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コラム

署名(サイン)を作っておいてよかったという話

自分オリジナルの署名(サイン)を作っていたので、ひさしぶりに書いてみました。印鑑レスが浸透してきているからこそ、自署が求められる場面も増えていくことでしょう。楷書で書いても良いのですが、サインを用意しておいたら選択肢を増やすことができます。

QSLカードに署名して投函した

先月までのアマチュア無線の交信で、QSLカードの交換を希望された方へカードを発行しました。島根県の施設にまとめて送れば、交信相手に転送されるというもの。最近は処理が追い付かずに一年以上経ってからカードが転送されるなど問題になっているようですが、カードの交換もアマチュア無線の楽しみの一つなので発行させてもらいました。

ちなみにQSLカードの交換サービスを受けられるのは、原則、JARL(一般社団法人日本アマチュア無線連盟)の会員のみ。もちろん私もJARL会員です。JARLは、いわばアマチュア無線を趣味とする人々のためのロビー団体なのに、近年は内紛が続いているよう。同質性の高い組織は持続可能性が損なわれるものだなぁと、興味深く活動を見守っています。

そのQSLカードに最後に書き加えたのが自分の署名(サイン)です。以前にデザイナーに作成してもらっていたものがあったので、確かに私が発行したカードであると示すために記入してみました。氏名などを書いたり押印したりする人もいるようですが、趣味の世界で個人情報を積極的に開示する必要もないだろうと考えてサインを選んだものです。

サインをデザインしてもらったのは2015年のこと。ふと作りたくなってデザイン会社に依頼しました。何案か候補を作ってもらった後に最終バージョンを選び、納品はCD-ROMで送られてきました。サインの見本と練習用データが収納されていて、後は好きなだけ練習して自分で書けるようにするだけ。数年前にiPad Proにデータで取り込み、Apple Pencilで練習できるようにしていました。

といっても実際にサインを使う場面がなかったのが実際のところで、最初の頃こそおもしろがって練習していましたがいつしか忘れてしまっていました。ふと思い出したのがQSLカードを書いていた時でした。私のコールサインを記載する欄はあるものの、そのほかに名前などを書くことまで求められていません。署名でも入れておこうかなと思い出したのです。ひさしぶりに自分のサインを書いてみましたが、なんとなく体で覚えていて何度か練習したらスラスラと書けるように。QSLカードへいつものボールペンを使って、付け加えることができました。

押印の機会が減ってきている

押印の機会が減ってきたとはいえ、つねに認印を持ち歩いています。顧問先の議事録などに押印を求められる機会があるからです。家業の代表取締役を務めていた時からの習慣で、いつでも押印できるように備えています。

家業には何人か同じ苗字の人がいたので、私の印鑑は基本的にフルネームばかり。関与先に置いているシャチハタも「岡田高幸」とフルネームですし、持ち歩いている認印も同様。家業の代表取締役に就任すると決まった時に、京都大丸で作った記念のものもあります。

代表取締役を務めていた間は、金融機関からの求めに応じて借り換えの手続きなどで多くの押印をしました。この場合は実印です。手続きのたびに印鑑証明書を用意しておいて、流れ作業のようにして実印を押していきました。在任中、押印に失敗したことはなかったはず。代表取締役の業務の中でも、最も集中していたからかもしれません。

アマチュア無線のアンテナと青空

QSLカードを発行しました

請求書は押印無しで作成

今日は月初なので顧問先に請求書を送りました。以前は印刷して押印したものをレターパックで郵送していましたが、今ではすべて印鑑レスでWeb上で完結しています。零細な個人事業主の私は少しでも事務の手間を軽減したいので、ペーパーレス、印鑑レスの流れが加速するのは大歓迎です。

freee上で請求書を作成し、そのままメールしてしまえるのは便利です。1社だけ紙で送って欲しいとのことなので、日本郵便のWebゆうびんというサービスを使っています。こちらでPDFをアップロードすれば、郵便局で印刷して配達してもらえるというサービスで、自宅にプリンターを用意しておく必要がなくなりました。とりあえず紙で欲しいと言っていた顧問先も、特に問題なく処理してくれています。


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