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コラム

Nikon Zfを手に取った感想

11月に予約していたNikon Zfをようやく入手しました。手に取ってみた感想を書いてみます。

軽い

ちょうどその前に触っていたカメラがNikon F2+NIKKOR S・C Auto 55mm f1.2だったせいか、Zfを手に取った最初の感想は「軽い」というもの。ひさびさのフルサイズセンサー機なので重量がありそうな気でいたのですが、実際に手に取ると圧倒的に軽くて取り回ししやすそうだと感じました。

このところAPS-C機ばかりを購入することが続いていて、フルサイズセンサー機を選んだのNikon D600以来です。D600も良い写真をたくさん撮れたのでお気に入りの機種でしたが、機材をGRだけにしようと売却してしまったのでした。当時、D600で愛用していたのがAF-S NIKKOR 28mm f/1.8G。きれいに映るのでお気に入りだったのに、ふと同じ28mmならGRだけでいいやと思いついてしまったのです。ともあれ、久々のフルサイズセンサー機の割に軽そうでほっとしています。

ストラップは当面、前からニコン機に付けていたPORTERとニコンのコラボを流用することに。本体がそれほど重くないので幅広のストラップでなくても大丈夫そうです。帯のアップサイクルでカメラストラップを作るのも近いうちに試してみる予定。ピークデザインのスライドを買うのは、息子のレースを撮影する用の望遠レンズを手に入れた時にしておきます。

キットレンズの40mm f2は見た目はaiレンズそっくり。ただし、触感はプラスチックっぽいものです。Nikon EMに付いていたレンズもプラスチックぽかったような。キットレンズだけあってZfとの相性は良さそうで、さっそく社外製フードを合わせてみました。純正のフードが用意されていないようなのはなんでなのでしょうか。レンズ保護と同時に、見た目も締まらないので私はフードを付けることにしました。

質感は「プラスチック」

Zf本体を触った感じはプラスチック感を強く感じます。昔のNikon EMに近いような雰囲気です。ダイヤルやレバーの感触はしっかりとしていて安心感があります。露出補正ダイヤルもついているので昔のフィルムカメラのような感覚で操作できます。反対にフィルムカメラを知らない世代の人がどう感じるのかは尋ねてみたいところです。

よくある、前ダイヤル・後ダイヤルというのは慣れれば便利なのでしょうが、直感的に何のためのダイヤルなのかを憶えられずCanon R7でもほとんど使わないままでした。その点、フィルムカメラと同じように軍艦部に独立した機能を持ったダイヤルが配置されているというのは、フィルムカメラから触っている者には何より安心感を与えてくれます。単に見た目のデザインがレトロ調だからというより、確実な操作を行うためにも軍艦部に配置されているダイヤルは絶大な効果を生み出しています。

ジウジアーロがデザインしたF3のような赤ラインは無し。ニコンファンとしてはちょっと寂しい感じです。何か大人の事情があって赤ラインは実装できなかったのでしょうか。

Nikon ZfとF2

Nikon ZfとF2

開封時のバッテリー残量がゼロだった

開封時のバッテリーは残量ゼロの状態でした。新品のカメラって、だいたい半分くらい充電されていることが多いような気がするのですが、初めて充電残量ゼロだったので最初は戸惑ってしまいました。スピンバイクを漕いでいた1時間くらい充電したら40%ほど充電することができ、いろいろ試すことができる状態になりました。

充電器は同梱されていないものの、Type-Cで充電可能なので特に不便は感じません。

予備バッテリーが必要かどうかはこれから持ち歩いてみてから判断しようと思います。モバイルバッテリーを持ち運んだ方がいいのか、予備バッテリーを購入してしまうのか。ちょっと悩むことになりそうです。私の撮影するペースだと予備バッテリーを持ち歩いてもほとんど使わないことがほとんどなんですよね。4月に東京・京都に行くことになりそうなので、その際にたくさん撮影してみることにします。

2013年発売のDfは購入せずに後から後悔したものでした。今にして思えばFマウントレンズをそのまま装着できるフルサイズ機なわけなので、今でも存在意義のある機種です。時は流れて、FM2にインスパイアされたZマウントのZfを手に入れることができました。今でもDfを使っている人がいるように、Zfでたくさん写真を撮りたいなと思っています。


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