移動時間中にしようと考えていること
今日はこれから大阪へ出張です。
ここ数年、毎年呼ばれている講座でお話ししてきます。
移動時間中に何をしようと考えているかを書いてみます。
ブログを書く
まずはこの記事の下書きを済ませてしまいます。
1記事1,700文字以上にするように心掛けていて、
早いと30分で書き終えることもありますが、
ほとんどの日は朝と夜の2回に分けて仕上げています。
朝はネタを決めてざっくりと書くところまで、
そして、夕食後の時間に微調整してアップロードします。
これまでの経験から午前中に一定程度書き始めておかないと
ネタを考えつくまでに時間を取られることになります。
日経電子版で保存した記事を眺めたり、
他のブログでどんなことを書いているかをリサーチしたり。
考え始めるとキリがなくなってしまい、
なかなかキーボードを叩き始められなくなるのです。
私にとっては、
朝のうちに少しでも書き始めておくのがポイントのようで
このペースを確立するまでに半年くらいかかりました。
情報発信をしようと考えているのに継続できない会社を見てると
・そもそも本気で取り組もうとしていない
・ネタを考えるところで行き詰まる
・仕組化できていないので最初の数回で終わる
といったパターンが多いようです。
会社で情報発信に取り組もうとするのであれば
仕組化してしまえば良いのにと強く思います。
担当者を決める、発信頻度を決める、コンセプトを定める、
評価指標を設ける、ゴールを設定する
といった感じに通常業務の一環にすればよいのです。
なぜか情報発信というと、
「あの従業員がスマホをよく触っているからやらせてみよう」
「誰々は業務が忙しいから担当させられない」
「誰々はやりたくないと言っていたから任せられない」
といかにも業務とは別の取り組みと捉えがち。
実際は社内外への広報業務なので、
粛々と取り組み続けられるように仕組化すれば良いのです。
仕組化できればあとは継続するのみ。
ささやかな成果が生まれれば正の循環に突入し、
成果が成果を生むような情報発信が実現することでしょう。
新聞と普段読んでいない本を読む
このところ読み進めているのは池波正太郎の「剣客商売」。
最初に手にしたのは高校生の頃だったでしょうか。
最近、Kindleの合本版を購入したので再読しています。
合本版の難点をあえて挙げるとしたら、
なかなか読み終わらないこと。
16巻+番外編なのでそれなりに読み応えがあります。
そこで今回の移動時間では
普段読んでいない本を読んでおこうと考えています。
「世界標準の経営理論」を再読しようと検討中。
薄っぺらいビジネス書はあまり好きではないので、
改めて主要な経営理論をおさらいしようと思います。
また、今朝の日本経済新聞は読み終えましたが、
日経産業新聞と日経MJはまだ目を通していません。
金曜日は3紙の発行日なのです。
新聞を読むほど効率の良いインプットはないと思っているのですが、
たまに地下鉄に乗るとほとんどの人がスマホを眺めていて、
しかもどうやら読書などではなくゲームをしている様子。
スマホに頭を乗っ取られていますね。
かつてのように、紙の新聞を読んでいる人など見かけることはありません。
講演の練習をする
最も重要なのが講演の練習です。
何度も話しているテーマでスライドも使い慣れたもの。
それでも直前に練習しておくのとしないのとでは
本番での話しやすさがまったく変わってきます。
ちなみに今回の講演はここ数年、毎年呼んでもらっている、
関西生産性本部の経営塾というもの。
地元企業の経営幹部を育成するための勉強会で、
そのなかの一コマで家業が窮境に陥った要因などをお話しします。
https://www.kpcnet.or.jp/seminar/?mode=show&seq=2245
講演の構成は
自己紹介→家業の説明→事業譲渡に至る経緯→現在の仕事紹介
という流れです。
最短45分、最大2時間までこの構成で対応可能です。
時間調整に使用しているのが最後のパート。
家業を事業譲渡した後に中小企業支援家に転身し、
地方中小企業の経営者と共に取り組んでいる内容を事例で説明します。
家業を倒産させたというと、
どうにもならない人物を想像されるようですが、
実際はともかく、こうして第二の社会人人生を歩んでいることもご報告します。
世の中の表面だけを眺めていると、成功者の姿ばかりが目立つ時代です。
一方でうまくいく人がいれば、
同じ数以上に苦い経験を経てきている人も存在しています。
私のように家業を倒産させたことを悪びれずに説明し、
さらにその経験を生かして今の仕事に取り組んでいることをお話しすると
皆さん興味を持って質問などをしてくれます。ありがたいことです。
ポッドキャスト「茶わん屋の十四代目 商いラジオ」を毎週金曜日10:00に配信しています
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