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コラム

あれだけ嫌いな登山をしている理由

今日は福岡市西区にある叶岳に登ってきました。

叶岳に登ったのはアマチュア無線で遊ぶため

アマチュア無線で交信をしようと、自宅から近い叶岳に登ってきました。私が持っている無線機は出力が5ワット。免許の種類によっては100ワットで運用する局長さんもいるらしいので、かなり非力な無線機です。その無線機でできるだけ多くの局長さんと交信しようとすると、少しでも高いところから電波を出す必要があります。

これまで出かけたのは能古島の展望台、玄界島にある遠見山です。それぞれ福岡市内を見渡せるロケーションだったので、交信を楽しむことができました。変わったロケーションから電波を出すというのも、多くの局長さんと交信してもらうためのポイント。毎回同じ場所からばかりでは飽きられてしまうようなので、今回はまた新たな交信場所を求めて叶岳に登ってみることにしたのです。

叶岳の標高は341メートル。登山口までは自宅の最寄り駅からバスで20分ほど。住宅街に突如現れる公園に隣接して神社があり、その横が登山口でした。登り始めてから頂上までは約30分、登山アプリのペースタイムより少し早めに山頂に到達しました。山頂にはトイレやベンチがあり、また適度に木が茂っているので日差しも遮られています。10時前からちょうど昼頃まで、いくつかの局長さんと交信してもらうことができました。思っていたよりも交信数は稼げなかったものの、相手あっての遊びなのでそういうものです。どなかたに応答してもらえただけよかったです。

低山とはいえ油断できないと思い知った

今日叶岳に登っていくつか反省すべき点がありました。まず1つ目が、低い山といってもトレッキングポールは必要だということ。朝、バスの時間に合わせてバタバタと出発したのでトレッキングポールをリュックに入れ忘れてしまいました。幸い、登山口に竹の杖がいくつか用意されていたのでお借りすることができ、トレッキングポール代わりにすることができました。もしこの竹の杖がなければ相当苦労していたと思います。これからは標高にかかわらず、トレッキングポールを忘れないようにしなければいけません。

もう一つの反省はトレッキングシューズを履かないと危ないということ。いつもの街歩き用の靴で出かけたところ、何箇所か滑ってしまうところがありました。帰りのバス停に着いてから靴の裏側を見てみたところ、かなりすり減っていることがわかりました。どうりでつるつる滑るわけです。トレッキングシューズまでいかないまでもアウトドア用の靴だったので油断していました。この先も何箇所か山に登るつもりではいるので、トレッキングシューズを手に入れようと思います。低山とはいえ、山は山。今日の叶岳でもハシゴや鎖がかかっている場所を通る必要がありました。標高だけで判断せずに、万全の装備が必要だと反省しています。

登山アプリのYAMAPは必須。サブスクで年間契約をしています。家族に居場所を知らせてくれる見守り機能があるので、わざわざLINEで「これから登る」とか「帰りのバス停まで着いた」などと連絡する必要がありません。もちろん登山ルートを地図上で示してくれるので、道迷いのリスクを軽減することもできます。私のように本格的に登山をするのが目的でなく、少しでも高いところからアマチュア無線で遊びたいだけの人間にとっても必要なアプリです。

叶岳山頂のベンチでアマチュア無線で遊んでいる様子

叶岳の山頂からCQを出しました

富士山には登ったことがあるけれど

これまで登山らしい登山と言うと、小学校から高校にかけて林間学校みたいなので登った山と、社会人になってから部活の後輩と登った富士山だけです。決して登山は好きな方ではなく、逆に面倒くさいと敬遠していたくらいです。富士山に登ったのも「富士山に登った」と人に自慢したいから登っただけ。あんなに体力的に辛い思いをするとわかっていたなら絶対に登りませんでした。

もちろん、今後も登山を目的に少しずつ高い山に登っていこうなどとは全く考えていません。市街地が見渡せる低山を探して、アマチュア無線での交信を目的に登るだけのことです。先日は自宅近くの観覧車から交信を試みましたが、鉄骨やモーターのおかげでノイズがひどく、快適な交信を楽しむことはできませんでした。やはり、周囲に遮るものがない山の頂上の方がロケーションとしては優れているようです。ベテランの局長さんと交信していると、「どこどこの山がいいよ」などと教えてもらえるのはありがたい限りです。次は城山に登ってみようと考えています。


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