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コラム

士業マーケティング 講演の依頼があったら何をしているか

珍しく2日連続で講演の依頼をいただきました。
年に数回しかお話しすることはないので驚きました。
さて、講演の依頼が入ると
どのようなことから準備に着手するかを書いてみます。

諸条件の確認

私に話してもらいたいテーマがあるはずなので、
テーマを確認するのは当然です。
加えて、押さえておかなければいけないのが、
諸条件がどうなっているのか。
日時、場所、報酬といったことなど。
特に初めて仕事をご一緒する方からの依頼の場合は
トラブルを防ぐためにも入念に確認しています。

主催者からの連絡は
「○月頃に岡田に話してもらいたいのだけど受けてもらえますか?」
などとざっくりしていることもあります。
こちらから積極的に情報を取りに行かないと、
間際まで具体的な指示がないこともたびたびです。

例えば一年以上前に声を掛けてもらった案件などは
私からリマインドの連絡をさせてもらうこともあります。

私が経験した講演で一番びっくりしたのが、
当日になってから詳細を説明されるケースです。
当初は事業承継について話してもらいたいという依頼だったのが、
いざ会場に着いてみるとファシリテーターもしてもらいたいとのこと。
もちろん他の出席者とお会いするのは初めてで、
ろくに打ち合わせもできないまま、ほぼぶっつけ本場で行いました。

いつもそのように企画している主催者なのか、
初めてのことでうまく調整できなかったのか。
この時からすべての主催者(とその担当者)が
必ずしも円滑に準備を進めてくれるわけではないと考えるようになりました。

依頼を受けた側だからといって100%受け身になってしまうと
主催者の業務遂行能力によっては振り回されることになってしまいます。
適度に主導権を握ることで
安心して講演を行うことができるようになります。

スライドの修正は直前まで行う

私がお話しできるテーマは
・中小企業支援の売上アップ事例
・江戸時代から続く家業を投資ファンドに事業譲渡した経験
の2つです。

どちらかだけをお話しすることもあれば、
両方を組み合わせて1つの講演にすることもあります。

テーマが2つしかないので、
基本的に資料をその都度ゼロから作り直すことはありません。
これまでの講演で使用してきた資料があり、
毎回微調整を重ねてきたものを流用します。

例えば直近の講演で使用した資料は
スライド65枚で90分お話ししました。
時間調整用のスライドも含まれているので、
全部お話しすればもう少し時間は稼げます。

講演用の資料を確定するのは直前になります。
講演の数分前まで手を入れることも過去にはありました。
話の大筋は変わらないにしても、
前にお話しする人の内容や、
その時々の話題を反映させて微調整をするのです。

困るのが開催数ヶ月前にスライドのデータが欲しいという主催者の時です。
基本的にパワポのデータは渡したくありませんし、
内容も直前まで手を入れるつもりです。
そのため、数ヶ月前に本番データを渡すという要望にはお応えできません。
こうした場合は配布用の省略版データをお渡ししてしまいます。
万一出回ったとしても問題が生じないように調整した資料です。

2017年に人前で話す仕事を始めた時は
スライド1枚15分間だけの出番でした。
しかも公務員向けのボランティア。
いろいろ経験させてもらい、
報酬をいただいてお話しできるようになり、
貴重な機会をもらえていると自覚しています。

SaiSuke2

SaiSuke2を愛用しています

スケジュールの確認・確保

私の場合、月の稼働日数が限られるので、
少し先の予定であっても関与先と共有しておくようにしています。
早く予定を入れておかないと
勝手に押さえられてしまうこともあるのです。

自分のスケジュール管理用アプリと、
関与先数者のスケジューラーに入力すると予定は確定。
日程を押さえられたことになります。

アプリはGoogleカレンダー連携のSaiSuke2を愛用しています。
そんなに仕事を詰め込むような働き方をしていませんが、
家族と予定を共有したりするのでSaiSukeが無いと困ります。

これまでダブルブッキングや
予定を入れ忘れたなどの事故は起こしたことはありません。
当たり前のことではありますが、
緊張感を持って仕事を受注するようにしています。

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