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コラム

無料の経営相談を行っていない理由

前職で行政が設置した中小企業支援窓口に勤めていたせいか、
今でも相談を持ちかけてくれる方がいます。
しかし、残念ながら無償の経営相談はお断りしていて、
報酬をお支払いいただける方とのみお付き合いしています。

個人事業主だから

まず第一に完全に個人事業主に移行しているから、
というのが大きな理由です。

現在は知恵とアイデアを経営者に提供し、
報酬をいただいて事業を営んでいます。
そんな私が特定の人に求められるがままに無償でサービスを提供してしまうと、
報酬を支払ってまで使ってくれている経営者に説明がつきません。

前職は図書館のように
地域の住民であればどなたでも使ってもらえる施設でした。
誰でも私の提供する個別相談を無料で受けることができたのです。
もちろん、表面上は無料のサービスを提供しているのですが、
税金を原資に運営されています。
この構造がごく一部の利用者にはわかりづらいようで、
いまだに
「岡田の経営相談は無料だった」
と誤解されてしまう原因になっています。

現在は社外取締役に就任したり、
顧問契約を締結してもらい、
売上アップのための知恵とアイデアを提供しています。
屋号は「社会保険労務士岡田事務所」ですが、
社会保険の手続き代行や給与計算などは(ほぼ)受託しておらず、
中小企業支援家として活動しています。

こうした形態で仕事をしていると、
手続き業務だけを手掛けるような士業と比較すると
顧問先数は少なめ、かつ、単価は高めで
何より、感性の合う企業とだけお付き合いしているので
ストレス無く業務に取り組むことが可能になります。

搾取されるのが嫌いだから

もう一つ、無償の仕事を受けない理由は
搾取をされるのが嫌いだからです。
率直に言って、
他人に無償で何かを求められるのが苦手です。
人は誰しもそうだと思うのですが。

私から無償でボランティアを行うことはあります。
学生の頃には高校ボート部のコーチをしていましたし、
継続して寄付をしている先もあります。
ただし、これらはあくまで私が決めて行っていること。

情報のただ取りをしようとする人は
「ちょっと質問したいことがあります」
「飲みに行って話を聞いてもらえませんか」
といった感じで声を掛けてくるのですが、
私からしたら苦痛でしかありません。

ある人とはもうご縁を切ったのですが、
飲みに行ったのをきっかけに
無償のアドバイスを次々と求めてくるようになりました。
悪意はないのでしょうが、
私からしたら徒労感を感じるばかりなので
メッセンジャーを非通知にさせてもらいました。

なお、最近は無償のアドバイスを求められた場合、
ココナラに出品しているサービスを黙ってご案内しています。
https://coconala.com/services/2737562

他人を使うのであれば、
正当な対価をお支払いください、ということです。

会議室で商談するビジネスパーソン

来週は顧問先の全国会議に参加します

私のサービスを利用する方法

私の提供しているサービスは
ウェブサイトのトップページに料金を提示しています。
https://sr14th.com

顧問契約や社外取締役などに就任する場合などで
料金を分けていて、
ほとんどの場合が個別の見積もりをご提示し
納得いただいてから契約する流れです。

また最近は、もう少し軽い契約をご希望の方のために
メールだけのアドバイスも行っています。
LINEやメッセンジャーなどでも良くて、
比較的、時間と場所に拘束されない方法としてご提案しています。
https://sr14th.com/mailconsulting/

私のように無形のサービスを取り扱っていると
商品に形がないだけに、
価値を視覚で捉えていただくことができません。
そのため心掛けているのが、
過去の実績の提示や日々の情報発信で
他の士業や専門家にない独自の価値を伝えること。

独自の価値を生み出して発信できていれば、
競合がいないので安売りをする必要はなく、
こちらから「買ってください」と
安っぽい営業をする必要もなくなります。

おかげさまで、
感性の合わない人と無理にお付き合いする必要はなく、
価値を理解してくれた経営者とのみお付き合いできています。

今後も無料や安さを求める人とは距離を取り、
正当な対価をお支払いいただける人とお取り組みしていきたいです。
もちろんそのために必要なのは
期待以上の価値を提供し続けること。
現状に甘んじることなく、
地方中小企業のために貢献していきます。

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