Facebookの友達を整理した話
先日久しぶりFacebookに投稿しました。といっても友達だけに近況報告をしただけ。ついでに友達をごっそりと整理させてもらいました。一時期は1,000人ほどいた友達も整理後は650人くらいに。ずいぶんとすっきりしました。人間関係の整理整頓について考えてみます。
Facebookの友達を整理した
前職は行政が設置した事業相談窓口での仕事。東京から縁もゆかりもない自治体に単身赴任したので、地域で応援してくれる人を探すところからすべてが始まりました。中小企業支援をして成果を生み出しつつ、同時にFacebookでの情報発信も課せられていたので多くの人と繋がることが業務の一つに。ただ、個人事業主となった今となっては感性の合わない方もいらして、この機会に整理することにしました。あくまでFacebook上の話ですよ。
どのような人を友達から外したかというと、
- 名前を見てもどこのどなたか思い出せない人(ごめんなさい)
- 特定の企画など業務上の必要があったので繋がっただけの人
- そもそも繋がりたくなかったが何らかの理由で繋がらざるを得なかった人
- その後あまり好ましくない人物だと知ってしまった人
- 不義理なことをしてきた人とその関係者
といった人々です。
何事も整理整頓すると身も心も軽くなるもの。特に目に見えない人間関係というのは繋がっているというだけでも重荷になり得るものなので、適当なタイミングで整理するのは健全なことだと思っています。整理するといってもFacebookのシステム上の話。必要以上に難しく考える必要はないのでしょう。
Facebookに限らず、私は感性の合わない人とのご縁はばっさりと切ることにしています。無理に付き合ったところで自分だけが負担に感じてしまうわけで、限られた時間を生きていることを考えるとそうした人に関わっている余裕などありません。特に看過できない事案に関わった人や時間にだらしない人などは即アウト。関わらないに限ります。
もちろん自分も選別される側にある
もちろん私もどなたかからご縁をシビアに判断される立場です。特に顧問や社外取締役として使ってもらっている顧客からは、使い物になるのかならないのか常に選別されているはず。必要ないと考えたら「契約を終える」の一言で済むわけで、しがみついたところで何も生み出さないのでそれまでのことです。幸い、これまでのところどなたからも契約解除をされたことはありません。
家業に出資してくれるスポンサーを探していた時のこと。ある会社は私が代表取締役を続投することが出資の条件だと明言していました。出資後のさらに厳しい局面で矢面に立てということで、能力が認められて積極的に選ばれたわけではありません。また別の会社は当初は取締役に残ってくれと言っていましたが、その後に考えが変わったようで退任するように求められました。目的を達成するために必要か必要でないか。私自身も第三者にシビアに選別された経験があるのです。
名刺の取り扱い
業務上で知り合った人と交換した名刺は法人の資産です。以前にあるプロジェクトに関わった際、関係者が名刺を無断で廃棄していたことが発覚しました。どうやら自分の退職を目前にして、後任に何かを残したくないと考えてとった行動のよう。名刺を破り捨てた時にすっきりしたのでしょうか。ずいぶんと器の小さな人だなと感じてしまいました。
私がいただいた名刺はもちろん交換日などを記載してきちんと管理しています。雇われていた時の名刺は組織に残していますし、日頃から資産として丁寧に取り扱うように心がけていました。事務担当者にはいつでも開示できるようにしておかねばならないものの一つとして取り扱ってもらっていました。
家業の代表取締役を務めていた当時から、名刺管理アプリで名刺情報を閲覧できるようにしています。当初は個人が作成したアプリを用い、現在はEightを有料で契約しています。私は人の顔と名前と役職を暗記できないタイプなので、この手のサービスが無くては仕事になりません。ところが最近ではスマホを近づけるだけで名刺情報を交換できるサービスも目にするようになってきました。スマホが会社支給ではなく紙の名刺が手元に残らない場合、業務上、取得した名刺情報をどのように法人に残すのかは何らかの配慮が必要な気がしています。
人との繋がりは変化し続けるもの。一度繋がったからといってそれで終わりではなく、さらに深化することもあれば、残念ながらご縁が途切れることもあり得ます。部屋の中を整理整頓するように、人との繋がりも長い人生の中で何度か見直すのが良いと思っています。
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