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コラム

商品・サービスを選ぶ理由を考える

帰省や旅行のお土産やお祝いに送る品物を
私がどのように選んでいるのかを書いてみます。

松崎煎餅(お菓子)

https://matsuzaki-senbei.com/

東京土産に利用しているのが松崎煎餅。
「銀座のお菓子」を手土産にできるのがポイント。
家業の銀座店が近くにあったので、
祖父が仕事帰りに買ってきてくれたこともある懐かしいお菓子です。

私が好きなのは瓦煎餅。
正月にはおめでたいデザインの限定商品が発売されるので
年末年始に帰省した際には利用するようにしています。

肉のハッピー(精肉)

https://www.instagram.com/nikunohappy/

先日、実家に帰省した際に利用したのが焼肉用の肉。
事前に予算と人数などを伝え、
お店に適当に見繕ってもらったものをクール便(冷凍)で送りました。
家族からは大好評で、
次回からも同じものを手配してほしいと言ってもらえました。

代表と初めてお話ししたのは
前職の事業相談窓口にいらしていただいたのがきっかけ。
個別相談といっても、私がくどくどとアドバイスをするようなことはなく、
ご自身の夢の実現のために邁進する様子を近くから拝見していました。

創業に挑戦する人が成功する秘訣はいくつかあると思っていて

・初期投資額を身の丈に合わせる

・自分の強みを商品やサービスに反映させる

・顧客から愛されるための愛嬌、愛想の良さを持つ

といった点が重要です。

代表はこのすべてを兼ね備えていて、
開店後はすぐに常連さんを掴んでお店は繁盛。
何度も買い物に行かせてもらいましたが、
活気のあるお店の様子が伝わってきます。

なお、まもなく店舗が移転されるとのこと。
売場が広くなるそうで近いうちに伺ってみようと思っています。

しまたて商店(お酒)

https://shimatate-shoten.com/

こちらも前職の事業相談窓口にいらしていただいた事業者様。
お祝いなどでお酒を送ろうと考えたときに使わせてもらっています。
用途や予算などをお伝えすると
ふさわしいワインを選んでもらえるのがうれしいサービスです。

手書きのニュースレターを不定期で発行されていて、
お店の魅力をわかりやすく伝える素敵なものです。
情報発信を継続することに多くの事業者が苦労していますが、
無理のない範囲で続けているなぁといつも感心しています。

ニュースレターを発行するというと

・間違いのない文章を書かないといけない

・デザインをどうすればいいかわからない

などと構えてしまいがちですが、
必ずしも大手企業が出す媒体のように完成されている必要はなくて
逆に手触り感のあるものの方がお店の魅力を素直に伝えることもしばしば。

お店の息遣いの感じられる情報発信の重要性を教えてもらっています。

夜の銀座

家業の銀座店で1年間アルバイトをしていました

お店を選ぶ基準

私がお店を選ぶ物差しは
「気持ちよく買い物できるか」
が一番重要です。
価格・品質・距離よりも気分よく注文できるお店を選びます。

手土産に限らず、飲食店を選ぶ時も同じ。

飲食店が「おいしい」ものを提供するのは当たり前で
独自の立ち位置を築く要素としては(単独では)不十分です。
競合が安易に真似できない立ち位置を築くには
「おいしい」以外の要素を掛け合わせる必要があります。

おいしいお店だったとしてもがっかりしてしまうお店に多いのが、
接客が今ひとつであったり、
清潔感に欠けていたり、従業員間の雰囲気が悪かったりするお店。

かつてよく通っていた飲食店がありましたが、
ふと行きたくなくなったところがあります。
致命的な出来事があったわけではなく、
小さな違和感が積み重なっていった感じ。

・当初は掃除が行き届いていたがホコリが目立つようになった

・従業員同士の雰囲気が悪く、客が気を遣ってしまう

・通りがかりの客が入店しても、常連との会話に夢中で接客しようとしない

こんなことが続いていくうちに嫌になってしまったのです。

反対にいつまでも通いたいと思う店は

・どの客にも愛想よく接している

・古かったとしても清潔感がある

・代表や大将の人間的な魅力に惹きつけられる

といったところでしょうか。

いざ自分が経営者になると
ついつい、商品・サービスを
顧客にたくさん買ってもらうことばかりを求めてしまいがちです。
ところが消費者としての自分はお店を選び続けています。
なぜその店を選んでいるのか、なぜお金を使っているのか。
消費者としての自分の思考を分解してみると、
売上アップのヒントが得られることでしょう。

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