地方中小企業が持続可能性を高めるための踏み台になります

050-3557-7157

コラム

東京生まれ東京育ちの私が福岡市に移り住んだ理由

今日は日曜日なので仕事に関係ないことを
特に着地も考えずに書いてみたいと思います。

30歳まで東京都練馬区暮らし

30歳まで実家で暮らしていました。
薄給のサラリーマンであったというのと、
飼っていた猫と離れがたく、
一人暮らしは選択肢にありませんでした。

実家は大江戸線と西武線の2駅が使えて、
周辺は閑静な住宅街。
何より生まれてからずっと住んでいた家でしたので
周辺の様子もよくわかっていて住みやすい地域でした。

転機は京都への転勤。
結婚後に少しだけ中山競馬場のそばにマンションを借りましたが、
まもなく京都本社の管理部門に配属されることに。
当時、父親が所有していたマンションに住むことになりました。
以前は祖父が住んでいた部屋で、
古いマンションでも私にとっては懐かしい場所。
肝心の社長業はいろいろととんでもない状況にもかかわらず、
京都の生活は親子でそれなりに楽しむことができました。

京都は家業の本社があり、
お墓もあるので年1回は訪れていた土地。
どこに何があるのかもなんとなく知っていたので、
初めて住む土地という感覚はそれほどありませんでした。
6年弱を過ごしただけの京都ですが、
いつかまた京都に住むことになるのだろうなとは思っています。

その後、家業を畳んで東京に帰りました。
実家近くのURにちょうど良いリフォーム済みの物件があったので借りることに。
ただし1年もすると私が福岡に単身赴任することになったので、
私の中ではそれほど印象に残っている家ではありません。

筑豊地域で2年の単身赴任

2017年1月から中小企業支援家に転身。
行政の外郭団体に雇用されて、
地域の事業者や創業を志す方の支援を行う仕事に就きました。

1年契約でしたので当初は単身赴任を選択。
今でこそ中小企業支援に迷い無く取り組めていますが、
当時はまだ自分がこの業界で通用するのか確信までは持てず、
いつでも東京に帰ることができるようにしていました。

概ね月1回、東京の自宅に帰っていましたが、
最後の頃はいろいろやりくりして月2回は帰っていました。
金曜日に仕事を終えた後に、
北九州空港に向けて自動車を運転する開放感は忘れられません。

元々、簡単な料理や洗濯などは自分でできるので、
単身赴任生活で特に苦労を感じたことはありません。
帰省旅費が支給されなかったのを負担に感じたくらいでしょうか。

その後、仕事も軌道に乗ったので妻と子どもを呼び寄せて、
本格的に福岡へ生活の拠点を移すことになります。
特に息子は小学校4年からの転入で心配もありましたが、
先生や友達に恵まれて最後は楽しく卒業させてもらうことができました。
東京や福岡市内と比べると規模の小さな小学校だったのがちょうど良かったようで、
適度な自然にも囲まれて小学生を育てやすい環境でした。

百道浜

引っ越してから徒歩圏内に海岸があることを知りました

福岡市に転居

昨年4月には福岡市内に引っ越しました。
子どもが中学生になるタイミングと、
私の契約期間満了の節目が重なったので決断したもの。
引っ越しと同時に完全に自営業に移行して、
今に至っています。

ろくに下調べもせずに選んだ地域でしたが、
住み始めるととても快適な環境であることに驚きました。

・海が近いのでウォーキングが楽しい

・子どもや家族連れを多く見かける

・バスが充実している

・地下鉄で新幹線と空港に乗り換え無しでアクセス

・家賃など生活費が(それほど)高くない

といった感じです。

前に住んでいた筑豊地域は自動車での移動がほとんど。
また人口が減り続けている地域でしたので
子どもが遊んでいるところを見かけることなどは希でした。
ところが今住んでいる地域は
かつて私が子どもの頃のように遊んでいる子をよく見かけます。
引っ越した直後などは
「お、子どもだけで歩いてる!」と驚いたものです。
地域の活力は子どもがいなくては生まれないというのを強く実感しています。

またなんと言っても家賃が安い。
東京のURに住んでいた頃は、かなりしっかりとした家賃で、
単身赴任の金銭的負担と合わせて家計にそれほど余裕はありませんでした。
今は自動車が不要になったこともあり、
比較的まともな家計を営むことができています。

東京の魅力はそれなりに理解しているつもりです。
今でも何だかんだでよく帰っていますし、
京都と同じように東京にもまたいつか住むことがありそう。
来週末も急に行くことになりましたし。

京都に移り住んだ当時はそのまま定住するつもりだったので、
まさか8年後に福岡市に住むことになるなどとは
まったく想像もしていませんでした。
こうして引っ越しを重ねていると、
いま自分が福岡市に移り住んでいることにふと驚きを覚えつつも、
快適な住環境と仕事に巡り会えたことに感謝している次第です。

関連記事

TOP