賀詞交歓会に出席しない理由
某組織から、賀詞交歓会の出欠状況が思わしくないのでできるだけ参加するようにと連絡が来ました。もちろん私は出席しません。賀詞交歓会だけでなく、大人数の宴会をなぜ避けることにしているのかを書いてみます。
組織力を知らしめるための賀詞交歓会だそう
賀詞交歓会の出欠状況が思わしくないというので某組織の支部長から年末の挨拶という名目で出席依頼が届きました。「ロビー活動をするためにも国会議員・地方議会議員との繋がりが欠かせないので、この機会に組織力を知らしめたい」といった趣旨のことが記載されていました。要は大人数であることを敵に見せつけたいから幹部以外も参加せよ、ということでしょう。
そこまでしないと集まらないような賀詞交歓会など止めてしまえばよいのにと思います。ただでさえ高額の年会費を収めているのに、会員が積極的に足を運ばないイベントなどに経費を使ってほしくありません。さらに呆れるのが会費の半額は会が負担するとのこと。会員から会費を集めて、その会費で賀詞交歓会を企画して、出席者が足りないからさらに会費をバックしてと、私にはもはやわけがわかりません。
この手の宴会は出席者全員に挨拶ができるわけでもなく、ごく一部の幹部のために開催されるようなもの。末端の会員がわざわざ参加するメリットを見出すことができません。
宴会には参加しないか最初だけで帰る
大人数の宴会には参加しないことにしています。参加することになっても乾杯だけでさっさと帰ることがほとんど。2時間もぼーっと時間を無駄にするくらいなら、さっさと帰って本でも読んでいたいのです。飲みたい人とは個別に飲みに行きたいというのが私の考え。誰と話したか思い出せないような宴会はどうにも苦手です。
家業の代表取締役を務めていた時に、百貨店の取引先会に呼ばれることがありました。お付き合いがあるので参加しますが、冒頭の乾杯を終えたらお世話になっている人に挨拶をしてさっさと退出してしまっていました。着席形式でどこのどなたかわからない人と相席になった時などは悲劇で、それなりに世間話をしながら時間を消化しなくてはいけません。宴会に呼ばれていったこちらがなんで気を遣いまくって疲れなくてはいけないのかと、いつも疑問に思っていました。
高校ボート部の周年記念でパーティーを開いたことがあります。実務の責任者を任せていただいて、後輩たちが企画するパーティーを成功させるためにバタバタと動き回った楽しい思い出です。この時、目標として定めたのが「ボートを一つ買えるくらいの利益を生み出す」ということ。漫然と宴会をやるのではなく、みんなで楽しく過ごして、それが現役のためにもなるようにしようと決めたのです。ゴールさえ決めたら後は後輩に任せるだけ。優秀な後輩たちがパーティーを成功に導いてくれたのは言うまでもありません。
どうせ宴会をやるのであればみんなにメリットが感じられる会にしてもらいたいものです。宴会のための宴会ほどお金と時間を無駄にするものはありません。特に「その他大勢」の立場で参加する者にとっては切実な願いです。
異業種交流会も同じ
商工会議所に加入していると各種の交流会に参加するように呼びかけがあります。会員限定で定期的に開催しているそう。この手の交流会にも私は参加したことがありません。名刺交換しただけで人脈ができるなんてことはなくて、逆にうさん臭い人に名刺を取られてしまうのが怖いからです。
宴会や交流会も不特定多数が集まる場という状況では似たようなもの。偶然の素晴らしい出会いが起こり得ることは否定しませんが、私にとってはデメリットばかりが目立ってしまいます。1日24時間、1年365日という限られた時間を生きているのであれば、自分と感性の合わないイベントには無理に参加したいとは思いません。
年末年始の宴会シーズンが続きますが、なんとなく参加してしまうイベントほど時間を無駄にするものはありません。気の合う人とは飲みに行きますが、賀詞交歓会だろうが新年会だろうが「宴会のための宴会」はこれからもできるだけ不参加という姿勢を貫いて行こうと思っています。
ちなみに新年会の最初の予定は5日。少人数で気の合う人々と楽しく飲んできます。
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