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コラム

カーシェアリングを利用する時に考えていること

今日はカーシェアリングを利用して顧問先を回っていました。

自家用車を手放してカーシェアリングを利用している

昨年春に自家用車を手放し、カーシェアリングを契約して利用しています。月に1回か2回、顧問先などを回る際に運転していて、今日もちょうど帰ってきたばかりです。カーシェアリングの楽しいところは毎回、どの車種が割り当てられるかが直前までわからないところ。たまに割り当てられるホンダのN-BOXをキビキビと運転するのが好きです。今日はトヨタのライズで抜群に運転しやすく、ファミリーカーにするなら扱いやすそうだと感じました。

ただ、基本的に運転は面倒くさいタイプなので、自家用車を手放しただけで気分がだいぶすっきりしました。エンジンオイルを交換したり、タイヤの空気圧を気にしたり、給油タイミングを考えたりしなくて済むようになっただけで、日常生活のストレスが激減したくらいです。カーシェアリングなら予約して、乗って、返却するだけ。たまに給油をしなくてはいけないのが面倒なくらいで、今の私にはちょうど良い感じです。

元々、自動車を必要としない生活が長かったせいか、運転しないで済むならしたくないのです。自動車通勤を5年間経験しましたが、最初は新鮮だったもののすぐに面倒くさく感じるように。最後の頃にはコンビニや郵便ポストに行くのにもクルマを出さなくてはいけない生活に、ややストレスを感じるようになってしまっていました。地方では1人1台クルマが必要だというのを実体験したところですが、早く自動運転などが身近にならない限り、もう一度あの生活をしろと言われると困ってしまうのが率直なところです。

自営業にとって運転はリスクでしか無い

大型二種免許を保有していて、基本的に運転は安全重視(当たり前ですが)。高速でも80km/hくらいで十分で、追い越し車線を走行することなどほとんどありません。

そんな私がもっとも恐れているのは事故を起こしたり、もらうこと。自営業なのでケガでもしたら稼ぎがなくなってしまいますし、誰かにケガをさせてしまっても社会的な信用を失うことになります。運転ほどリスクの大きな行動は無いと思っていて、運転しなくて済むならできるだけしたくないと考えています。親子で出かける時も地下鉄やバスばかり。便利な場所に住んでいるので自動車に頼らずともまったく問題ありません。

同じように気を遣うのが脚立に登って作業する時。関与先で蛍光灯の交換など頼まれることがあるのですが、基本的には契約で定められた対象業務外なのでやんわりと断っています。万一、脚立から落ちてケガでもしたら、労災が適用されない立場なので補償を受けられないからです。周りからはどうやら高所恐怖症と勘違いされているみたいですが、できるだけ脚立に登らないように心掛けています。

福岡に来たばかりの頃、ある人物が飲酒運転をした事件のネット記事を見かけました。聞くところによると事件後に職を失って、関係団体の業務に就いていたそう。地域ではその話をするのはタブー視されていたようで、そんな事情を知らない私が口にしたところ、やんわりと注意を受けたことがあります。飲んだら乗るなというのは今さら強調するまでも無い当たり前のことですが、運転が身近な環境では過ちを犯してしまう確率も高まります。それまで運転=趣味のような東京で生活していた私にとって、運転のリスクを改めて身近に感じた出来事でした。

カーシェアリングのポート

今日もカーシェアリングを利用しました

自家用車を保有する人は激減していくはず

大きな自動車を運転できるといっても、私は取り回しの良い小さなクルマが好きです。たまに高速を走っていると、大きな車種ばかりが目について「みんな大きなクルマが好きだなぁ」と呟いています。もちろん趣味で自動車に乗っている人もいるわけで、それぞれ好きな自動車を選べば良いわけですが、ムダに大きなクルマばかりが目につくような気がするのは私だけでしょうか。みんなができるだけ小さな自動車に乗るようにしたら、それだけでだいぶ環境に優しい作用をもたらすと思うのですが。

地方に暮らしていると自動車があまりに身近な存在なので、ガソリン代などほぼ気にせずに給油をすることになります。他のことには節約志向の人でも、ガソリンだけは「無くなったら入れる」と条件反射のように行動している人がほとんど。私も週1回は給油が必要な生活をしていた頃は、ガソリン価格など気にせずに満タン給油を繰り返していたものです。

この先、自動運転のオンデマンドバスなどが実用化されたら自家用車の保有台数は激減していくことでしょう。その時、日本の自動車会社はどのように生き残っていくつもりなのか興味があります。海外で売り続けるのか、他の移動手段に活路を見出すのか。変化するものだけが生き残るというのは、地方中小企業だけでなく自動車会社にも当てはまることなのでしょう。


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