日経産業新聞が休刊するらしい
今朝の日経産業新聞を読み始めたところ飛び込んできたのが「日経産業新聞、3月末休刊」という記事。中小企業支援家に転身してから、ずっと購読し続けてきたので驚いています。
日経産業新聞、3月末休刊 ビジネス報道を刷新します
日本経済新聞 電子版 2024/2/1
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO78111730R30C24A1X11000/
私の情報源は主に日経から
新聞から得られる情報が必ずしも絶対に正しいとは考えていませんが、それでも必要な情報をインプットするために日本経済新聞、日経産業新聞、日経MJを購読し続けています。ある新聞記者さんからは「日経は政府の情報を垂れ流しているだけだ」などと意見されたこともあります。でも、見解は人それぞれ。どの媒体が良いとか悪いとかではなく、情報を自分の責任で取捨選択すればよいと思っています。
私が日経3紙を読み続けているのは、広く浅く世間の情報を取り入れたいからということに尽きます。元々は京都の茶わん屋だった私が関心のある情報だけを選り好みしていると、中小企業支援家として多様な業界の経営者と渡り合うことなどできません。興味のない分野の情報こそ、積極的に取り入れようとするくらいでなければいけないと考えています。
そう考えた時に日経3紙というのはバランスがよく、毎日1~2時間くらいかけてでも目を通す価値があると思うのです。電子版も購読しているので記事をスクラップする手間が省けるのは大きいです。気になった記事は保存しておけばいつでも振り返ることが可能で、ブログを書くようになってからはネタを探すのにも重宝しています。
テレビはほとんど見ない
テレビはすっかり見なくなってしまいました。NHKのBSドキュメンタリーと映画を録画しているのと、朝のニュースを耳で聞いているくらいです。BSはチャンネル数が削減され、ドキュメンタリーの枠が減っているような気がして残念。テレビには私専用のHDDを繋いでいて、ドキュメンタリーと映画で2TBが埋まっています。そろそろ寿命を迎えそうなので、次はバッファローのNasneにするのも良いかもしれません。
民放はまったく見ることはなくなってしまいました。年々、騒々しいのが苦手になってきていて、バラエティなどが特別嫌いということはないのですが、わざわざ時間を作ってテレビの前に座って見ようという気が起きません。40歳を過ぎて人生の残り時間を意識するようになってからは、なおさら刹那的な楽しみのためのテレビ鑑賞という習慣は薄れてしまいました。
最近の日経産業新聞について感じていたこと
日経産業新聞が休刊してしまうというのは残念ですが、今にして思えば気になるところもありました。
誤解を恐れずに言えば、記事広告に近いような記事が多い印象です。大企業との付き合いが必要だからか、経営者の写真を大きく載せているような記事が散見されて、そうした記事に限って中身が薄いことが多いです。1面にそうした記事があるとがっかりしてしまうのが率直なところ。1面だからこそ、特に力の入った記事を読みたいと考えていたのは私だけでしょうか。
もう一つ気になったのが日経他紙の記事の使いまわしが多いこと。日経3紙間で同じ記事が掲載されていることがたまにあって、わざわざ3紙に目を通している私からするとなんだかなぁと感じてしまうわけです。経営上の都合なのか、編集作業上の都合なのか。特に日経産業新聞、日経MJを購読している人というのは日本経済新聞をかなりの確率で読んでいると思われるので、なんらかの事情で記事を使いまわすのであったとしても、記事をより深いものに仕立て直すなどの配慮をして欲しいなと思います。
少し苦言を呈してしまいましたが、あくまで「今にして思えば」というレベル。中小企業支援家に転身してからずっと愛読していた新聞が休刊してしまうのは悲しいことです。「売れる営業」だとか「企業信用調査マンの目」といった楽しみにしていた連載は、電子版で継続されるのでしょうか。
この1か月で私が保存した記事は日経3紙の合計で36本。そのうち日経産業新聞の記事が10本。ひとつの新聞がなくなるというのはそれだけ情報を得られる選択肢が狭まってしまうということ。「ビジネス報道を刷新します」とのことですが、これからも変わらず質の高い情報を発信してもらいたいと願っています。
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