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コラム

立て続けに顧問先の経営者から連絡をもらった話など

今日は土曜日。特に着地を考えずに、最近起こったことなどをつらつらと書いてみます。

プレスリリースを書いた

ひさびさに顧問先の取り組み内容をプレスリリースにしてみました。社会性と季節性を掛け合わせた取り組みで、何より以前からの会社の理念に沿っているもの。存在や取り組みを広く知ってもらいたいからといって、地に足がついていない取り組みはその底の浅さをあっという間に見抜かれてしまいます。こうなるとPRどころか逆効果にもなりかねません。その点、今回はまったく問題なし。自信を持って取り組もうとし始めているところです。さっそくプレスリリースを会社から発信したところ、すぐに記者さんから取材依頼の連絡が入ったそうで、とても喜んでもらうことができました。

プレスリリースの書き方については多くの情報があるので、改めて私がお伝えするまでもないことでしょう。一つだけ私が気をつけていることがあるとすると、ヘッドコピー作成に9割の労力を割くということ。ヘッドコピーでどれだけ記者の目を引くことができるかどうかが、取材の可否に直結すると考えています。

先日、他の会社が作成したプレスリリース案を拝見する機会がありましたが、ダラダラとした説明が長かったり、イメージ画像が添付されていなかったりとイマイチでした。何よりヘッドコピーらしきものが見当たらなかったので、ぱっと眺めて何をする取り組みなのかがそもそも不明。そのままでは取材に結びつけることは難しそうだと感じました。

プレスリリースの読み手は記者です。記者の心に突き刺さるものを作成する必要があるのに、書き手が主役の文章を書いてしまう人がほとんど。記事や映像にする価値のあるネタですよ、というのを真っ直ぐに伝えましょう。

顧問先の経営者からの連絡が続いた

プレスリリースから取材依頼に結びついたと連絡をいただいた日には、他にも顧問先の経営者から連絡がありました。新規事業で営業活動に取り組んでいたところ、ダメ元でアプローチしてみた先とのアポイントメントが取れたというのです。ただの営業先ではなくて、自社よりも格上と考えていた会社とのアポイントメントだというので経営者はとても喜んで報告をしてくれました。

新規事業に取り組もうとすると新たな繋がりを構築する必要がありますが、経営者によっては「うちのような会社と組んでくれる会社などない」とか「大企業なんかが相手にしてくれるわけがない」などと取り組む前からあきらめてしまいがちです。そんな時に私が申し上げているのが、「どんな大企業も最初は零細企業からスタートしている」「最初の一歩を踏み出す勇気を持ってほしい」といったこと。まず行動しなくてはその後の成果を得られることなどありえず、行動する前から何かを諦めてほしくないのです。

特に、何十年も特定の既存事業だけに取り組んでいた会社は、新規事業に取り組む必要性を忘れてしまっています。既存事業がいつまでも成長のエンジンであり続けることなどなく、既存事業が稼ぐ力を失う前に次の事業を育てておく必要があります。この当たり前のことを忘れてしまっていると、既存事業がいつしか輝きを失うのと歩調を合わせて、会社自体が稼ぐ力を失っていってしまいます。

新規事業の第一歩は非常に泥臭いもの。いきなり売り上げが立つことなどなく、最初はご縁を繋ぐところから始まります。この地道な営業活動を経営者が先頭に立って取り組むことができるのは大きな強みです。格上と思っていた企業とアポイントメントが取れたと喜んでいる経営者は自ら電話をかけ続けています。成果が出るその日まで私もご支援を続けたいと思っています。

オフィスにあるファクス

記者クラブってファクスが好きですよね

メルマガのコラムを喜んでもらえた

ある特定のグループ向けにメルマガを発行しています。メルマガの最後にはコラムを載せるようにしていて、このブログの中からふさわしい記事を選んで流用しています。そのまま転載することもあれば、多少手直しすることも。読み手の顔ぶれを頭に思い浮かべながらコラムを用意しています。

先日、そのコラムの内容が参考になったと反応をいただきました。ひっそり載せているコラムなので読まれているかどうか怪しいものですが、こうして改めて感想などをもらえるのはとても嬉しいです。コラムがなくても成り立つメルマガであっても、わざわざ発信しているのだから少しでも内容を充実させたいと考えています。その一環で載せているコラムに、こうして興味を持ってくれる方が一人でもいるというのは心強いことです。

情報発信はまず始めて、そして継続することが何より重要です。関わる地方中小企業に情報発信からの売り上げアップを実現しようと勧めることが多いだけに、私自身も情報発信に積極的に取り組んでいきたいと考えています。


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