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コラム

士業マーケティング 何事も適度に休むと生産性が向上すると考えている話

忙しく仕事をしているからといって儲かるわけではありません。
働き方に限らず、何事にも適度に休みを取り入れることで、
生産性が向上するというのはよくあること。
私なりに心掛けていることについて書いてみます。

話す時に「休み」を入れる

話し方の問題でもありますが、
つらつらと立て板に水を流すように話したからといって
必ずしも相手に思いが伝わるわけではありません。

プレゼンの場をイメージしてもらうとわかりやすいでしょう。
姿勢よく堂々と話しているからといって、
中身のあるプレゼンをしているとは限りません。
話し方で受け手の印象が大きく変わることは理解しておきつつも、
自分なりの話し方で話すことの方が重要なわけで、
過度に話しぶりを意識してしまうのは本末転倒です。
話し方よりもコンテンツを充実させることの方が優先。

以前に、ある講演を聞いた時のこと。
カタカナ語満載で、レジュメもぎっしり。
ビシッとスーツを着こなしていて身振り手振りも交え、
お上手に話し続けるタイプの講師でした。
ところがよくよく内容に耳をすますと
大したことはおっしゃっていないのです。
安っぽいビジネス本に書いてあるようなことを焼き直しているだけ。
他の人はともかく、
私にはまったく内容が刺さることはありませんでした。

私が誰かと話す場合は適度に「間」を取ることを意識しています。
ちょっと言葉を区切るように話すのです。
手に持っている万年筆に見入ったり、
相手の斜め上を少しぼんやりと眺めたりもします。
1,2秒のこともあれば、もう少し長いことも。
こうして間を取ることで思考が整うというか、
頭を切り替えることができるように感じています。
会話の途中に「休み」をうまく取り入れるように心がけています。

この癖がついたのは
家業の代表取締役を務めていた頃であったように思います。
代表取締役として発した言葉が与える影響を考えると
話しながら考えるようなスタイルが身についてしまったのです。

自分でもボソボソとした話し方をしてしまうのは自覚していますが、
間を上手に使うことで会話にメリハリができるように感じています。
メリハリが生まれるということは
聞き手も強弱を汲み取りやすくなるということ。
会話や対話の中で私なりに工夫していることです。

仕事を詰め込みすぎないようにする

仕事の予定を詰め込みすぎないようにするのも
生産性を維持するのに大事だと思っています。

予定が空いているからといって詰め込みすぎると、
時間に振り回される仕事ぶりに陥ってしまいます。
そのため私はできれば基本的に1日1予定を目指しています。
「なんだ、そんなに暇なのかよ」
と思う人もいるかもしれませんが、それはそれで成り立っています。

5分刻みでオンラインミーティングが入って、
昼食もメールに返信しながらパンをかじるなどという働き方は
私にはまったく合いません。
逆にそうした働き方ができる人がうらやましいくらいです。

行政の事業相談窓口で働いていた時は、
1日の対応件数は4件までに留めるようにしていました。
最大8件までは受けようと思えば受けられますが、
隙間時間がなくなってしまいます。
相談前後に一息入れないと頭をリセットできず、
相談者の言葉を受け入れる余裕が無くなってしまうのです。

過去の相談内容はほぼ頭に入っていましたし、
事前にリサーチすべきことなどはずっと前に終えてしまっています。
準備のための時間が必要というわけではなく、
あくまで頭を一度真っ白にする時間が必要だったのです。

少し話はそれますが、
事業相談窓口で一緒に働いていた事務担当者には
「僕の前で忙しそうなフリなどしなくてよい」
「暇なときは本を読むとかお茶を飲むとか好きに過ごしてください」
と伝えていました。

運営の現場を任されていた私の立場からすると、
事務担当者が仕事に追われている状況は健全ではありません。
仕事の処理が追い付いていない異常な状態だと考えるのです。
逆に事務担当者がやるべきことをやった上で、
本を読んだりお茶を飲んだりしているのであれば、
「あぁ、今は特に異常もなく運営できているのだな」
と安心できるのです。

中小企業の休憩室

何事も適度に休みを取り入れましょう

睡眠時間を確保するために夜の付き合いを減らす

家業の代表取締役を務めていた際には
夜のお付き合いも仕事のうちでしたが、
完全に自営業に移行した今となっては飲むも飲まないも自由。

私の場合、体質的に、お酒を飲むと睡眠が浅くなり、
頭痛に悩まされことが多いです。
しかも年々ひどくなってきているような。

お酒を飲むのは嫌いではないですが、
睡眠時間、つまり休みを確保するためにも夜のお付き合いは減らしています。
本当に飲みたい人と飲むだけにすることで、
無駄に体力を消耗しないように心がけています。

飲みに行く機会が減るとますます飲める量は減るもので、
最近はアルコールとノンアルコールを交互に頼んだりしています。
若い頃のように全力で飲むというのは控え、
自分の体と相談しながら適度に休みながら楽しむように心掛けています。

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