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コラム

8月になって考えていること

今日から8月。誕生月ということもあって、いろいろ考えることもあります。

社会保険労務士の試験は毎年8月

2010年に社会保険労務士試験を受けて、ぎりぎりで合格しました。1科目、救済措置のおかげで合格基準を満たしたのです。毎年8月になるとあの夏の試験直前期を思い出します。よく考えれば家業の代表取締役に就任した翌々月に試験を受けたわけで、よくもまぁ勉強時間を確保できたものです。当時の自宅マンションには勉強部屋がなかったので、直前期だけマンスリーマンションを借り、問題演習に集中して取り組んだことを覚えています。暗記だけでは到底太刀打ちできないので、それまで解きっぱなしになっていた問題集や模試の問題をおさらいしたものです。

当時は自分なりに受験勉強をやり切った感覚は持てていたので、「無事に試験当日を迎えられるように」と念じる日々でした。そこまで何かに集中することができたのも、家業の役に立てることができればという思いと、いつかどこかで資格が身を助けてくれるだろうと考えていたから。実際に家業を事業譲渡する局面では、労務に関する知識が無駄なトラブルを抑止することに繋がったのではないかと感じています。

その後、社会保険労務士としての実務経験はほぼ無いままに今に至っているものの、中小企業支援家に転身してから相談者さんに知識を還元できているので多少は役に立っています。顧問先で社会保険の手続き等を尋ねられた時は「行政のウェブサイトで一次情報を確認してください」などと平気で答えてしまう私ですが、労務については家業での経験もあって多少はアドバイスできるのです。資格が人生の成功を約束してくれるわけではありません。でも、食べていくためのささやかな武器になることは確かです。

47歳の誕生日

8月が誕生日です。子どもの頃はプレゼントを買ってもらえるのでうれしかったものですが、最近は何が起こるわけでもなく特にこれといった感慨も浮かんできません。こうしてあっという間に年齢を重ねていくのでしょう。

先日、同い年の方と二人で食事し、最近はテレビを一時間観る集中力も無く、物欲も無くなってきているという点で一致しました。お互いに仕事が充実しているから、その他のことに気が向かないのでしょうか。この歳になると、今この瞬間と同じ気力で働き続けることができるのはあと何年なのだろうと考えることがあります。現在が能力のピークと定めてしまったら後の社会人人生は下り坂になってしまいます。自分が置かれている現在地だけに囚われずに、次の挑戦の機会をどん欲につかんでいきたいと思っています。

そんなことを考えていたせいか、人材会社の面談を受ける機会がありました。たまに連絡をいただくことがあり、今回も某案件に興味がないかと声がかかりました。当初は事務的な対応であったのが気になりましたが、経歴をお伝えしたら少し興味を持ってもらえたよう。中小企業支援の仕事はいつまでも続けたいと考えていて、そのためにもいつかはまた自ら経営に携わりたいと考えています。

ひまわり

8月生まれです

9月と10月に「話す仕事」が続く

年に数回だけ人前で話す仕事をいただいています。毎年、時期はバラバラで今年は9月と10月に集中しています。主催者からの事務連絡も入るようになってきて、そろそろレジュメを作り始めないといけない時期に差し掛かっています。

ある案件は新しいテーマで話さなくてはいけなくて、まだ情報収集段階です。5時間分のコンテンツに仕上げなくてはいけないので、さてどうしたものかと考え込むことも多いです。どうせお話しするのであれば、独自のコンテンツを提供したいと考えています。どこかの教科書に書いてあるような内容であれば他の人が講師を務めてもよいわけで、せっかく声をかけていただいたので期待に応えなければいけません。もちろん、大まかな構想は持っているので具体的なコンテンツに整えようとしている段階です。

人前で上手に話せる人がうらやましくて、ボソボソとしか話せない自分にがっかりしています。それでも慣れとは恐ろしいもので、それなりに満足してもらえる仕事はしているつもり。立派な話しぶりだけが目立って、中身のないスカスカの講師よりはマシでしょう。


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