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コラム

ここ最近、購入した本

ここ最近購入した本を紹介します。

貧困の経済学 T・W・シュルツ著/土屋圭造監訳 東洋経済新報社

「低開発国農業の近代化に関して日本を例にとりながら人的資本の形成によって自助による自立が可能であることを主張したノーベル賞受賞者シュルツの人的資本理論のエッセンス」https://str.toyokeizai.net/books/9784492440377/

だそう。「人的資本」という単語に惹かれました。今年の正月の日本経済新聞には人的資本経営という単語が目立ったように記憶しています。40年以上前に書かれた本に、人的資本というキーワードがあったわけで、農業に関してそれほど興味はないのですが読んでみたいと思いました。

ちなみにこの本は「日本の古本屋」というウェブサイトから購入しました。Amazonで高い値段が設定されているような古本でも、「日本の古本屋」からなら、比較的手ごろな値段で手に入れることが可能です。

届いた本を手にして驚いたのが、どうやらほとんど新品であることです。本の真ん中あたりに読者カードというハガキが挟まれていて、差出有効期間が昭和56年5月31日までと印刷されていました。40年間くらい眠っていた本が私のところに届いたようで、紙の本の良さを改めて認識することになりました。

会社四季報2023年2集・春号 東洋経済新報社

ここ最近、毎号、購入しています。春号もAmazonで予約を済ませているので発売日には届くはず。毎日、目を通している日本経済新聞に加えて、会社四季報を眺めていると、なんとなくどんな企業が稼いでいるのかが見えてきます。私の場合はこの本を精緻に読み込むわけではなくて、ざっと気になった企業を調べるのに使っています。

例えばJT。

喫煙者は減っているはずで調べてみると、以下の通り。

男性27.1%、女性7.6%、男女計16.7%(2019年)。男性では、1995年以降20歳~60歳代で減少傾向。女性では、2004年以降ゆるやかな減少傾向。20歳~40歳代では近年減少傾向だが、50歳代では増加傾向。

がん情報サービス https://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/stat/smoking/index.html

にもかかわらず収益力が高いのはなぜだろう、などと考えながらページをめくっていきます。投資に関してはド素人ですが、どうやって稼いでいるのかなどを考えるのにちょうどよい資料です。

今回からは息子にも渡してみようと思っています。「インベスターZ」を読んでいるのと、NHKのドキュメンタリーやニュースによく見入っているので、自分のお年玉の運用先は自分で決めさせてみたいという考えです。さて、興味を持ってくれるでしょうか。

古本屋の店頭

今度の休みは福岡の古本屋巡りをしようかな

おのれを磨く日々のけいこ 堀内宗心 世界文化社

茶道を習い始めて驚いたのが、教科書などはなく、先生に教わりながら自分の手足を動かして覚えるということ。動画でもあるのだろうかと検索してみましたが、私の習っている流派はそれほどメジャーではないようで、役立ちそうなコンテンツを見つけることはできませんでした。

最初の頃に一番困ったのが袱紗の畳み方。そもそも小さいときから折り紙などが苦手だったので、袱紗捌きなどは今でも怪しい感じです。同じようになかなか覚えられなかったのが茶巾のたたみ方。毎回、先生に教えてもらうのも情けなくなり、参考になりそうな本がないかと購入したのがこの本です。

動画と同じく、細かい所作は私が習っている流派と違うようなのであまり参考になりません。しかし、例えば茶巾のたたみ方について、「茶巾は茶碗を拭くときに使いますが、水分と汚れを吸い取りながら拭き取っていくのであって、茶巾に吸水力がなければまったく価値がないのであります。茶巾は、常に徹底的に固く絞ることがなによりだいじなことで、茶巾絞りの甘い人は点前をして、お茶を点てる資格はありません」などと、所作の持つ意味などを歯切れ良く教えてくれます。

茶道の本も色々あるようですが、どうやら一番大事なのは日々のお稽古に集中して体で覚えること。この本などで適度に知識を補いつつ、引き続き、茶道教室のお稽古を楽しんでいきたいと思っています。

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