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コラム

士業マーケティング ブログを書いている人にポッドキャストを勧める理由

私の情報発信はブログとポッドキャストとメルマガの3つ。ブログを書いているのであれば、ポッドキャストはまだ手掛けている人が少ないこともあって、ぜひ検討してもらいたい媒体です。

ブログでの情報発信

ブログでの情報発信は比較的多くの士業が試みているところです。目的がはっきりしていれば発信するメッセージも明確になるはず。言葉と文章で何かを伝える技術は士業には必須のスキルだと思っていて、士業とブログの相性は良いでしょう。私は情報発信のベースとして、ぜひブログを手掛けてもらいたいと考えています。

最近、ある士業のウェブサイトを見に行く機会がありました。いろいろと活躍されている人なのでどんな情報を発信しているのかと期待していましたが、残念なことに掲載されていたのは法改正などの情報だけ。それもおそらく業者から提供される記事の転載で、少しがっかりしてしまいました。

情報発信による集客を必要としていないのか、独自の立ち位置を築くための情報発信が不要なのか。何をどうするかはご本人が決めることですが、せっかくなら様々なコンテンツを発信したら良いのになと考えてしまいました。

コンテンツを流用するという発想

私がポッドキャストを始めようと思いついたのは1年位前のことです。まだブログを毎日更新し始めて1年経っていませんでしたが、せっかく書き連ねている記事を他の媒体にも転用したいと考えるようになりました。その時に真っ先に思いついたのがポッドキャスト。以前にコミュニティFMに出ていた記憶がまだ残っていたので、自分の音声メディアを持とうと思いついたのです。

ポッドキャストを始めるのに最も手間取ったのはカバーアートの製作でした。番組タイトルを表示する正方形の画像で、いわば看板みたいな役割を果たします。このカバーアートが素人臭いと残念な感じになってしまうので、デザイナーに依頼してそれらしいものを作ってもらいました。

反対にコンテンツ作りにはまったく苦労することはありませんでした。なぜならブログのコンテンツを流用しているから。「何を話すか」という点に思いを巡らす必要はまったくなくて、これまでのブログの記事をヒントにテーマを決めることができました。

多くの士業がブログを書いているのであれば、ポッドキャストも始めて独自の立ち位置をより強固なものにしてもらいたいと思います。資格や法律の知識を持っているのは士業であれば当たり前のことで、見込客から選んでもらうためにはさらに個性を発信しなければなりません。その点、音声メディアというのは顔を出す必要もなく、ブログを書いているのであれば負担感をそれほど感じることなく立ち上げることが可能でしょう。

スタジオにあるマイク

音声でも個性を伝えましょう

ポッドキャストを配信するための具体的な作業

収録は事前に作成しておいたメモを見ながらの録音。一言一句を記した台本ではなく、進行表程度のものです。ざっくりと10分間くらい話したら終了。このあたりのまとめ方はアシスタントのにしべちえさんがプロの腕を見せてくれます。

昨日の収録でにしべさんから「編集はどんな作業をしているのですか?」と聞かれました。確かに収録後の配信作業は私一人で行っているので、気になったのかもしれません。編集といっても、私のポッドキャストの場合は最低限の作業で済ませています。4,5回分をまとめて録音したデータを各回分に切り離し、アプリからアップロードするだけ。バックグラウンドミュージックを付けるのもアプリ上で完結するので細々とした作業はありません。各回のタイトルや内容を入力するのが手間といえば手間といった感じで、慣れてきた今では毎月一回30分くらいの作業です。

このように多少の作業はありますが、ポッドキャストを配信するにあたって最も重要なのは何を伝えるか。ブログを書いているのであれば、コンテンツはすでに手元にあるのでゼロから生み出す必要はありません。

文字媒体と音声メディアを持てば、それだけ多様な見込客に存在を知ってもらえる可能性が高まります。ブログを書いている士業に、さらにポッドキャストでも情報発信を行ってほしい理由はまさにここにあります。動画ほどまだ多くの人が手掛けていないポッドキャストだからこそ、早めに始めて自分の個性を伝える強力なツールに育てましょう。


ポッドキャスト「茶わん屋の十四代目 商いラジオ」を毎週金曜日10:00に配信しています

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