地方中小企業が持続可能性を高めるための踏み台になります

050-3557-7157

コラム

士業マーケティング 久しぶりにネクタイを締めたら「おっ」と言われた話

今日は久しぶりにスーツを着てネクタイを締めました。
士業の服装について考えてみます。

経営者とお話しする時の服装

私が地方中小企業の経営者とお話しする際は
基本的にビジネスカジュアルです。
チノパンにボタンダウンのシャツということがほとんどで、
冬はさらにVネックのセーターを着ています。
靴は黒っぽい無地のスニーカー。

このような服装でお話しする理由は
経営者に心を開いてほしいからです。
カチッとした服装をしてしまうと
身構えてしまう人が多いように感じていて、
ビジネスカジュアルであれば(それほど)失礼にもならず、
経営者のどんな服装ともバランスが取りやすいように思っています。

経営者の服装は様々。
白衣を着て自ら実験に取り組んでいる人もいれば、
Tシャツに短パンで開発業務に没頭している人もいます。
もちろんどんな時でも必ずスーツにネクタイを締めている人も。

私のような中小企業支援家に求められるのは
経営者から言葉を引き出すことです。
何がうまくいっているのか、
何に困っているのか、
どうなったら幸せなのか、
恐れている失敗は何なのか。
まずは率直なところを吐き出してもらわないことには
私の仕事は始まらないのです。

そのためにもスーツにネクタイを締めた姿はいかにも「堅」く、
商談風になってしまうから避けています。

「近くに来たついでに岡田に最近の状況を話してやろう」
くらいの気持ちで足を向けてもらうためにも、
失礼にならない程度の服装で経営者とお会いしています。

スーツを着てネクタイを締める場面

さて、今日は少し「堅い」場でお話しする必要がありました。

となると、服装はいつものビジネスカジュアルとは変わってきます。
紺系のスーツに白無地のワイシャツ。
さらにおとなしめのネクタイを締め、
黒のローファーに縦型のビジネスバッグを合わせました。

待ち合わせ相手はこれまですでに何度もお話ししている人。
ただ、ビジネスカジュアルの私の姿を想像していたようで
顔を合わせるなり「おっ」と驚かれてしまいました。
たまにはこういう格好をすることもあるのです。

家業の代表取締役を務めていた際、
同じように紺系のスーツに白無地のワイシャツを着ていた場面は
銀行へ支援のお願いに出向く時でした。
こちらがお願いに行くわけですから、
銀行担当者のドレスコードに合わせていたのです。

また何らかの謝罪に伺う時も、
同じような服装を選んでいました。
投資ファンドに事業譲渡するにあたり、
株主へ説明に伺った時などです。

クールビズが当たり前になり、
コロナ禍を経てスーツを着る場面はぐっと減りました。
ジャケット自体を羽織ることもあまりありません。
ただ気をつけたいのは場面に応じて、
いつでもカチッとした服装ができるように準備しておくこと。

パリっとした紺系のスーツと、
真っ白なワイシャツは
いつでも着られるように用意しておきたいものです。

ジャケットの仮縫いをするテーラー

紺の無地のスーツは一着必要だと思います

スーツは消耗品

私はスーツは消耗品だと思っています。
定期的に着ているものであれば3年くらいが寿命でしょうか。
高価なものであるからだとか、
思い入れのあるものだとかといった気持ちはわかりますが、
適切なタイミングで入れ替える勇気が必要です。

以前と比べると、
スーツの価格は下がっているようです。
オーダーも選択肢も増えました。
私は今の体型にぴったりと合ったものだけを
クローゼットに入れておくようにしています。
(といってもこの10年くらい体重は変わっていません)

いつか着るだろう、いつか着れるだろうというスーツは
勇気を出して処分することにしています。

シャツも同じ。
何度もクリーニングに出していると
ヘタってなくても縮んできてしまうものがあります。
もったいないような気もしますが、
サイズが合わなくなったシャツは迷わず処分します。

同時に、スーツやシャツは、
処分した分だけ新しいものをすぐに買います。
次に入れ替えるのは礼服の予定。
20年くらい着ていたのが、
さすがに合わなくなってきてしまいました。
社長の頃はご葬儀に頻繁に伺っていたのですが、
最近はすっかり着る機会がなくなっていました。

一方で靴やカバンは
普段からの手入れ次第で長持ちさせることは可能。
私の場合は革製品の靴とカバンはたまに乳液を塗るだけですが、
比較的ヘタることなく状態を維持できています。

関連記事

TOP