地方中小企業が持続可能性を高めるための踏み台になります

050-3557-7157

コラム

メルカリでCanonのストロボを売却して考えたこと

カメラを買い替えた際に不要となったものをメルカリで売却してみました。

Canon 430EX III-RTを売却した

先日、Canon R7とレンズ一式を下取りに出して、Nikon Zfを手に入れました。ところが下取りに入れ忘れたものがあり、処分に困ってメルカリで売却することに。

出品したのはCanon 430EX III-RTというストロボ。R7には内臓ストロボが無くて、物撮り用にと中古品を購入しておいたものです。実際に使ったのはテストの一回のみで、マクロレンズと組み合わせて光の当て方を試行錯誤してみました。その後、ケースに入れたまま机の上に置き忘れていたもので、メルカリに出品しようと調べてみるとどうやら17,000円くらいの値が付く模様。ささっと撮影して出品したところ、翌日には売れてしまいました。

すぐに発送しようとすると、ちょうどよい段ボール箱がなくて大きめの段ボールを切り貼りして工作することに。こうした作業は百貨店で配送作業をしていた当時を思い出します。社会人になって初めて配属された現場で、包装やのし紙の扱い方から接客まで学ばせてもらいました。同業他社との競争や百貨店社員とのあれやこれやがあって、刺激的な職場でした。

自宅すぐ近くにあるコンビニから発送して中一日で到着を確認。何事もなく取引は終了しました。

身軽な生活を目指す

ミニマリストに憧れることはありませんが、不用品をいつまでも持っていることは苦手です。売るのも面倒くさくなると、粗大ごみなどでさっさと処分してしまうこともしばしば。以前に引っ越した時には「過去3年間、手を触れなかったものをすべて処分する」と目標を掲げて物量を減らしたくらいです。その時、最も量を減らしたのが食器。元茶わん屋なので普通の家庭よりも多めの量を持っていたのは当たり前なのですが、明らかに収納しきれなくなっていたので多くを捨ててしまったことがあります。

仕事着なども同じ。特にシャツは消耗品だと思っていて、少しくたびれてきたなと感じてきたらすぐに捨ててしまうことにしています。補充分は季節外れのセールなどでまとめ買いしておき、翌シーズンまで保管しておきます。そろそろ来夏用の仕事着を補充しようかとリサーチを始めているところです。ユニクロの感動パンツ2WAYストレッチは昨年同様に2本購入しておこうと考えていて、加えてシャツを若干数補充しなければいけません。一頃と比べるとユニクロも格安感が薄れてきたような気がしますが、百貨店などで買うことを考えるとまだまだお値打ちですね。

息子が中学生なので文房具も溜まりがちです。特に鉛筆が何本も残されていて、何か考え事をするときに殴り書きのメモを取るのに重宝しています。先日、おもちゃなどを片付けた時には、鉛筆以外のペンなどをごっそりと処分してしまいました。もったいないからと取っておいても永遠に出番がなさそうなものばかりで、身軽に生活するためにも整理することに。100円ショップで買ったようなケースに入っていることがほとんどで、こうしたケースはかさばるので好きではありません。

身の回りに物があふれていると思考が(ますます)鈍くなるような気がして苦手です。デスクに不要な書類があふれているのも同じで、いつか参考になるかもとファイルなどを取っておくことができず、迷ったらばっさりとシュレッダーにかけてしまうことにしています。某関与先では前任者が大量の資料を残していましたが、1年以上経ってもまったく参考にする機会がなかったのできれいに処分してしまいました。紙の資料をとりあえず保存しておくというのは地方中小企業にはびこる悪癖の一つだと信じています。身の回りがすっきりしていると頭の中もすっきりするようで、整理整頓などといってダラダラと時間を掛けずに、さっさと処分してしまうように心がけています。

倉庫前のシャッター

ひさびさにメルカリで売却しました

整理整頓清掃清潔躾

かつての家業は大量の長期滞留在庫を抱えていました。「いつか売れるはず」「在庫はお金と同じ」といったように考えて在庫し続けてしまっていたものです。たまにバーゲンで売ろうとしても売価を思い切って下げないので売り切れなかったことがほとんど。倉庫代や入出庫に掛かる費用もばかにならず、頭を抱えていたものです。

その後、業績が悪化し続ける過程で財務的にも放置しておくことが許されなくなり、会計上の評価減を行い、売価も大きく下げてセールで投げ売りしてしまうことになりました。在庫を減らしてしまった後に、「なんでさっさと取り組んでおかなかったのだろう」と思わず考えたのは我ながら身勝手だと思います。当時関わってくれていたコンサルタントのアドバイスに基づいて実施した施策で、自分たちの当たり前が当たり前でないことに気づいた一つの事例でした。

長い間事業を営んでいると長期滞留在庫の他にもさまざまな事柄が澱んで知らず知らずのうちに思考を偏らせてしまいます。職場の整理整頓清掃清潔躾は事業を存続させるためにも必要な取り組みなのだと信じています。


ポッドキャスト「茶わん屋の十四代目 商いラジオ」を毎週金曜日10:00に配信しています

amazon musicのバナー

Listen on Apple Podcasts

関連記事

TOP