ポッドキャストを続ける秘訣と効果
今年5月からポッドキャストを配信しています。毎週金曜日10時に配信していて、今日がちょうどその配信日。音声メディアでの情報発信はぜひ多くの地方中小企業に取り組んでもらいたいと考えていて、ポッドキャストを続ける秘訣と効果について書いてみます。
三日坊主にならないための仕組み作り
私が配信しているポッドキャストは私とアシスタントの対話形式。一人だと絶対に継続できないだろうなと考えたので、最初からアシスタントに手伝ってもらっています。そのアシスタントは以前にコミュニティFMでもご一緒した、にしべちえさん。私があまり上手に話せるタイプではないのでうまくリードしてもらっています。
情報発信はまず始めて、継続することが何より重要です。ほとんどの人が継続できないからこそ、継続できているだけで成功したようなもの。競合が満足に情報発信できていないということは、それだけで独自の立ち位置を築くことに寄与しています。
ポッドキャストを始めるときにあれこれ準備していましたが、最も気を遣ったのは三日坊主にならないための仕組み作りです。アシスタントのにしべちえさんと一緒に話すことにした以外にも、毎週金曜日に例外なく配信することとし、カバーアートをデザイナーに依頼して用意したというのも、すべては継続するために手配したことです。
このブログを毎日更新すると宣言したように、ポッドキャストも毎週金曜日に配信すると宣言しました。最初に宣言することで自分の中であれこれと言い訳を作って先延ばしすることができなくなります。
またカバーアートも自分でそれらしいものを作ることもできたのでしょうが、デザイナーに依頼してきっちりとしたものを作ってもらいました。番組の看板をちゃんと作ったのだから途中で中途半端にやめてしまうのは格好悪いことです。退路を断って続けられるように仕向けました。
ポッドキャストを配信して生まれた効果
私が情報発信に取り組む目的は、見込客との関係性を構築するため。ざっくり言うと、新規の問い合わせをいただくための仕掛けとして始めました。ブログだけでは私がどんなことを考えていて、何ができて何ができないかを伝えきれているとは思えません。そこで音声メディアでも発信することで、私がどんな人間かをより深く知ってもらいたいと考えました。その上でもし興味があれば問い合わせをいただき、ご縁があれば一緒にお取り組みできればと思っています。
ところが当初は想定していなかったのですが、顧問先もどうやらポッドキャストの存在を認知してくれているようで「聴いていますよ」などと声を掛けてくれます。既存のお客様との関係性構築にも役立つというのは予想外の効果です。定期的にお会いしていることですし、何より経営について議論を重ねている仲でもあります。さらにポッドキャストに興味を持ってもらえるというのはうれしいことです。
またもう一つの効果は私自身の話す鍛錬になっていること。当たり前ですね、言葉のプロにアシスタントをお願いしているのですから。相変わらずぼそぼそと話しているわけですが、不特定多数の人に聞かれている(かもしれない)という状況で話す機会はなかなかあるわけではありません。そんな場面で台本なしで自分の考えを端的に述べるというのはなかなかの緊張感を伴います。毎回の収録日では貴重な経験を積ませてもらっています。
「知ってもらう」ための努力は必須
自営業が仕事を継続しようと考えるのであれば、「知ってもらう」ための努力は必須です。ぼけっと待っていて仕事が途切れずに舞い込み続けるなんて、そんな奇跡を期待してはいけません。
情報発信を勧めると「炎上したらどうしよう」「知り合いに見つかったら恥ずかしい」「前にも試したけど続かなかった」と言う人がいます。言い訳する暇があったら続ければいいのにと思います。情報発信を重ねてマイナスの効果しか生まれないのであれば、そもそもの商品・サービスに問題があるということ。価値を生み出す何かを提供できているのであれば、情報発信を重ねることでより多くの見込客に知ってもらうことが実現します。
今日ちょうど配信した回が31回目。こつこつと続けて、まずは100回を目指したいと考えています。
ポッドキャスト「茶わん屋の十四代目 商いラジオ」を毎週金曜日10:00に配信しています
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