情報発信が継続できない経営者に伝えていること
どんなに良い商品を用意したとしても
知ってもらえなければ購買に至ることはありません。
商売をしているのであれば情報発信は必須。
しかし、ほとんどの事業者が継続できません。
私が情報発信の継続に課題を抱える事業者に
どのようなことを伝えているかを書いてみます。
発信したコンテンツは資産になる
発信したコンテンツは
垂れ流して終わりになるのではなく、
その後も様々な媒体に流用できるコンテンツになります。
つまり、貴重な資産になってくれるのです。
ブログを利用していれば、
記事を流用してニュースレターを作成することができます。
あるいはメルマガに流用することも可能です。
実際に私はこのブログの記事を
メルマガに転用して特定のグループに配信しています。
仕事を効率よく進めたいのであれば、
一つの業務を「一石二鳥」以上に展開したいもの。
情報発信を始めれば、まさにそれが実現できるのです。
ある経営者とお話ししていた時のこと。
ホームページをリニューアルしたものの、
ブログの更新は一回きりで止まっているとのこと。
一方で営業量が足りないことは自覚していて、
どのように顧客と関係性を構築するか悩んでいました。
私が提案したのはブログの記事を上げ続けること、
そして、その記事をニュースレターに転用し、
請求書に同封してしまうことです。
「顧客は公的機関が多いから読んでくれないだろう」
「ニュースレターの作り方がわからない」
「予算が決まっているからニュースレターなど出しても
受注量は変わらないだろう」
と一通り「できない理由」を挙げてきましたが、とりあえず挑戦してみることに。
その後の様子を聞いてみたところ、
事前の予想とは異なり、顧客からの反応が返ってきていて、
情報発信を継続したいと手応えを感じている様子です。
継続できるだけで競合に差を付けられる
ほとんどの事業者が情報発信を継続できないということは、
逆に、継続できるだけで競合と差別化を図ることができます。
残念ながら私がお話しした事業者でも
情報発信を継続できる人は10人に1人もいません。
地に足をつけた行動をするよりも、
魔法の杖で売上アップを実現したいと考えるなら、
そもそもコンテンツを作って発信することは向いていません。
すべての事業者がそうだとは思いませんが、
地道な努力を遠回りだと感じてしまう人は一定数存在します。
だからこそ、
勇気を出して最初の一歩を進め、
覚悟を持って取り組み続ければ、
それだけで競合に対して優位性を築くことができるのです。
覚悟を決めて始めれば何とかなる
情報発信を継続するために最も重要なのは
文章作成能力でもなく、
動画編集能力でもありません。
断固として継続しようという覚悟です。
最初はどんなに拙い内容だったとしても構わないのです。
誰も気にしていないところから始めるのだから大丈夫。
それよりも最初の数回だけで
歩みを止めてしまうことの方がみっともないことです。
情報発信を継続して、
顧客との関係性を深められたり、
新たなご縁を得ることができた人に共通するコメントは
「もっと早くから始めておけば良かった」というもの。
ネット広告に出稿するだけで何かをしたような気になったり、
何を伝えたいのかわからない動画作成に費用をかけたり。
そんなことに投資するくらいであれば、
コツコツとブログを発信した方が大きな効果を得られます。
幸いなことに
地方中小企業が情報発信をする手段は多様になりました。
ブログ、ポッドキャスト、インスタ、Twitterなど、、、。
最初の一歩を踏み出すのに費用はほとんどかかりません。
まずは使いやすそうな媒体から始め、そして継続する。
コンテンツの質は徐々に高めていけば良いのです。
ちなみに私が使っている媒体はブログ。
文章を書くのが得意だからというわけではなく、
資産として残して、後に転用することを考えて選んだもの。
今度始めるポッドキャストもブログからネタを得られそうです。
私はブログをお勧めすることが多いですが、
どの媒体を選ぶかはそれぞれの事業者が自由に決めればよいこと。
初めから動画に挑戦しても良いですし、
インスタで発信しても良いでしょう。
重要なのは覚悟を決めて継続することです。
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