お願い事をどのように依頼するか
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誰かに何かを依頼する時にはどのように振る舞えば良いのでしょうか。
プライドを捨てて素直な心で依頼する
何かの依頼を受けることがたまにあります。
セミナーの案内であったり、講演依頼であったり。
たまにいらっしゃるのが妙に上から目線で連絡してくる人。
ある時、コンサル会社の人から連絡がありました。
ホームページの問い合わせフォームへの連絡です。
「とても素晴らしいセミナーを企画した」
「多数から出席の意思表示をもらっている」
「今ならまだ間に合うからぜひ出席してくれ」
といった感じです。
率直に言ってあまり良い印象を抱きませんでした。
集客に困っていないのであれば
わざわざ名刺交換もしていない私に連絡してこないでしょう。
思ったように参加者を集めることができなくて、
手当たり次第に近隣の士業へ連絡をしているように感じました。
もし私が担当者であれば以下のように集客します。
「○○さんと以前にお話ししたことに関連したセミナーを企画しました」
「少人数の催しなので一般公開前に先に○○さんにお声がけしています」
「人気講師のセミナーなのですぐに定員が埋まりそうです、
もしご興味あれば私に直接ご連絡ください」
といったように連絡します。
いずれも噓はつかずに素直に状況を伝えることを心掛けています。
・実際に○○さんをイメージしながら企画したセミナー
・あえて募集人数を絞り込んでいるセミナー
・人気講師を探し出してきて開催に漕ぎ着けたセミナー
というわけです。
さらに言うと、
事前に見込客のリストを手にした上で企画を始めます。
まだリストも持っていないのに、
ゼロから集客しようというのはただのギャンブルです。
自分が企画したセミナーであれば、
相当程度の反応が見込めるという所まで外堀を埋めてから
企画と集客を始めるわけです。
何かのお願い事をするときに必要なのは
妙なプライドを捨てて、
素直な心で連絡することです。
仮に集客に苦戦しているのであれば、
「思ったより人数が集まっていないから、
○○先生に来てもらえると助かります」
「会場のキャパに余裕があって、
あと○人分の席を埋めたい。
ついては出席してもらえないだろうか」
といったように連絡すればいいのです。
変に上から目線で連絡するのは逆効果。
どちらがお願いしている立場なのかをわきまえて、
素直に状況をさらけ出してお願いしましょう。
できるだけ相手の負担を減らす
Googleビジネスプロフィールへのクチコミや、
ホームページなどに使う「顧客の声」。
自分の言葉で自画自賛するよりも、
はるかにPR効果を得られるのでぜひ積極活用したいところ。
私の場合はストレートにお願いしています。
「Googleのクチコミを増やしたいので、
感想を書いてもらえたらうれしいです」
「今度のチラシにコメントを載せたいので
感想を書いてもらえないでしょうか」
といった具合です。
さらに一言付け加えると
より丁寧な印象を与えることができます。
クチコミであればURLなども併記し、
クリックするだけで書き込んでもらえるようにします。
「どうやって書き込めばよいの?」と
相手に言わせる前に情報提供するのです。
また感想をもらいたい場合は、
下書きをこちらで書いてしまって提示します。
「お叱りを含めて自由に書いてください、
例えばこんな感じにまとめていただきたいです」
といった感じ。
こちらがお願いしている立場なのだから、
できるだけ相手の負担を減らせるように配慮します。
![お辞儀をするサラリーマン](https://sr14th.com/wp-content/uploads/2023/05/22741649_s-300x194.jpg)
素直に感謝の気持ちを伝えましょう
感謝の気持ちを言葉で伝える
お願い事に相手が応えてくれた時は必ず感謝の気持ちを伝えましょう。
例えば、セミナーなどのイベントを案内して、
実際に出席してくれたのであれば、
当日、席まで伺って
「お越しいただいてありがとうございます、
お忙しいところ申し訳ありません」
と挨拶します。
ごく当たり前のことだと思うのですが、
感謝の気持ちを素直に伝えられない人は案外多いもの。
であるならば忘れずに行動することで、
それだけで
「お、ちゃんとわかってるな」
と相手に思わせることができます。
家業の代表取締役を務めていた際、
銀行に出向いた時には
「いつもご支援いただいてありがとうございます」
と伝えることを心がけていました。
経営者によっては、
「銀行は金を貸すのが仕事なのだから頭を下げる必要がない」
だとか言う人もいます。
しかし家業の場合は、
実際に運転資金の調達などで支援をしてもらっていたので、
私からしたらごく当たり前のことを口にしただけです。
「ありがとうございます」
「申し訳ありませんでした」
と素直に口にできることほど大事なことはないと思います。
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