地方中小企業が持続可能性を高めるための踏み台になります

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コラム

最近、届いた連絡とその内容

ここ数日もらった連絡を差しさわりない範囲で紹介してみます。

顧問先が助成金を受給できることになった

顧問先がかねてから申請していた助成金が、無事に受給できることになったそうです。普段は補助金や助成金関連の業務は手掛けていませんが、今回はいろいろ事情があってお手伝いすることになりました。

そもそもこの助成金を見つけ出してきたのも私。経営者の困りごとを聞いているうちに、ちょうど良さそうな制度を見つけたのでご紹介することにしました。当初は紹介するだけのつもりでしたが、申請書類を作成する段階でも添削をさせてもらいました。審査する側に刺さるような文書を作るとなると、事業所の事務担当者だけでは困難だったようです。申請後はしばらく音沙汰なかったものの、主催者が見学に来るなどしていたのでほぼ内定だろうと考えていました。無事に受給することができたと連絡をいただけて、ほっとしているところです。

補助金などは「使える制度」なのであれば活用すればよいと考えています。ただ、多くの企業や団体が「補助金」と聞くと天から降ってくるお金と勘違いしてしまうようなのにはあきれるばかり。中には「補助金をもらうためには何をすればよいですか」などと相談に来る人もいて、罪深い制度だなと感じることもあります。

補助金はあくまで補助。助成金はあくまで助成。本業で価値を生み出すための支えとして活用すべきものであって、受給することが目的になってしまっては本末転倒もいいところです。世の中には補助金に特化したコンサルタントなどもいるようですが、事業の持続可能性を損なうことの無いように事業者と対話してもらいたいと思います。

アマチュア無線のQSLカードを初めてもらった

先日、アマチュア無線で交信をした人からQSLカードが届きました。アマチュア無線には交信の記録をカードにして交換する制度があって、QSLカードといいます。私がQSLカードをいただくのは今回が初めて。それほど多くの交信をしているわけではないですし、さらに私が好きな周波数帯でカードの交換を希望する人も年々減っているようで、今回ようやく初めてのカードをいただくことができました。

アマチュア無線の交信で何を話すかというと、お互いにどんな場所で交信しているかだとか、どんな無線機・アンテナを使っているかといったことです。誰もがスマホを持っている時代にわざわざ電波を介して顔も知らない人と繋がるというのは一周回って新鮮な体験。恐る恐るしていた交信もこの頃、ようやく楽しめるようになってきました。

交信で心がけているのは地方中小企業の経営者に対するのと同じように話すこと。「お話しできてうれしいです」だとか、「この後も良い休日をお過ごしください」といったように、感情を込めてちょっとした一言を付け加えることで相手との距離がぐっと縮まるように感じます。経営者と話すときには、彼ら彼女たちに敬意を持って心から共感するようにしています。元茶わん屋の私にとっては経営者との対話はすべてが貴重な学びの機会です。そんな機会を作ってもらっていることに対して、素直に感謝するようにしています。

一万円札と封筒

助成金制度に振り回されないようにしましょう

コミュニティを運営するための良質なコンテンツ

ある異業種交流会というか経営者団体に加入させてもらっています。ただし、ここしばらくは出席することができないとお伝えしていて事実上の休眠状態。いつかまた参加できるようになれたらうれしいなと思っています。

その団体が毎月開催している例会の案内がメールで届きました。私はもちろん欠席なのですが、他の会員も多くいる(はず)なので今月も開催されることだろうと思い込んでいました。ところが数日後に事務局から届いたのは、参加者が少ないので開催しないことになったという連絡。例の病気が流行っていた頃には開催しないこともありましたが、残念なことです。

毎月、会員による報告や卓話が企画される会で、私も何度かお話しする機会をもらったことがあります。魅力的な企画でなかったから集まりが悪かったのか、単に日程が合わなかっただけなのか。

こうしたコミュニティを運営し継続させるというのはそれなりに労力がいることです。特に忙しい経営者ばかりが会員なので、良質なコンテンツを用意できなければ足が遠のいてしまうこともあるのでしょう。過去からの出席率などを分析するところから始めて、今後の企画について場当たり的に決めるのではなくて会員目線で方向を定めたらよいのかなと思っています。


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