情報発信にマンネリを感じたらすべきこと
情報発信を続けているとスランプに陥ることがあります。スランプとまでは言わなくても、自分が取り組んでいる内容にマンネリを感じてしまうことがあります。そんなときにどうしているか、書いてみます。
新しいトピックを探す
このブログを2年以上、毎日更新し続けています。何が一番大変かというと、その日に書くネタを探すことです。ネタさえ見つかれば早いと30分ほどで書き上げることもできますが、朝から考え始めて夕方になってもネタが思いつかないこともあります。そうした日々が続いたときに、私が心がけているのは他のブログなどを参考に新しいトピックを探すことです。
あるブログから参考にさせてもらったのは趣味の話を増やすこと。そのブログでは、趣味のカメラやトライアスロンについて時々触れています。専門家(士業)として発信するコンテンツのほかに、自己開示の一環として趣味のことについてもたくさん書いています。私もそれを真似して、最近は茶道やアマチュア無線についても触れるようにし始めています。ブログを始めた当初は、中小企業支援や経営に関するネタばかり書いていましたが、このところ趣味の話が増えているのはそういった事情なのです。
もしネタを考えるのに行き詰まったら、どなたか他の方の発信を参考にしてみるのが手っ取り早いです。コンテンツを真似するわけではないので、堂々と参考にさせてもらいましょう。
媒体を増やす
情報発信を続けていて、マンネリ化してきたときに私が行ってきたのは発信する媒体を増やすことです。当初はこのブログだけで情報発信をしていましたが、その次にポッドキャストを始めました。
以前にコミュニティーFMの番組に出ていた経験を生かし、中小企業支援や経営について語る音声メディアを立ち上げることにしたのです。アシスタントのにしべちえさんとお話しする内容はこのブログで書いていることがベースになっています。全くゼロからコンテンツを生み出す必要がないため、2つ目の媒体といってもそれほど負担感はありません。逆に、テキストが主体のブログとは違う音声で伝えるメディアを持つことで、自分自身も楽しみながら取り組むことができています。
ポッドキャストの配信回数は今月で60回を超えます。毎週金曜日午前10時に配信しているので、来年の春には100回目の配信をすることができそう。ブログと比べるとまだまだ多くの方に届けることができていませんが、まずは100回を目標にコツコツと続けているところです。
次に立ち上げた媒体はメルマガ。以前から特定のグループ向けにメルマガを発信していましたが、今度新たに不特定多数の方を対象に新たにメルマガを配信することにしました。プラットフォームには「まぐまぐ」を利用することにしていて、ちょうど審査が完了しこれから配信することが可能になったところです。想定している読者はもちろん、地方中小企業の経営者です。
「2024年にもなって今さらメルマガかよ!」と思われる方もいるかもしれませんが、メルマガの持つ力は侮れません。今日も特定のグループ向けにメルマガの最新号を配信したところ、読者の方に呼び止められて30分間も話し込んでしまいました。最後におまけのように載せているコラムについて興味を持ってくれたようです。新たに配信するメルマガがどれだけ多くの方の目に触れるかは分かりませんが、これまでの情報発信と同じくコツコツと続けていくことが何より大事だと考えています。
それでも継続する
身も蓋もない言い方になりますが、情報発信を一度始めたのであれば、マンネリに陥ろうがどうなろうが継続することが何より大事です。情報発信はまず初めて、そして継続することが何よりも重要。ほとんどの人が情報発信をそもそも手がけていないからこそ、そして、さらにはごく一部の人が情報発信を始めていたとしてもほんの数回の発信で途切れてしまっていることが多いからこそ、継続するだけで競合に差をつけることが可能になるのです。
情報発信がなかなか続かない事業者さんに私がする例え話を紹介します。幼稚園児などはなかなか毎日の歯磨きをきちんとすることができないかもしれません。でも大人になって歯磨きをできない人はいません。朝晩の歯磨きをほとんどの人がしているはずです。情報発信も同じ。当初はなかなか続けられないかもしれないけれども、それでもコツコツと続けていれば、やがて毎日の歯磨きのように、自分の生活にとって欠かせないものになります。
マンネリを感じるようになったという事はそれだけ継続して何かを発信している証でもあります。何があっても自分のペースで発信し続けることが、新しい世界を切り開くことにつながると信じています。
ポッドキャスト「茶わん屋の十四代目 商いラジオ」を毎週金曜日10:00に配信しています
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