情報発信したコンテンツの二毛作、三毛作を狙う
売上に苦労している地方中小企業に限って、
満足な情報発信を手掛けていないことがほとんど。
もしこれから情報発信を始めるのであれば、
コンテンツを効率よく流用することで効果を大きくしたいものです。
ブログ→ポッドキャスト
私の情報発信の基盤はこのブログです。
昨年5月からコツコツと発信していて、
講演や顧問契約に結びつけることができました。
固定の読者もいらっしゃるようでありがたい限り。
何万、何十万の人の目に触れるような記事ではありませんが、
見込客にさえ読んでもらえれば目的は達成しています。
今年5月から始めたのがポッドキャスト。
毎週金曜日10時に新しいエピソードを配信していて、
一昨日の配信で16回目となっています。
8月配信分から音質が大きく改善されているせいか、
再生回数も徐々に増えてきています。
ブログとポッドキャストの両方を運用するというと大変そうですが、
実際は2倍の手間が掛かっているわけではありません。
ブログで書いたコンテンツをポッドキャストで話すテーマに流用しているので、
双方が連動しているイメージで継続させることができています。
次回の収録は月末に予定しています。
そろそろ各回のテーマを考えて、アシスタントのにしべちえさんにお送りしなくてはなりません。
といっても、ここ1ヶ月のブログ記事から話しやすそうなものを選び出してメールするだけ。
ゼロからテーマや構成を考える必要がないので負担感はほぼゼロです。
こうして二つの媒体を運用しているのはいわば「二毛作」の状態。
これでもまだ満足はしていなくて、
近いうちにメルマガも発行しようと準備中です。
もちろんブログ記事は何らかの形で流用します。
ブログ→ポッドキャスト→メルマガとコンテンツを活用できれば「三毛作」の状態に。
せっかく継続している情報発信なので、
何より自分の軸を表現できているコンテンツは大事にしたいです。
一度の発信で流しっぱなしにするのではなく、
複数の媒体で有効活用したいと考えています。
Instagram→提案資料
ある顧問先ではInstagramで世界観を発信しています。
最初の頃は撮影や文章にだいぶ苦労していましたが、
しばらく経った今では日々の業務として当たり前のように取り組んでいます。
もちろん新たなご縁を生み出すといった成果にも繋がっていて、
商売上、欠くことのできないツールに育ちつつあります。
私は情報発信を「歯磨き」に例えることがあります。
幼稚園児などは歯磨きを面倒くさがって、
親が教えなければ歯ブラシを持つことを嫌がります。
ところが大人になって、毎日の歯磨きをしない人は(ほとんど)いないでしょう。
情報発信も同じで、
習慣にするまでは非常にハードルを高く感じるものの、
いざ毎日続けるようになり効果を実感し始めると日々の当たり前の行動になります。
この顧問先ではInstagramのコンテンツを営業の提案資料に流用してもらいました。
せっかくの画像を一度投稿して終わりにするのではなく、
ZINE風に再構成し、自社の取り組みを伝える資料にも使ってもらうようにしたのです。
さっそくその提案資料を持参したところ、見込客の反応は上々で商談が進んだとのこと。
あまりにうまく効果を発揮してくれたので経営者も驚いていました。
発信した成果物は資産になる
情報発信は多くの事業者が取り組めていないことです。
であるならば、最初の一歩を踏み出し、さらに継続させることができれば
それだけで競合に大きな差を付けることが可能になります。
さらに情報発信は一過性のものではありません。
一度発信したコンテンツは資産として蓄積され、
いつまでも役割を果たし続けてくれます。
そう考えると時事ネタや本来の目的に当てはまらない発信は無駄。
長く資産になってくれそうな発信を心がけることが必要です。
私の場合は地方中小企業の経営者と士業に届けたい内容を発信し続けています。
芸能人がどうとか、プロ野球がどうとかといったことは発信しません。
自分の事業領域を明確に定義し、
さらに見込客を具体的に想定すれば、自然と発信すべきコンテンツも定まるはず。
そしてお勧めなのがコンテンツを複数の媒体で活用し続けること。
せっかく労力を注いで作り上げたコンテンツを
一回の発信だけで使い終えるのはもったいないことです。
見込客と相性が良く、かつ、継続して発信することが可能な媒体を選び、
コンテンツを2回、3回と横展開させれば時間も手間も節約できます。
ポッドキャスト「茶わん屋の十四代目 商いラジオ」を毎週金曜日10:00に配信しています
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