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コラム

士業マーケティング セミナーを受講したら我が身を振り返る良い機会になった話

先日、セミナーを受講させてもらいました。
私も講演することがたまにありますので、
我が身を振り返る良い機会になりました。
他人が話している姿からも勉強させてもらうことができます。

事前に練習していたかどうかは聞き手にバレる

先日、ある方のセミナーを受講する機会がありました。
内容は充実していたのですが、
進行が滑らかでなかったり、
言葉の紡ぎ出し方が少しぎこちなかった印象を持ちました。
パソコンの操作に手間取ってしまったり、
モニターに写した資料の文字が小さすぎたりといったことがあったのです。

これは私の想像ですが、
事前の練習はほとんどされずに、
ぶっつけ本番だったのではないかと感じました。
この感覚は他の聴講者も感じ取っていたようで、
「練習不足は聞き手にバレる」と思っておいた方が良さそうです。

ただし、気をつけなければいけないのは、
自信たっぶりに話したからと言って、
必ずしも中身が伴っているとは限らないこと。

大前提は「ここでしか聴けない」コンテンツを用意することで、
話ぶりやプレゼン能力というのは副次的なものです。
まずはコンテンツを充実させること。当たり前のことですね。

終了時間を守れないとそれだけでもったいない感じになる

同じセミナーでの出来事ですが、
講演が当初予定よりも押してしまい、
その分、質疑応答の時間が短くなっていました。

終わりよければすべてよしとはよく言ったもので、
時間ぴったりに講演が終わるのは大事だと思っています。
1分の超過であっても、出席者が30人であれば、
合計30分の「時間泥棒」をしてしまったことになります。

ある人事担当者とお話ししたときのこと。
採用面接であらかじめ時間を決めて、
自己紹介をしてもらうことがあるそう。
その際に1秒でも超過してしまった場合には、
それだけで不採用にしているとのことです。
事前に決めておいた約束を守れない、
あるいは事前に練習すらしようとしない人は採用したくないと言うのです。

私も採用面接でプレゼンを求められたことがありました。
スライドも使えたのですが言葉だけですることにし、
もちろん持ち時間ぴったりで話せるように何度も練習を重ねました。

こうした時のコツは一言一句を覚えようとしないこと。
話さなければいけないことを箇条書きにして、
最初はその箇条書きを見ながら話し、
頭に入ったら何も見ずに話す練習をします。
時間も計っておけば、
何度も話しているうちに体で覚えることができます。

私が講演する場合、
話し終える時間が何時何分までなのかをよく確認するようにしています。
案外、明確に指示してくれない主催者が多いので、
「私の持ち時間は何時までですか?」と尋ねています。

時間というのは有限で、
遅刻や超過した場合は誰かの時間を奪うことになってしまいます。
「少しくらい遅れただけで、、、」
「遅刻しても優秀な人はいる」
などという意見もありますが、
私は時間を大切にできない人とは感性が合いません。

講演会場のマイク

他の人の話している姿から勉強できることがありました

質疑応答が活発になるかどうかは主催者の振る舞い次第

講演で気まずくなる瞬間となってしまうのが、
主催者が「何か質問はありませんか?」と繰り返しても質問の手が上がらないとき。
さらに「じゃあ会場からは無いようなので私から質問します」と言われても、
無理に質問してくれなくて良いのにと思ってしまいます。

私が主催者を務めている時は他の質問のきっかけとなるように真っ先に質問します。
「それではここから質疑応答に移りますが、最初に私から質問させてください」
といった感じで進行します。
この時、わざと基礎的な内容の質問にすることで、
他の出席者が手を上げやすくするようにしています。

最初に手を挙げるのはちょっと勇気がいることです。
その役を主催者が引き受けてしまうことで、
質問しやすい雰囲気を作り出すことができます。

自分が講演している時には
講演中に何度も目が合うような熱心に聴いてくれた人に
「どうぞ質問してください」と目で訴えかけることも。
案外、効果はあります。

質問があるということはそれだけ関心を持ってくれたということ。
きちんと答えられるようにメモをするのはもちろん、
回答したあとには
「今のでお答えになりましたか?」
と付け加えるようにしています。

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