士業マーケティング ブログを書いていたら新たな仕事に繋がった
昨年5月から書き続けているこのブログの目的は見込客と繋がること。あくまで、岡田事務所の仕事をいただくためのきっかけ作りとして行っている情報発信の一つです。先日も新たな仕事に結びつきました。
見込客に選ばれるために素の自分をさらけ出す勇気を持つ
詳細は書けませんが、このブログを流用しているメルマガを読んだ方から、地方中小企業が応募するある制度について関わってほしいと声を掛けてもらいました。ありがたいことです。ブログを書いてメルマガを発行していなかったら新たな仕事に結びつかなかったわけで、情報発信の効果をまた一つ体感することができました。
私がこのブログで心掛けていることの一つが、素の自分をさらけ出すことです。中小企業支援家として活動している私が何者で、どんなことを考えていて、何をしているのか。見込客に選んでもらうために必要な情報として、そのままの自分を理解してもらえるような情報を提供するように心掛けています。
具体的には、日本経済新聞のどの記事に注目して何を考えたか、どんな本を読んでいるのか、経営者とどのような対話をしているのか、仕事以外の時間をどのように過ごしているのか、もちろん中小企業支援にどのような姿勢で向き合っているのかなどを、日々1700文字以上を目標に書き続けています。
自分をさらけ出すというのは非常に勇気がいることです。「笑われたらどうしよう」「誰からも選ばれなかったらどうしよう」「既存顧客が離れてしまったらどうしよう」などと考えてしまいがち。でも、見込客から認知されて初めて仕事に繋がる可能性が生まれるのだから、まずは知ってもらうための努力を自分から始めなければいけないのです。
何か起こった場合は毅然と対応する
自分をさらけ出すことにリスクが無いとは言いません。個人情報そのものを出していなかったとしても機微に触れる情報を広く世界に伝えることになりますし、悪意のある人から誹謗中傷を受ける可能性もあることでしょう。でもリスクを取らないことには、その後ろにある果実を手にすることはできません。匿名で誰でも書けるような内容を発信していたところで、見込客から具体的な問い合わせに繋がることはあり得ないのです。
私の場合はこれまでトラブルに見舞われたことは皆無です。今後も何も起こらない保証はありませんが、今のところは取ったリスク以上の価値を手にすることができています。もちろん何か起こった場合は毅然と対応するつもり。泣き寝入りするなんてとんでもないことで、即座に全力で対処する覚悟を持って情報発信に取り組んでいます。
安直な程度の低い情報発信をしてしまい、自らトラブルを招き寄せた人を見聞きしたことがあります。世界に向けて自分をさらけ出すことへのリスクをリスクとして理解しておきつつ、楽しんで取り組むのが一番だと思っています。
背伸びをしたコンテンツでは見込客と関係性は構築できない
情報発信をしようとする人に多いのが、背伸びをしたコンテンツを発信しようとすること。普段の自分よりも良い姿を見せようとするのは人間の本能なのかもしれませんが、見込客との関係性構築を情報発信の目的としているのであれば本末転倒です。例えば、日常とかけ離れた豪華な食事ばかりを食べている様子や、大して繋がりのない人々と賑やかに過ごしている様子などを発信してしまうようなイメージです。
見込客の姿を具体的に持つことができているのであれば、何より重要なのは自分をそのまま伝えることだと理解できるでしょう。背伸びしたところで、その胡散臭さはあっという間に見抜かれてしまうもの。仮に騙されてしまった人がいたとしても、長く良好な関係性を構築することは無理でしょう。直接関われば、「あれ、ブログやSNSの様子と違うぞ」とバレてしまうからです。
情報発信の肝はまず始めて、そして継続することです。さらに付け加えるとしたら、「目的に合わせたコンテンツを誠実に発信すること」でしょうか。一頃のように自分を盛ったところで誰も騙されません。士業のように無形の商品を取り扱っているのであれば、一番の商品は自分自身です。その自分を素直にさらけ出すことが、情報発信を業務に繋げる第一歩になります。
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