士業マーケティング 仕事の服装
仕事をしているときには
どのような服装をすれば良いのでしょうか。
普段どのような服装をしているか
私は服装を毎日あれこれと変えることはありません。
考える時間がもったいないのと、
特にこだわりが無いからです。
通常時であれば、
夏は半袖シャツにチノパン
冬は長袖シャツにVネックのセーター、チノパン
といった感じです。
シャツはほとんどがボタンダウンで2,3年で買い替え、
チノパンは2本を交互に履きながら、
ヘタってくると1年くらいで交換するようにしています。
「通常時は」としたのは、
カチッとした時にはスーツを着ることもあるから。
講演や面談時などはネクタイを締めることもあります。
そこまでいかなくても来客や視察対応の時には
上記の服装にジャケットを羽織ります。
地方中小企業の支援に携わるようになり、
経営者とお話しするようになると
ほとんどの経営者が
常にパリッとした服装をしているわけではないことに気付きました。
作業着や動きやすい格好をしていることがほとんどで、
スーツを着て、ネクタイを締めている人はあまり見かけません。
であるならば、経営者とお話しする私も
失礼のない範囲で相手に合わせ、
カジュアルな服装にしようと考えて今に至っています。
銀行に行く時の服装
家業の代表取締役を務めていた際、
取引金融機関は7行庫とお付き合いがありました。
普段の業務は担当者に任せていますが、
私が定期的に状況を報告に行くこともあれば、
緊急事態が発生してお願いや説明に出向くこともありました。
その時の服装は
紺無地のスーツ+白無地のワイシャツにネクタイが基本。
業績が窮境に陥っていて、
銀行の支援がなければ事業を存続できない状態でしたので、
支援を受けている身として失礼のない格好を心掛けていました。
終日、社内にいるときや店舗を巡回している時は
カジュアルな服装でいたことがほとんど。
そのため私が銀行を廻る日は従業員にも一目瞭然でした。
様子を察した従業員から
「銀行から返ってきたら飲みに行こう」
などと声を掛けてもらったのは良い思い出です。
士業にふさわしい服装
士業にふさわしい服装を考えてみると、
必ずしもスーツを常に着る必要はないと思います。
逆にスーツばかりを着ていると、
妙に堅苦しい印象を与えてしまい、
顧客に心を開いてもらえなくなります。
中小企業支援を営むある組織では
チノパンは禁止で、ノーネクタイも禁止だそう。
スーツを着ていることが必要だそうですが、
私には逆効果になるように思えてなりません。
服装選びの基本は相手に不快感を抱かせずに、
かつ、自分が快適に行動できるものであることでしょう。
スーツを着ているからといって
仕事の質が担保されるわけではありませんし、
士業の品位が保持されるわけでもありません。
服装に振り回されるくらいならば
仕事の質を高める方向に時間や手間を掛けるべき。
例えば、パリッとしたスーツを着ていても、
ショボいスペックのパソコンを使っていると残念なものです。
努力の方向を間違えずに、
士業にふさわしい服装を選びましょう。
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