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コラム

ポッドキャスト用のレコーダーを買い替えようと考えている話

ZOOM社のレコーダーを愛用しています。最初に購入したのがPod Trak P4。その後、買い足したのがH2n。どちらもポッドキャスト収録のために手に入れました。3月には新製品が発売予定とのこと。これまで使ってきた機種をふり返りつつ、新機種に期待しているところを書いてみます。

Pod Trak P4はオンラインセミナー配信時にも重宝している

前職でポッドキャストらしきものを始めようと思いついた時に、最初に揃えた道具の一つがZOOM社のPod Trak P4です。ZOOM社といってもビデオミーティングの会社とは別で、音響製品を製造販売している日本の会社の方です。

肝心のポッドキャストはすぐにコミュニティFMの番組に移行しましたが、その後、オンラインセミナーを配信するようになったときにPod Trak P4は音声ミキサーとして大活躍。コロナ禍に見舞われて最適な配信方法を試行錯誤していた時に、使いやすい道具に恵まれたのは幸いでした。

現在のポッドキャストを始めたのが昨年5月から。当初はPod Trak P4をメインの機材にしていましたが、マイクを用意したりするのが面倒くさくなってしまいました。製品ページでは「ポッドキャスターのための究極のレコーダー」と謳われていますが、私にとってはやや手軽さに欠けるという印象。この頃では持ち出すことも減ってしまっています。といってもオンラインセミナーを配信する時には必ず出番が発生するので、当面は所有し続けることでしょう。

ポッドキャストの収録に使っているのはH2n

現在、ポッドキャスト収録のメイン機材は同じZOOM社のH2n。同社ではハンディレコーダーとして位置づけられています。これに小さい三脚を挿してしまえば、外付けマイクを使用せずとも十分にきれいな音声を録音してくれます。Pod Trak P4より持ち運ぶ荷物の数が減るのは大きく、このところ使っているのはH2nとバックアップ用にiPhone14 Pro Maxです。

ところがH2nに問題が発生しました。メニューを選択するセレクトボタン?みたいなのが反応しない時があるのです。例えば電源を繫いで起動した時に真っ先に年月日を設定しなくてはいけませんが、数字を選択するためにセレクトボタンを上下させても3回に1回くらいしか反応しないのです。ちょっと困ったなぁというのが率直な感想。録音機能には何の問題もないものの、セレクトボタンが満足に反応しないというのはややストレスです。何かのトラブルに備えてiPhone14 Pro Maxでも録音するようにしていますが、あくまで緊急時のバックアップのつもり。H2nに代わるレコーダーを探さなくてはいけないようです。

そもそもH2nの発売日が2011年と今となっては10年以上前の機種です。機能でいえば32bitフロート録音に対応していないので、ゲイン調整が必要なのもやや不満。競合機は同機能を次々と実装しています。2024年まで販売されているというのはそれだけ信頼性の高い機種である証なのでしょうが、そろそろ次世代機の登場が望まれます。

ZOOM社から新製品が発表されました

ZOOM社から新製品が発表されました

ZOOM社からessentialシリーズが3月発売予定とリリースされた

とそんなことを考えながら、ZOOM社のウェブサイトを眺めていたら、昨日、essentialシリーズ3機種が3月頃に発売予定とリリースされていました。もちろん32bitフロート録音に対応していて、USBはType-Cに。発売と同時に買い替えることになりそうです。

3機種のうち、どれにするかは悩みどころで、H2nの単純な置き換えであれば、最も安いH1essentialで良さそう。ただ、将来的にゲストを招いて録音することなど想定すると、最上位のH6essentialかなとも思います。

ハンディレコーダーの最高峰

最も堅牢で多才。あらゆる状況に対応するハンディレコーダーのフラッグシップモデル『H6essential』。最大6トラックの32bitフロート・レコーディングで、かつてないクオリティと比類ない汎用性を提供します。

ウェブサイトではこのように告知されていて、迷ったら高機能のものを買っておけば間違いはなさそう。発売日まで悩んでみようと思います。

もちろんポッドキャストの収録は機材と同じくらい、収録環境にも左右されます。道具ばかりにこだわっていても、音が反響するような部屋で収録するとどうにも修正が効かないのは番組立ち上げ当初に学んでいること。そういう意味で、コミュニティセンター採do所の元小学校放送室を使わせてもらっているのはありがたいです。次回の収録日も決まったので、何をお話しするかなどまた準備をしなくてはいけません。40回を迎えたポッドキャストを、これからも細々と継続していきたいと考えています。


ポッドキャスト「茶わん屋の十四代目 商いラジオ」を毎週金曜日10:00に配信しています

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