士業マーケティング ホームページの作り方
開業したばかりの士業がホームページを作る場合、
どんな点に注意したらよいでしょうか。
業者に丸投げせず、まずは手を動かす
パソコンが苦手であったり、
一度もホームページを作ったことがない人にありがちなのが
安直に業者に制作を依頼してしまうこと。
外注自体を否定するものではありませんが、
よく検討もせずに丸投げしてしまうと後から後悔することになります。
これまで私が見聞きしてきたのは
・7年間のリース契約になっていて、
さらに自社で自由にコンテンツを追加できない仕様になっていた
・立ち上げたはよいものの、
更新作業の方法がわからず放置状態になってしまっている
・「知り合い」の配偶者に制作を依頼したが、
いつまで経っても着手してもらえず、
第三者に間に入ってもらい、ようやく完成させることができた
といったもの。
いずれも発注側である事業者は
「こんなつもりではなかった」
と愚痴をこぼしていました。
こうした事態に陥ることを防ぐためには
・まずは自分なりに勉強して手を動かす。
・自分では何ができないかを把握してから業者に発注する。
・業者は必ず相見積もりを取得して検討する。
「知り合い」だからといって安直に依頼しない。
といった点に留意しましょう。
特に必要なのが、
自分なりに手を動かしてみること。
Wordpressがどんなものなのかワークショップに参加してみるとか、
コンテンツになりそうな記事をいくつか書いてみるとか。
その後、誰かに仕事を依頼するにしても、
自分である程度手を動かしてから依頼するのと
そうでないのとでは、発注の効率も変わってきます。
「丸投げ」している感は業者に敏感に伝わるものです。
悪質な業者に出会ってしまった場合は、
不利益な契約を結んでしまったり、
その後長く不満を抱くことになりかねません。
より良い成果物を納品してもらうためにも、
ある程度は自分で事態を把握しておきましょう。
プロフィールを充実させる
士業のホームページで最も重要なコンテンツは
プロフィールです。
なぜなら士業の最も重要な商品は自分自身であるから。
どんな社会人人生を歩いてきたのか、
どのような支援事例を持っているのか、
どういった姿勢で仕事に取り組んでいるのか。
こうしたことをプロフィールページで発信しましょう。
逆に最初から注力しなくてよいのは、
法的な知識を伝えようとする記事です。
法改正だとか補助金の情報などのイメージ。
こうした情報は誰でも発信できるので、
いくら充実させたとしても
必ずしも問い合わせに繋がるわけではありません。
自分独自のコンテンツにはならないということ。
さらにプロフィールにありがちなのが、
履歴書のような箇条書きで簡単に済ませてしまっているケース。
これはもったいないことで、
自分の歩んできた人生は本人にとっては当たり前の連続ですが、
他人から見たら興味深いもの(であるはず)です。
先日、顧問先で私を従業員さんに紹介してもらった際は
ホームページのプロフィールを活用してもらっていました。
また講演の依頼などがあった時にも
その都度、略歴などを作成することなく、
「ホームページから引用してください」
とお伝えしています。
すべてのコンテンツを充実させることができればベストですが、
ホームページ立ち上げ時に
最初からすべてを用意することは難しいかもしれません。
優先順位を付けるとしたらプロフィールにまずは注力しましょう。
問い合わせフォームは定期的にテストを
問い合わせフォームを設置しないことはないとは思いますが、
その後に忘れがちなのが定期的に動作チェックを行うこと。
きちんと指定のメールアドレスに通知が届くかを
適切な間隔で確認しましょう。
問い合わせフォームを設置していたつもりなのに動作しなければ、
見込み客からの反応を見逃すことになってしまいます。
私のホームページでは
WordpressにMW WP Formというプラグインで
問い合わせフォームを設置しています。
毎週のようにチェックしているわけではありませんが、
2ヶ月毎くらいには動作を確認するようにしています。
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