地方中小企業が持続可能性を高めるための踏み台になります

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コラム

講演が決まったら準備すること

今日は土曜日なので、最近考えていることをつらつらと書いてみます。

話す仕事をいただいた

昨日、立て続けに人前で話す仕事のお声掛けをいただきました。ひとつは以前から保留になっていた案件の日程と内容が確定したもの。もうひとつは以前にお世話になった方から、上場企業の担当者の前で話してもらいたいとの要請でした。

私の本業は、地方中小企業の経営者と対話して、売上アップのための知恵やアイデアを提供することです。本業以外にも関連する仕事はしていて、その1つが話す仕事です。といっても、年に数回程度の頻度なので、売上の柱ではありますが、それだけで生計が成り立つような規模ではありません。数字のためではなく、人とのご縁をつなぐための仕事と考えて取り組んでいます。

講演が決まるとまっ先にするのが日程の確保。顧問先等との日程が被っていないかを確認し、スケジューラーに入力してしまいます。iPhoneではスケジュールアプリ「SaiSuke2」をメインで利用していますが、他に関与先のスケジューラーにも入力しなくてはいけません。二重、三重のチェックをして入力漏れや間違いがないように気をつけています。ダブルブッキングや遅刻は自営業にとって最も避けなければいけないミス。これまでのところ迷惑をかけたことはありませんが、いつも慎重に予定を入れるようにしています。

講演が決まったら準備すること

人前で話すといっても、私がお話しできるのは、

・江戸時代から続く家業を投資ファンドに事業譲渡した経緯

・中小企業支援事例

の2つだけです。

教科書に書いてあるようなことをわざわざ話すことはありませんし、新聞やテレビなどで報じられているトピックを講演のネタにすることもありません。あくまで実体験に根ざしたコンテンツを提供しています。そのため、講演の準備といってもゼロからスライドを作り直す事はほとんどなく、過去に使った資料を組み換えたり、修正して構成していくことがほとんどです。

もちろん、毎回同じ話をしたり、事例を紹介したりするだけでは面白くないので、それなりに工夫するようにはしています。去年、中小企業支援に関連して支援機関の在り方についてお話ししたことがあります。その際には、支援機関利用者のインタビュー動画を用意してスライドの途中で流しました。思いのほか好評で、終了後のアンケートでも「わざわざインタビュー動画を用意してくれたことに感謝」などと書いていただけました。プロとして仕事の依頼を受けたからには、常に改良し工夫し、より良いコンテンツを提供するように心がけています。

名刺交換の様子

講演後に名刺交換させてもらえたらうれしいです

フォロワー数よりも大事なこと

毎週金曜日にポッドキャストを配信しています。これまでに63回配信していて、再生数はボチボチといった感じ。自らをポッドキャスターと名乗るほどの再生数ではなく、若干のリスナーさんが毎回耳を傾けてくれているようです。より多くの人に聞いてもらえればそれに越したことはありませんが、フォロワー数よりも大事なのは継続して聞いていただける方が1人でも存在すること。「ゼロ」ではないのが何よりの励みになっています。

そんな私のポッドキャストですが、今週の再生数は大きく跳ねていました。どなたか私のことをリサーチしているのか、それとも単純に番組に興味を持ってくれたのか。何はともあれ、良くも悪くも興味を持ってくれたことには間違いないので、再生してもらえるのは嬉しいことです。

顧問先に情報発信に注力するように提案する時、フォロワー数など数字に惑わされないようにお伝えしています。フォロワー数だけを増やそうとするのであれば(ルール違反なのでしょうが)お金を使えばそれなりに増やすことも可能です。ただし、実態のないフォロワーを増やしたところで熱心なファンに育ってくれるわけもなく、何の意味もありません。フォロワー数を増やすよりも大事なのは、たった1人でも熱心なファンを作ることです。

ある顧問先のInstagramのフォロワー数は数百人程度。最近は大きく増えることもなく横ばい状態が続いています。それでもこのアカウントが成功だと考えているのには根拠があって、経営者の世界観を理解してもらうのに役立っていて、また、実際の仕事につながっているからです。フォロワー数を増やそうと躍起になるのは時代遅れ。ファンを増やし、仕事につなげることができれば、それで成功なのです。


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ポッドキャスト「茶わん屋の十四代目 商いラジオ」を毎週金曜日10:00に配信しています

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