地方中小企業が持続可能性を高めるための踏み台になります

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コラム

日経電子版で保存した記事(2023年6月)

日経電子版で保存した記事の中から、
ここ最近気になったものをご紹介します。

(実践!Smartコミュニケーション)(1) 1分間で話せる内容は
日本経済新聞 電子版 2023/5/22

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO71151500Z10C23A5X80000/

地方中小企業の経営者になると人前で話す機会に恵まれます。

私は就任間もない頃はまったく話せず、
ひどい時には頭が真っ白になって何を話していたか飛んでしまうこともありました。
それでもなんとかボソボソとでも人前で話せるようになったのは
場数を踏んだのと、事前の準備を怠らないようになったからです。

特に事前の準備は大事です。
メモを丸暗記するようなことはせず、
箇条書きで話す内容を列記しておくのが私なりの方法。
そのうちにメモをポケットに入れておけば、
それだけで安心して何とか時間を繫ぐことができるようになりました。

私が司会をする名刺交換会では
参加者に時間を区切って自己紹介や近況報告をしてもらいます。
たまにいらっしゃるのが時間を気にせず話し続けてしまう人。
話し始めた途端に持ち時間の意識が無くなってしまうのでしょう。
何度か痛い目にあってからは、
タブレットで時間を表示するように工夫しています。

(眼光紙背) キヤノンにみる株主総会の変化
日本経済新聞 電子版 2023/5/25

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO71280500U3A520C2X12000/

6月に株主総会を開催した地方中小企業も多いことでしょう。
「無事」に終了させることができたでしょうか。

この「無事」というのは考えもので、
特にオーナー企業の株主総会では
「少数株主は出席してくれない方が良い」
「ましてや質問などされたら困る」
などと考えてしまっている経営者を見かけることがあります。

株主総会は事前の準備も含めて株主と対話するチャンスです。
業績が思うような状況でなかったとしても、
対話を深めることで経営への理解を得られるきっかけにできます。

私が一番気を遣った株主総会は
家業を事業譲渡した後、
旧会社を解散させるための決議をいただく総会でした。
事前の票読みではまったく問題ないことはわかっていたものの、
最後の総会を紛糾させることなどはしたくありませんでした。

そこで法人の株主を中心に会社を解散させることへのお詫び行脚をし、
同時に最後の総会への協力をお願いして廻りました。
何も対話をせずとも総会は成立したでしょうが、
最後の節目に株主と対話できたことは記憶に残る出来事になりました。

(企業信用調査マンの目) ユニゾ破綻にみる2つの「不在」
日本経済新聞 電子版 2023/5/29

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO71356560W3A520C2X12000/

メイン銀行と関係性を構築できているでしょうか?

たまに見聞きするのが

・すでに取引のある銀行を無視して他行へ融資を依頼する

・融資を断られたことを根に持って付き合いを断つ

・銀行に正確な情報を提供せずに融資を受けようとする

といった行動をしてしまう地方中小企業の経営者です。

地方中小企業とメイン銀行は、
それぞれの事業を存続させるために
お互い欠くことのできないパートナーであるはず。

そう考えれば、
すでに取引のある銀行に何の連絡もせずに他行と付き合い始めることはできないでしょうし、
融資を断られたからといって我が身を振り返らずに逆恨みすることもできないはず。
また、噓をついてまで目先の融資を引き出そうなどと考えられないはずです。

カネを握られているからといって銀行に媚びる必要はありません。
でもパートナーとしての最低限の敬意を持って接するのは必要。
経営者の発した一言一句は銀行の記録に残されます。

ファンド投資先の破綻増加
日本経済新聞 電子版 2023/6/2

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO71548320R00C23A6EE9000/

ファンドが経営に関与したからといって、
それだけでバラ色の将来がやってくるわけではありません。
買収時のニュースばかりが目立ちますが、
その後の業績こそが本来注目されるべきです。

キッチンタイマー

スピーチの練習をするときには時間を計るようにしましょう

(お知らせ)購読料改定のお願い
 日本経済新聞 電子版 2023/6/9

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO71752540Z00C23A6MM8000/

日本経済新聞の値上げのニュース。
ただし、日経電子版の月ぎめ購読料は4277円に据え置きだそうです。
この価格を高いと考えるか安いと考えるかは人それぞれの自由。

私はこれだけ効率よく情報を得られる媒体は他に考えられず、
もっと値上げして良いから、
引き続き記事の質を担保してもらいたいと考えているくらいです。

ビジネス書とされる本がだいたい1冊1,500円から2,000円くらいでしょうか。
ビジネス書2,3冊分と比較したら、
私は日本経済新聞の方が価値があると思います。

思考をするには何らかのインプットがなされていることが必要です。
ところが、偏った情報だけを仕入れていると思考も偏ってしまいます。
陰謀論などに染まってしまう人などが典型的な例。
地方中小企業の経営者であるならば、
基礎的なインプットとして日本経済新聞は最も効率が良い媒体でしょう。

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