pro Maxは大容量の電源を必要とするようになっています。何もなければ朝起きてから寝るまで充電をする必要はありませんが、出張の時だけは随分と大きいモバイルバッテリーをリュックに放り込んでいます。
先日、出張用の充電ケーブルが劣化していることに気づきました。この機会に100W対応のケーブルに買い替えてしまいました。ケーブルは消耗品なので、古いものを大事に使い続けても良いことはありません。せっかくモバイルバッテリーを持ち歩いていても、ケーブルのせいで満足に充電できなければ本末転倒です。
講演先で被災したら誰も助けてくれる人はいません。非常に弱い立場に置かれることになってしまうわけで、何も起こらなければ良いなと祈るばかりです。
ポッドキャスト「茶わん屋の十四代目 商いラジオ」を毎週金曜日10:00に配信しています
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