地方中小企業が持続可能性を高めるための踏み台になります

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コラム

日曜日に考えていること

今日は日曜日なので
最近考えていることをつらつらと書いてみます。

捨てる勇気

年度初めなので昨年度買った雑誌などで
この先、参考にならないようなものを処分しています。
雑誌類は精緻に読み込むことはなくて、
気になった記事だけを読んで放っておくことがほとんど。
わざわざ取っておく必要がなくなったら、
資源ゴミ回収に出してしまうことにしています。

同じように顧問先との契約も更新の時期で、
捨てられてしまったらどうしようかと思っていましたが杞憂でした。
おかげさまで各社からは当たり前のように
新年度も継続してもらうことができ、
ご期待に応えられているようです。

毎月の稼働日数が限られるので
多くの顧問先を抱えられるようなビジネスモデルではありません。
感性の合う事業者とだけ密につながり、
知恵とアイデアを提供させてもらいます。

さらには人間関係にも捨てる勇気は必要。
自分も選別されていることを自覚しつつ、
無料で奪うことだけを考えている人や、
何より商売の感性が合わない人とは
ひっそりとご縁を縮小させてもらっています。

「誰とでも笑顔でいつまでも仲良く」
というのは私にとっては苦痛です。
限られた時間で関係性を構築しようとするのであれば、
お互いに感性が合うことが必要だと強く信じています。

自ら何かを捨てるということは、
相手からも捨てられる可能性があること。
モノにもヒトにも(それほど)執着せずに生きていきたいです。

まっとうな商売をする

先日、たしか日本経済新聞かどこかで書評を読み、
気になる本があったので購入しようとしました。
サンテグジュペリの「人間の土地」という本。

“我慢しろ……ぼくらが駆けつけてやる! ……ぼくらのほうから駆けつけてやる! ぼくらこそは救援隊だ! “ サハラ砂漠の真っ只中に不時着遭難し、渇きと疲労に打克って、三日後奇蹟的な生還を遂げたサン=テグジュペリの勇気の源泉とは……。職業飛行家としての劇的な体験をふまえながら、人間本然の姿を星々や地球のあいだに探し、現代人に生活と行動の指針を与える世紀の名著。
https://amzn.asia/d/5GygvHT

ところがAmazonで検索すると
2004年11月6日に購入したと表示されます。
まったく記憶に残っていません。

2004年というと、家業の茶わん屋入社4年目で、
法人営業の部署に異動した年です。
おそらく読まずに本棚に仕舞いっぱなしにしていたのでしょう。
その後、結婚して家を出たので、
当時の蔵書の一部は母方の実家に保管してあります。
近いうちに母に確認してきてもらうつもりです。

それにしてもAmazonが知らせてくれなかったら
同じ本を再度購入していたことでしょう。
Amazonにとって、短期的には不都合な通知ともいえますが、
こうして誠実なお知らせをしてくれることで
顧客満足度を高めることができると勉強になりました。

メルマガを簡単に解約できない
サブスクの契約解除方法がわかりづらい
など目先の利益を優先すると
顧客からはあっという間に信用を失うことになります。
誠実な商売、まっとうな商売をすることが
何より重要だと考えています。

サンテグジュペリ「人間の土地」

2004年に購入した記憶がまったくありません

茶道教室で得られる刺激

来週は支部茶会があるそうで、
カルチャーセンターの教室に通っているだけで
まだ?入門していない身ですが呼んでもらえました。

昨年10月から通い始めて、
最近は濃茶のお点前を練習中。
少し間が空くとすぐに忘れてしまうレベルですが、
仕事以外のことで新たな刺激を得られるのは楽しいです。

茶道は私にとっては創造的な学びです。
決められた手順をただ、覚えようとするのではなく、
それぞれの動作の合理的な理由を考えながら
自分の体にしみ込ませようと努めるのは
仕事だけでは得がたい体験です。

誰かから促されて始めたことではなく、
また直接的に生計に関わることでもなく、
自分の興味関心に従って始めたのが茶道です。

地方中小企業の経営者に求められる、
常に事業を成長させ続ける意思は
他人から指示されて身につくものではありません。
自らの意思で何かを実践することで身につき、
磨かれるものだと信じています。
私もいつかは商売の現場に戻ることになるかもしれません。
その時に備えて創造的な学びを続けたいと思っています。

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