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コラム

ChatGPTを有料プランにしてみた

ふと思い立ってChatGPTを有料プランに移行しました。

文章が生成されるのが速い

最近手に入れたウェブサイトのメンテナンス作業をするのに
ChatGPTを活用しようと思い立ちました。
前オーナーが骨格を作ってくれているのですが、
もう少し文章を足すなどしていきたいところ。
そこでChatGPTを使って見ることにしました。

しばらくは多用することになりそうなので
有料プラン「ChatGPT Plus」を試してみることに。
すでにアカウントを持っているので移行は簡単で、
クレジットカード情報を入力するだけで即時にアップグレードできました。

有料版を使ってみた第一印象は
文章が生成されるのが速いということ。
無料版のようなモタつき感がなくなりました。
作業で用いるのでこれは嬉しいところです。

もちろん万能ということではありません。
ざっと使ってみた範囲でも明らかに間違った情報が出力されることがありました。
それらしい文章が生成されたからといって内容を検証しないと足をすくわれます。
自分で文章の正確性を確認する必要があるのは有料版でも変わりません。

また当たり前の話ですが、
個人の見解や意見をChatGPTが生み出してくれることはありません。
自分の意見は自分で考える必要があるわけで
ChatGPTがあるからといって思考力や文章作成力が不要になるということはありません。
あくまで文章作成の補助をしてくれるのがChat GPTなのです、現時点では。

地方中小企業の経営者にとってChatGPTは思考の助けになるのか

ChatGPTが答えた「絶対にできないこと」に人間の価値
日本経済新聞 電子版 2023/7/10
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC305330Q3A630C2000000/

記事によると日本を代表する経営者の一人は
「毎日何度もChatGPTと会話をしながらブレーンストーミングをしている」
とのこと。

ということは地方中小企業の経営者にもChatGPTは助けになるはず。

例えば
「地方中小企業の経営者は能力不足の取締役に対しどのように対応すればよいか」
と問いを立てると、

・コミュニケーションと期待の明確化

・継続的な教育とスキルアップ

・チーム内の役割分担と補完

・人事の見直しと効果的な配置

・外部リソースの活用

という論点を提示してそれぞれ具体的に説明してくれます。

また最後には

「経営者は、能力不足の取締役に対して対話やサポートを提供し、彼らの成長と能力向上を促すことが重要です。また、組織全体の目標や戦略に合わせて役割の再評価や人事の見直しを行うことで、組織の持続的な成長を促進することができます」

とまでまとめてくれます。

このように、地方中小企業の経営者が実際に直面するであろう、
経営や人事労務に関する話題であってもかなり的確に応答してくれます。
顧問契約している社会保険労務士が
「その件については持ち帰って検討し、後日お答えします」
などと返答するくらいであればChatGPTの方が役に立ちますね。

もちろん、経営者はChatGPTに限らず、
外部からのアドバイスや意見をそのまま受け入れることなく、
批判的に評価し、自身の判断を下さなければなりません。
それが経営の最終責任者の務めです。

ChatGPT Plusの画面

ChatGPT Plusに課金することにしました

サブスクはすべてを解決する売り方ではない

私が他に有料契約しているサービスは

iCloud+(2TB)

freee(スタータープラン)

Eight

タイムズカー(家族プラン)

日本経済新聞

日経産業新聞

日経MJ

税理士

といったところ。

以前はAmazon Musicも契約していましたが、
クルマを売ってから音楽をあまり聴かなくなったので解約。
動画関連だと、
ディズニー+はマンダロリアンが配信される時のみ契約しています。
またコーヒーの定期購入に入っていたこともありますが、
消費を追い立てられるように感じ始めたので解約しました。

管理していないとあっという間に膨れ上がるのがサブスク契約。
一つ一つは必ずしも大きな出費というわけではありませんが、
不要と見極めたのであればさっさと解約するようにしています。

話は変わりますが、事業者とお話ししていると
「新商品をサブスクで定期購入してもらう」
という構想をよく聞くことがあります。
サブスクが悪いとは考えていませんが、
消費者もサブスクに飽きてきたところがあるように感じるので
よほど丁寧に必要性を説明しないと
サブスクだからといってそれだけで選んでもらえることはありません。

たしかに月額定額課金ができれば売り手は楽になります。
ただし消費者にもそのメリットを理解してもらえないと、
売り手の「楽をして売りたい」という都合を押しつけるだけになり、
売上アップを実現するどころか顧客から嫌われかねません。

有料契約を選ぶのであれば、売り手も買い手も
その必要性を丁寧に見極めることが重要です。

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