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コラム

初めてCQを出したら、初交信の局長と交信できた

今日は何も予定がなかったのでアマチュア無線を楽しんできました。

能古島へ

近くに能古島という島があるので、市営の渡し船に乗ってアマチュア無線をしに行ってきました。渡船場に降り立つとすぐに西鉄バスが待ち構えていて、ほとんどの人は終点のレジャー施設へ向かう模様。私は途中で下車して展望台へと向かいます。博多湾が見渡せるロケーションで、花粉が気になるものの風も穏やかで気持ちの良い場所。10時から2時間ほどアマチュア無線で交信を試みてみました。

今回は初めてCQを出してみることと、POTA(Parks on the air)に挑戦してみることが目標でした。無線機の電源を入れた途端にちょうどCQを出している局長さんがいらしたのでさっそく交信。普段は応答が少ないとのことで私との交信を喜んでもらえました。

最初の交信を終えたら、周波数の状況を確認して初めてのCQを出すことに。CQとは「不特定のアマチュア局に対しての通信の呼掛け」で、自分のコールサインを伝えて交信をお願いする行為。最初の局長さんと交信を済ませていたせいか緊張せずに行うことができて、続けて3局とお話しできました。最後の1局はそろそろ片付けようかなと思っていたら、呼び出していただけたもの。私とお話ししたいと待っていてくれたそうです。能古島で運用している局のQSLカードが欲しかったとのことで喜んでもらえました。

POTA(Parks on the air)とは、世界中の指定されている公園から無線運用する遊びの仕組み。公園に出向いて電波を出すアクティベーターと、そのアクティベーターと交信するハンターで成り立っているそう。なんだか難しそうですが、交信ログを提出するだけなので特に難しいことはないはずです(まだよくわかってない)。祖母の自宅近くの公園や、高校ボート部で入り浸っていた戸田公園も指定されていて、公園を巡るきっかけになります。能古島は玄海国定公園に含まれていて、POTAではJP-0148と指定されています。自宅からの交信だけでは変化がないなと感じていた私にはちょうどよさそうなので、しばらくPOTAに取り組んでみようと思っているところです。

今日の交信ログもさっそくアップロードしておきました。交信した局長さん方はPOTAにいまいち関心が無いようで残念でしたが、出張や墓参りの際にちょっと無線を楽しむきっかけにできそうです。

初めて交信するという局長さん

今日お話ししたうちのお一人はなんと初交信でした。お声の感じからしてだいぶ年上の方のように思われましたが、開局してまだ1年も経っていないそう。私みたいなのが初交信で申し訳なかったです。こちらの方ともQSLカードを交換することとしました。

自分も初交信の時はとても緊張したのを憶えています。ボーイスカウトの記念局のCQに応答したもので、ちょうど電源を入れていたVX-3で電波の状況があまり良くない中、なんとか交信したのが懐かしいです。そういえば、その時のQSLカードはまだ届いていません。最初の交信なので記念に取っておきたかったのですが、1年半近く経っても届かないです。紙のQSLカードを残すなら残すでしっかりと運用していただきたいですね。

息子もアマチュア無線を開局していますが交信には全く興味が無いようです。自由研究でアンテナを作っただけで、その後はまったく関心を示さなくなりました。今は部活と友達とプラモデルが楽しいようで何よりです。そういえば私も中学生の頃が最も楽しかったかもしれません。中学校生活もあと1年、楽しく日々を過ごして欲しいと思っています。勉強はどこかでどうにかなることでしょう。

能古島展望台

能古島展望台は気持ちの良い場所でした

アマチュア無線にも多様性が必要

アマチュア無線の交信を聞いていると男性(と思われる人)の声ばかりが聞こえてきます。女性や子どもは私が耳を澄ませてきた範囲内ではほぼゼロ。かなり偏った世界の趣味になってしまっている印象です。同質性の高い世界の居心地は良いのでしょうが、持続可能性は損なわれてしまいがち。アマチュア無線という歴史のある趣味が今後も多くの人に楽しまれるようにするには、女性や子どもにも楽しんでもらえる仕組み作りが必要なのではないかと思います。

女性かつ子どもがアマチュア無線をしている場面があった映画は「コンタクト」ですね。宇宙ものの映画が好きなので何回か観ています。他にもアマチュア無線が出てくる映画があるようで「オーロラの彼方へ」というのもいつか観てみたいものです。


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