購入したばかりのNikon Zfですが試写程度しかしておらず、まだ外に持ち出していません。どうしてこんなことになっているのかについて書いてみます。

息子が撮影を嫌がるようになった

一番大きな理由は息子が撮らせてくれなくなったから。少し前までは外食の時などいくらでも撮らせてくれたのに、最近は顔をしかめて嫌がります。まったく撮影させてくれなくなってしまいました。実家の母親に画像を送ると「もう撮るのやめてあげなさい」などと言われる始末。本人からも周りからも嫌がられています。冷静になって今までの私の写真を見返すと、被写体のほとんどは実家で飼っていた猫と息子。被写体が無くなったので、カメラを操る機会も減ってしまいました。当たり前のことに気づいて、今更ながら愕然としています。

スナップ写真に興味はあるので、ひとりで街歩きするのは良さそう。ただ、４６歳の男性がカメラを持ってうろうろするというのはいかにも不審。周りに迷惑を掛けないように行動しないといけないですね。明日からの連休後半は最終日午前中に予定があるのみなので、どこかでZfを持ち出してみることにします。博多周辺の雰囲気がありそうなところを歩いてみるか、和菓子屋巡りをしてみるのも面白そうです。

望遠ズームレンズを手放した

息子が写真に撮られるのを嫌がるようになったといっても、出場する陸上競技会だけは撮影してもらいたい様子。このあいだまで所有していたCanon R7の連写性能を最大限に駆使して撮影していたものです。しかし、Nikon Zfに買い替えた時にRFマウントの望遠ズームレンズを手放してしまっています。Zマウント用の望遠ズームレンズを買えば良いのでしょうが、毎週、競技会があるわけでもなくついつい手に入れないまま今に至っています。

陸上競技場で使える、Zマウントの望遠ズームレンズというとTAMRONの150-500mm F/5-6.7 Di III VC VXDが良さそうです。実売価格で15万円程度。年に数回しか使わないのであればレンタルも選択肢。月末に予定されている体育祭に合わせて、試しにレンタルしてみることにします。さっそくRentioというサービスに登録して申し込みました。元々、私は単焦点レンズが好きで、望遠ズームレンズを所有することにこだわりはありません。今後の出場予定を確認していろいろ選択肢を検討してみることにします。

話はそれますが、なぜ単焦点レンズが好きかというとズームレンズにない割り切った感じに惹かれます。今でも手放したのを後悔しているのは、Nikkor Ai-s 28mm f2.8という単焦点レンズ。Nikonのフィルムカメラを使い始めた時にレンズだけは新品で購入したものです。当時はまさか生産中止になるなんて想像もしておらず、何かの拍子に下取りに出してしまいました。同じく単焦点のNikkor Ai-s 50mm f1.4は京都にいた時に購入したレンズ。同じ間違いを繰り返さないように大事に使い続けています。

アマチュア無線にハマっている

毎週のように親子で出かけることが減り、代わりにアマチュア無線で遊ぶ機会が増えています。免許を取ってからしばらく放置していたのを、今年になってから交信を楽しみ始めるようになりました。

３月には自宅から近い能古島に出かけて展望台から初めてのCQを出してみました。CQとは不特定のアマチュア無線局に対する通信の呼びかけのこと。最初はなかなか勇気が必要な行為だったのですが、次から次へと応答してもらい無事に交信を楽しむことができました。

また、ハンディ機をひとつ買い足してD-STARを楽しめるようになったのも大きいです。D-STARとはレピーターとインターネットを用いて遠隔地とも通信できるアマチュア無線の通信システムのこと。直接、電波が繋がらないエリアの無線局とも交信することができます。新しい無線機を使いD-STARでCQを出したところ、これまたいくつかの局長さんに応答してもらうことができ、遠いところだと大阪の局長さんとお話ししました。

こうしてアマチュア無線をしようとすると、どうしても荷物はできるだけ小さくしたくなります。無線機に加えてカメラを持ち運ぶとなるとかなりの重量になってしまうので、これまでZfを一緒に持っていったことはありません。どんなところで交信していたか記録に残す程度ならiPhoneで十分ということもあります。わざわざフルサイズのカメラを持ち運ぶ気にはなれません。

手に入れたばかりのZfですがまだ私の愛機になるまでは時間が掛かりそうです。

---

ポッドキャスト「茶わん屋の十四代目　商いラジオ」を毎週金曜日10:00に配信しています