自分の都合を押しつけようとする人々
打ち合わせや情報交換といった名目で
アポイントメントを入れてこようとする人がいます。
中身のあるお話しができるのであれば大歓迎ですが、
自分の都合を押しつけようとするだけの人もいます。
日時の選択肢を提供しない人
私がどなたかと打ち合わせをしようとする場合、
日時の候補は最低でも3つ以上提案するようにしています。
具体的には
「ご都合良い日時をいくつかご提示願います。
例えば○月○日、△月△日、×月×日は
ご都合いかがでしょうか?」
といった感じ。
ポイントはまずは相手に自由に提案してもらうように促し、
かつ、こちらからも具体的に3案を提示していること。
このやり方で日程調整をすると
メールの往復数を減らすことができて
お互いに無駄な労力を掛けずに調整できます。
相手先が多い時には
「調整さん」かLINEの日程調整を使います。
先日、困った人と立て続けに遭遇しました。
先方都合によるアポイントメントの要請なのですが、
日時がピンポイントでの指定なのです。
「○月○日の△時に伺いたいです」
とこちらの都合を確認もせずに来たがるご様子。
どちらもメールを見て、考え込んでしまいました。
「なぜこの人の都合に合わせないといけないのだろうか?」
「なぜこちらの都合を聞いてくれないのだろうか?」
「こちらから話すことがあるわけではないのに、、、」
といった感じです。
断っても良かったのですが、
片方の人には先約があったので代案を複数提供するようにお願いし、
もう一人にも同じく短時間しか割けないことを伝えて了承しました。
「情報交換」という名の時間泥棒
面識のない人から「情報交換したい」と連絡があったら要注意です。
私の経験では「交換」ではなく、
一方的に情報を得ようとする人ばかりでした。
ある時、地銀の役職者がいらっしゃることに。
文字通り「ぜひ情報交換を」とのことでした。
その時点では、私の業務内容や支援事例を軽く伝えて、
先方から創業支援制度など情報提供があるものだと思っていました。
ところが実際にいらっしゃると
特に私の話を聞きたい様子もなく、具体的な情報提供のネタもありません。
どうやら銀行内で訪問件数のノルマがあるらしく闇雲に回っているだけのよう。
会話が噛み合わないので早めに切り上げさせてもらいました。
またある時は大学の教授という人がいらっしゃいました。
私が家業を事業譲渡した経緯を知りたいとのことで、
講演でお話ししている内容を対面でじっくりお話しさせてもらいました。
私がうかつだったのが訪問目的を確認しておかなかったこと。
授業に使うのか、論文で取り上げるのかわからないままお話ししてしまいました。
後日、本人ではなくまったくの第三者から教えてもらったところによると、
家業の事業譲渡に関する掲載記事を要約した、
レポートのようなものを大学に提出されていたそう。
私には何の報告もいただけませんでした。
「情報交換」を目的にするのであれば、
相手の期待を上回るであろう情報を用意するのがマナーだと思います。
仮に手ぶらで会おうとするのであれば、
最初から素直に「教えてください」と伝えればいいだけのこと。
訪問の趣旨を率直に伝えてもらえないのは迷惑です。
食事の場でないと要件を切り出せない人
ある人から、
食事に行こう、店を用意して欲しいと連絡がありました。
年上の方だったのでやむなく私が手配しましたが、
いざ食事を始めると
以前約束していたあることを撤回したいとお詫びを始めました。
お詫びをするのが目的なら電話で済んだのに、
わざわざ店を手配して、夜の時間も割いて、相手に気を遣ってと、
お詫びされたことがどうでもよいくらい、私が疲れてしまいました。
世の中には「食事をご馳走すればすべてが解決する」
と思い込んでいる人が一定数います。年配の男性に多い印象。
仕事関係者との外食が負担になる私のような者もいるわけで、
「一緒に飲んでおいしいものを食べたからよかったよね」
と思われてもまったく迷惑な話です。
最近はコロナ禍もあったので夜のお誘いを断りやすくなりました。
基本的にはまだ明るいうちに家に帰ることを心掛けて、
たまに外に飲みに行く時は
会いたい人とだけ食事をするというのを徹底しています。
悪意が無くても時間や情報を搾取しようとする人は一定数存在します。
無理に付き合ってしまうと、同じことが繰り返されるだけ。
毅然と縁を切ることも自分の身を守るためには必要な判断です。
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