今日は今年最後のポッドキャスト収録でした。といっても配信は来月分。ひと足先に新しい年の仕事が始まりました。

配信50回目に何かをやろうかなという提案

今回の収録で39回目までを録り終えました。アシスタントのにしべさんとは、まずは100回を目標に配信しようと話しています。100回目に何かを企画するのは当然として、50回目も節目のタイミングとして何かしてみることに。順調に行けば来年4月12日配信回が50回目となるはず。ポッドキャストの企画というと、公開収録、一問一答、ゲストとのコラボなどが思いつきます。他にもプレゼント企画をしているところもありますね。さて何をしてみようか。

そんなことを考えながら検索していると、以下の面白そうな企画を見つけました。さっそくにしべさんに相談してエントリーしてみることにしました。

「Podcast Lab. Fukuoka」100本プロジェクト始動
https://rkb.jp/contents/202312/184857/

こうしたプロジェクトに参加させてもらえたら、他のポッドキャスターさんとも繋がることができて面白そうだなぁと楽しみにしています。さて参加できるでしょうか。

発信なくして発見なし

多くの地方中小企業と関わる日々ですが、率直に言って、情報発信を実施し継続できているところは1/3以下です。見込客に知ってもらうための努力を怠っていながら、「売上が下がっている」「集客に苦労している」などという言葉を経営者から聞いてしまうとがっかりしてしまいます。「発信なくして発見なし」という言葉を贈りたくなります。

商品・サービスを新たに生み出したとしても、見込客に認知されなければ選ばれることはありません。知ってもらえなければ、どんなに素晴らしい商品であっても購入されないのです。この当たり前のことをいざ自分が供給側に立つとすっかり忘れてしまうようで、多くの地方中小企業で「作りっぱなし」という状態が見受けられます。

情報発信の肝はまず始めて、そして継続することです。最初はどんなに拙くてもよいから始めることが最も重要で、その後反応を見ながらコンテンツを整えていけば良いのです。始める前から「炎上したらどうしよう」「問い合わせが殺到したら対応できない」などと妄想するのはおかしな話。まずは走り出して自分たちのペースを掴んでから無理なく続けられるようにしていきましょう。

と偉そうにお話しすることが多いので、私は自分でも情報発信を継続しています。まず始めたのがこのブログ。昨年５月から記事を書き続けていて、そのおかげで講演や顧問契約のご縁をいただくことができています。初対面の方から「ブログ読んでいますよ」と言われたこともあるので自分メディアを持つ威力を体感しているところです。

また今年５月からはポッドキャストも開始。以前にコミュニティFMの番組でもお世話になったにしべちえさんと共に毎週金曜日に10分程度の番組を配信しています。話している内容はブログで書いていることがベースになっているのでゼロから何かを考える必要はありません。複数の媒体を持つことで効率よく情報発信することが可能になっています。

音声メディアの可能性

情報発信の媒体は自分と相性が良さそうなものを好きに選べば良いでしょう。私の場合は動画なんて無理！と考え、特に深い理由もなくまずはブログを選びました。以前に勤務先のFacebookページとブログも運用していましたが、あくまで広報用のもの。本格的に自分メディアを運用するのはこのブログが初めてです。

ブログの記事が蓄積されてくると、他の媒体でも発信を始めたくなりました。ちょうど１年くらい前のことです。すぐに思いついたのがポッドキャスト。コミュニティFMでの経験が忘れられなかったので、ポッドキャストで再現したいと考えたのです。動画が隆盛を極めている一方で、音声メディアはこれからまだまだ伸びていく可能性がありそうだとも聞きます。流行廃りを意識しているわけではありませんが、手間暇掛けて飽和状態の動画に手を出すよりも、かつての経験を生かせるポッドキャストを始めることにしたのです。

関与先の経営者に情報発信をお勧めすると、XやYouTubeなどを用いることを思い浮かべる人がほとんど。見込客をしっかりイメージできていて、その見込客に何かを伝える手段がXやYouTubeだと考えるのであればそれで良いでしょう。でも安直にそれらを選ぶ前に、音声メディアの可能性についてもぜひ思いを巡らしてほしいなと思います。

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ポッドキャスト「茶わん屋の十四代目　商いラジオ」を毎週金曜日10:00に配信しています