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コラム

ブログのネタの見つけ方

一昨日の記事は「経営し続ける体力」という題にしました。
ブログのネタ探しについて考えてみます。

ある日の閃き

土曜の朝は時間があるので、逆に考え込んでしまい、
ブログのネタを見つけるのに苦労したりします。
平日のように朝の30分でブログの下書きを終える必要がないので
ついダラダラと考え続けてしまうのです。

そんな時にテレビを付けると、
ソフトバンクホークスの二軍監督が
「プロには週6日試合に出る体力が必要」
といったコメントをしていました。

そこでふと閃いて、
「経営し続ける体力」という題で書くことにしました。

ネタが決まると早いもので、
大枠を書くのに30分くらい、
見直しをして投稿するのに15分くらい。
1,500字くらいであれば、
それほど苦労せずに原稿を書けるようになりました。

私がブログのネタを見つけるのは
・日本経済新聞の記事
・顧問先の経営者との対話
・過去の経営経験
などがきっかけになることがほとんど。

いずれも地方中小企業と士業事務所の経営者に向けて
自分なりに伝えたいことを選びます。

毎日更新しているこのブログ、
ネタが見つからなくて更新できないということはありませんでした。
日常でインプットしていることから何らかヒントは得られ、
私のメッセージを表現し続けています。

ネタがないことはない

情報発信を継続できない人は
「書くことがない」
とよく言います。

私からするとそんなことはありえなくて、
何らか事業に関する情報発信のネタは常に生まれ続けています。

例えば、

・ご自分の経歴

・最近考えたこと

・気になった新聞記事

・顧客との対話

・商品・サービスを生み出す苦労

・仕事上の失敗談

など。

これら経営の現場で日々起きていることから
テーマを見つければ良いのです。

書くことがないと言いがちな人は
売上を作りたい気持ちばかりが募ってしまい、
情報発信で「釣り」をするような心の余裕が少ないように感じます。

商売で何より嫌われるのは安直な売り込みです。
価格とスペックだけを一方的に伝えて、
「買ってください」と連呼しても売上に繋がることはありません。

情報発信にも同じことが言えて、
商売っ気丸出しの記事は読者の興味を惹きません。
逆に経営の背景を伝えるような記事や
経営者や従業員の個性を伝えるような記事が
読者の「買う気」をそそるものなのです。

そう考えると
情報発信のネタに困ることはありません。
売るための情報発信と思わずに、
生き生きと活動している様子を伝えるための媒体と考えればいいのです。

私が情報発信、特にブログを始めるようにアドバイスする際、
100記事分のネタを一緒に考えることがあります。
仕入に関するストーリーで10記事、
常連さんとの対話を紹介するので10記事、
季節の商品に関することで10記事、
といった具合に一緒に考えていきます。

こうしていくと100記事くらいはあっという間にテーマが定まるので
後は歯を食いしばって継続するのみです。

テーマを決めても情報発信を継続できない人はいます。
それでもネタが見つからないという逃げ道を塞ぐことにはなり、
真っ新な状況から記事を書くのに比べれば負担感は減ることでしょう。

虫眼鏡で葉っぱを観察する

情報発信のネタをどのように見つけていますか?

ネタを考えなくて済むようにする

ある経営者が情報発信を始めて、
新規顧客を増やした話をお伝えしましょう。

ある美容系の商売を営む経営者が相談にやってきました。
新規顧客を増やしたいと言うのです。

お話ししているとわかったのが、
スマホに苦手意識を持っていることと、
これまで一切、情報発信を行なっていなかったこと。
もちろ大前提として技術は確かなものをお持ちです。

私が提案したのはシンプルに
Instagramでの発信を始めることです。
最初はスマホの機種変更から始まり、
アカウントの取得もお手伝いしました。
投稿内容は施術後の顧客の紹介に特化。

ネタを毎日あれこれと考える必要はありません。

こうして投稿を続けると
あっという間にフォロワーが増え、
あれだけ悩んでいた新規の問い合わせがDMで入るようになりました。

今では終業後に2,3時間かけて、
その日の投稿を作り上げていると聞きます。
それだけ手間を掛けても、効果を生み出しているからこそ継続できるのです。

ネタを考えるのがどうしても困難なのであれば、
内容を何かに特化してしまうのも一つの方法です。

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