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コラム

士業マーケティング 人との繋がりを整理する

自営業の良いところは
お付き合いする人を自分で選べることです。

ご縁を断つ勇気を持つ

雇われる立場であれば会社の方針に従い、
自分の感性と合わない人とも付き合わなくてはなりません。

ところが独立し自営業になると、
お付き合いする人を自分の判断で選べるようになります。
感性の合う人とは自由に会うことができますし、
逆に、合わない人と無理にお付き合いする必要はなくなります。

もちろん自分も相手から厳しく選別されるわけで、
残念ながらご縁をいただけなくなることもあり得ます。

以前、ある人とのご縁を断ったことがあります。
仕事上のお付き合いが細々と数年間あったのですが、
あるプロジェクトに関して金銭の不祥事が発覚。
故意に関わっていたことが明らかでしたので、
連絡を取ることを止めさせてもらいました。

またある時には
私から情報を取ろうとばかりしようとする人と
関わりを断ったことがあります。
顧問契約もしていないのに
あれこれとアドバイスを求められるので
メッセンジャーを非通知にしてしまいました。

私は商売の世界で関係性を構築するには
「ギブ&ギブ」の精神でお付き合いするようにしています。
何かを求めて打算的に繋がろうとはしません。
そのうちに回り回ってお互いにとって
幸せな関係になるだろうというのが私の基本的な考え。

ところが何かを「奪う」ことしか考えられない人も
世の中には一定数、存在します。
そうした人と無理に付き合ってもこちらが疲弊するだけ。
勇気を持ってご縁を断ち、
正当な報酬を支払ってくれる人や
お互い様の精神で対話をできる人へ
全力を注いでお付き合いすることのほうが有意義です。

できるだけ「会」に属さない理由

家業の代表取締役を務めていた際、
全国的な経営者組織の支部に加入させられそうになりました。

・若手経営者であるならばぜひ加入したほうが良い

・他の経営者と知り合いになれるチャンスだ

・様々なイベントで親睦を深めることができる

・支部のリーダーは○○とご縁のある人だ

・あの会社のジュニアも入会している

といった文句を並べて誘われました。

ところが私はまったく加入する気はありませんでした。
その場では失礼の無いようにうまくはぐらかし、
後日、改めて加入しない旨をお伝えして終了。

東京から京都に移り、
慣れない社長業にバタバタしていたからといって
闇雲に繋がりを求めているわけではありませんでしたし、
独立した現在もその考えに変化はありません。

当時はそうした会に加入して得られるものより

・新たな上下関係を抱え込むのがうっとうしい

・役職、役割を押し付けられるのがうっとうしい

・様々なしがらみが発生してしまうのがうっとうしい

といった点で入会しないという判断をしました。

社会保険労務士会など、
どうしても加入しなければいけない組織には入りますが、
内向きの付き合いに時間を費やすくらいならば
顧客と向き合うことに時間を使いたいと考えています。

中身のない名刺交換をするだけの異業種交流会や、
お互いに仕事を回し合うのが目的の経営者の会など、
世の中には様々な会が存在しています。
安直に入会してしまい、
自分を安売りすることのないようにしたいものです。

はさみ

感性の合わない人とのご縁を断つ勇気を持ちましょう

情報発信が予防線になる

ブログで情報発信を継続し、
同時にプロフィールも用意しておくと
私がどういう人間かを事前に知ってもらうことができます。

・自分がどういう価値観を大事にしているのか

・これまでの人生の背景にどのような出来事があったのか

・仕事以外に大事にしていることに何があるのか

といったことなどを発信しておくことで
感性の合わない人を寄り付かせない予防線になります。

情報発信というと

・知ってもらうため

・購買に結び付けるため

といった側面ばかりが強調されがちですが、
「自分はどういった人とお付き合いしたいか」
というのを直接あるいは間接的に伝えることにもなります。

感性の合わない人ばかりが寄ってくるなぁなどと
悩んでいるのであれば、
自己開示のための情報発信を始めることをお勧めします。

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