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コラム

資格試験直前にどう勉強していたか

今年の社会保険労務士試験は8月27日だそう。
あと2ヶ月と迫ってきた試験。
私が試験直前期にどのように勉強していたかを書いてみます。

自宅マンション近くにマンスリーマンションを借りた

試験直前期までの勉強スタイルは
TACの通信講座で朝晩と移動時間に学習していました。
5時から7時までと、21時から23時までといった感じ。
酔っ払って帰ってきても意地になって勉強していた記憶があります。
当然、頭には入りませんでしたが、、、。

また、当時は出張の多い業務でしたので、
新幹線や特急の中でも講義音声とテキストで勉強していました。
ただし、これだけ勉強していたつもりでも
問題演習になるとなかなか学習の効果を感じられず、
自信を持って試験に臨めるかというと怪しいものでした。

そこで私が直前期に取り組んだのは
自宅マンション近くにマンスリーマンションを借りてしまうこと。
朝晩と休日の勉強を個室に籠もって行うことで、
さらに集中して取り組むようにしたのです。
当時、息子がまだ幼かったので
彼が起きている間は自宅マンションでの勉強は無理。
個室を用意することで気を散らさずに済むようになりました。

ちょうど祇園祭の山鉾巡行の日にもマンスリーマンションで勉強していて、
いかにも京都らしい風情を感じたのを覚えています。

間違えた問題を徹底的に復習した

直前期の勉強内容は
間違えた問題を徹底的に復習するというもの。
小テストや模試の問題で一回でも間違えたものを
何周も繰り返して解いて、弱点を潰していきました。

この勉強方法は大学受験の頃にも行っていました。
当時、Z会で日本史を取っていましたが毎月の勉強はほぼゼロ。
試験6ヶ月くらい前から手を付け始め、
初見で間違えた問題はとにかく書き殴って体で覚えることを心掛けました。
おかげで日本史はそれなりに得点できるように。

資格試験も同じで、
知識や実務遂行能力を求められているのではなく、
「試験問題を解いて正解する」能力が問われています。
であるならば、
いつまでもテキストを読んだり、暗記したりしていても、
試験対策としては不十分です。
一番効果が上がるのが、
一度でも過去に間違えた問題に繰り返し取り組み、解答能力を高めることです。

受験生によくある間違いが、
小テストや模試を受けっぱなしにしてしまうこと。
小テストや模試を受けること自体には何の価値もありません。
中途半端な時期の順位や偏差値を知ったところで意味は無いのです。
重要なのは「間違えた問題」というとても効率の良い問題集を繰り返し解くこと。
模試は「間違えた問題」を手に入れるための手段に過ぎません。

また直前期にもったいないなと思う行動が、
資格予備校の商売に惑わされて、
横断セミナー、白書セミナーなどを受講してしまうことです。
そんなセミナーを受講するくらいなら、
小テストや模試で間違えた問題を解き直した方がはるかに効果的。
資格予備校の無駄なセールスに惑わされることなく、
地に足をつけた勉強をすることが合格への近道だと信じています。

試験会場

試験勉強、がんばってください

試験当日は周りを気にしない

試験会場で忘れられない光景があります。
私のすぐ近くに座る受験生が
大量のテキストや問題集を持ち込み、直前まで勉強していたのです。
いかにも勉強し尽くした感じでテキストも問題集もボロボロ。
さらに付箋がたくさん貼り付けられていました。

最初は
「こんなに勉強している人がいるのか」
「テキストすら持ち込んでいない自分って、、、」
と引け目を感じてしまいました。

が、よく考えると当日バタバタと勉強したところで今さらどうなるものでもありません。
昔から試験当日は悪あがきすることなく、
さっさと受験して見直しせずに退出することにしていました。
さすがに社労士試験本番は最後まで残っていましたが、、、。

結果、私は救済措置のおかげもあってなんとか合格し、
テキストや問題集をたくさん持ち込んでいた人は残念な結果に終わっていたようでした。
試験会場では周り全員が競合です。
さらに自分以外の誰もがいかにも勉強ができるように錯覚してしまいがち。
ところが実際は合格率数パーセントの試験な訳で、
受験生全員が勉強をやり切っているわけでもありません。
周りを気にせず、目の前の問題に集中しましょう。

資格試験の受検勉強で重要なのは自分に悔いの残らないように勉強をし、
当日どんなに体調が悪くても合格できるくらいまでに仕上げること。
さらには直前期にどれだけ効率良い過ごし方をできるかが合否に直結します。

SNSや資格予備校の情報に惑わされることなく、
地に足をつけた学習をすることが合格への近道です。

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