モノを購入する時の判断基準
中学生の息子を見ていると
いろいろ気付かされることがあります。
その一つが欲しいものをどの機会に手に入れるかの考え方。
心の底から欲しいモノだけを買う
私の趣味の一つが
フィルムカメラを集めること。
写真を撮ることが趣味なのではなく、
フィルムカメラを手元に置いておきたいのです。
美術品や工芸品を眺めている感覚に近く、
50年前のカメラが今でも機能することに感動しながら
たまにフィルムを詰めて撮影することが楽しいです。
ところがそのカメラ収集癖ですが、
息子から見るとおかしな趣味に見えるようで
「一台あれば十分なのになんで集めるのか」
などと憎たらしいことを言われたりもします。
相手にしませんが。
その息子が最近凝っているのが文房具の収集。
特にシャーペンなどペンを集め始めています。
その姿を見ていて感じたのが
「心の底から欲しいモノを買っているなぁ」
ということ。
自分のお小遣いの範囲内でやりくりしながら、
手に入りにくいペンを収集している様子で、
とても楽しそうに取り組んでいます。
対して私は小遣いにはある程度不自由しないので、
ふと思い立ったらカメラを購入してしまうことも。
心の底から欲しいモノを買おうとしているかというとそうでもなく、
衝動買いに近い形で
さほどの思い入れなく購買行動に走ってしまっていました。
息子の姿を眺めていて改めて学んだのが
「心の底から欲しいモノを買う」
ということ。
節約のためだけではなく、
心を豊かにするためにも重要な考え方だなと思いました。
カメラに限らず、
Amazonで購入する本や日用品なども
「いま本当に必要なのか」
「心の底から欲しいモノなのか」
と自分に問いかけるようにしました。
すると、当たり前ですが、
ぐっと支出が減っていきます。
減った分は投資に回してもよいですし、
将来、心の底から欲しいモノが表れたときに使えばいいのです。
40代半ばになると
中学生の頃のような純粋な心は失われます。
息子の様子からほんの少し、大事なことを思い出しました。
「安物買いの銭失い」を避ける
今日これから出かけるので押し入れをゴソゴソしていると、
以前に集めた外遊びグッズが出てきました。
カヤックを漕いでいた時に使用した道具です。
今でも焚き火や海岸に出かける時などに使えるので、
当時、安物に走らず、良いモノを購入しておいてよかったと考えています。
何が言いたいかというと、
一番もったいないのは「安物買いの銭失い」。
目先の支出を抑えるために質の悪いモノを購入してしまうと
永く使えることができなかったり、
小さな不満が蓄積されてしまったりと、
何のために投資をしたのかわからなくなってしまいます。
関連して気を付けているのが、次に繋がる消費をすること。
刹那的な欲望を満たすための買い物は財布を傷めてしまうだけです。
例えば最近購入したのは、
・仕事用のウォーキングシューズ
・ポッドキャスト収録用のレコーダー(予備)
・茶道教室の会費
といったもの。
いずれも私からしたら、
何らか将来に繋がる買い物です。
ウォーキングシューズは毎日の運動不足解消と、
膝や股関節の故障防止に資するモノです。
レコーダーは情報発信を通じて
新たなご縁をいただくためのモノ。
茶道教室の会費は
教養を深めて顧客との対話に繋げるため。
これらの将来に繋がるモノであれば、
支出を惜しむことなく、
可能な範囲で投資していきたいと考えています。
いま欲しいモノ
と、ここまで書いていて、
最近、欲しいモノを挙げてみます。
Leica M11
https://leica-camera.com/ja-JP/photography/cameras/m/m11-black
このところ悩み始めているのがLeica M11です。
デジカメは数年するとあっという間に陳腐化しますが、
それでも一度はLeicaを手にしてみたいなと考え始めてしまいました。
M3の明るいファインダーの衝撃が忘れられず、
あのときのような感動を与えてくれるなら、
M11で撮影するのも楽しいだろうなと思っています。
Fujifilm X-PRO3の後継機
https://fujifilm-x.com/ja-jp/products/cameras/x-pro3/
つい最近、生産終了したX-PRO3の後継機が発売されるなら買いたいです。
フィルムシミュレーションを楽しめるので、
今では手に入れづらくなったAcrosのモノクロなどを
手軽に楽しめるのだろうなと想像しています。
他には紺のスーツやダブルのブレザーも欲しいのですが、
それほど着る機会もなさそうなので
今のところはすぐに買うつもりはないです。
無駄な支出は限りなくゼロにして、
心の底から欲しいモノにのみ「投資」する。
買い物ではなく、投資という感覚です。
心を豊かにするためにも大事な感覚だと思っています。
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