士業マーケティング 心のバランスの取り方
家業の代表取締役を務めていた際、
メンタル不調に陥ったことがあります。
それ以来、自分なりのバランスを取るように対処しています。
不適当な人と付き合わない
不特定多数の人と関わるような仕事をしていると
どうしても波長の合わない人が現れてしまいます。
私の場合、
どのような人と波長が合わないかというと
・時間を守らない
・カタカナ語を濫用して言葉に中身が無い
・仕事に誠実に向き合わない
といった人とはまったく相容れません。
まず、時間を守らない人は
どんなに素晴らしいとされる人であっても無理です。
1日24時間という限りある資源の時間を
どう使うかはそれぞれの自由。
ところが約束などを守らずに他人の時間を奪う行為を
平気でしてしまう人がいます。
悪意はないのかもしれませんが
私にとっては最も悪質な行為です。
特に遅刻癖のある人とは
一切の付き合いを断ちます。
「5分くらいで細かいこと言うな」
などと言い訳をする人がいますが、
遅刻する人にとっての5分間と
私にとっての5分間の価値が同じとは限りません。
時間を大事にしない人は、
同じような性格の人同士で過ごしてほしいものです。
次にカタカナ語を濫用する人。
カタカナ語が悪いとか、
使ってはいけないというわけではなく、
そういう人に限って言葉に中身がなくて空虚なのです。
カタカナ語をしゃべっていれば
それらしく聞こえてしまう会話もありますが
よくよく中身を把握しようとするとスカスカ。
私の信条として、
日本語で言い表せる言葉を無駄にカタカナ語に置き換える人は
要注意と見なしています。
最後に仕事に誠実に向き合わない人。
これは真面目に仕事をしろという意味ではなく、
噓をついたり、虚勢を張ったりして
人の仕事の足を引っ張るような人のことです。
私が過去に関わった人で言うと、
不適切な異性関係を職場に持ち込んで
さらに金銭的な利益を得ようとするだとか、
ミスをしたあとに謝罪できないだとか、
そんな人々です。
不適当な人と付き合おうとすると
膨大な労力を要して疲弊してしまいます。
特に創業したばかりの士業には
様々な人が寄ってくる可能性があります。
仕事欲しさに付き合いを選別する視点を持たないと、
良いように振り回されることになります。
持続可能な仕事をするためにも、
感性の合わない人とは
びしっと一線を引いて付き合わないようにしましょう。
睡眠時間を確保する
質の高い睡眠を確保しないと
確実にメンタルに悪影響を及ぼします。
・日中に外で体を動かす
・朝ご飯をしっかり食べる
・寝る前にスマホを触らない
これらを意識するだけでも
睡眠は改善するはず。
私は睡眠時間を削るような仕事は受けません。
例えば
・給与計算
・社保手続きの代行
といった業務です。
顧客からの資料提出時期に左右され、
締め切りに追われるなど、
自分で時間をコントロールすることが困難な業務です。
手続き業務はいくらでも得意としている人がいますし、
わざわざ私がこれから身につけるべき業務でもありません。
こうした仕事を中心にしてしまうと
体力を削りながら稼ぐことになり、
いずれは体が悲鳴を上げてしまいます。
またマーケティングの観点からも
事業の独自化から逆行するものです。
質の高い睡眠時間を確保するという観点から、
手掛ける仕事、距離を置く仕事を決めましょう。
適度にサボる
士業が創業した場合、
多くの人は自営業からのスタートとなるでしょう。
雇われる立場と違い、
どのように時間を使うかは本人が自由に決められます。
サラリーマンを観察しているとわかるように
必ずしもパソコンに長時間、見入っている人が
仕事ができる人だとは限りません。
雑談をしたり、コーヒーを飲んだり、
適度にサボっている人の方が
仕事の成果を出しているものです。
自営業も同じで、
真面目に駆けずり回っているからといって
それだけで売上が増えていくことはありません。
適度にサボり、
視野を広げて思考を深める人の方が
結果、顧問先の輪を拡げていきます。
例えば
・地域の野球チームに入る
・ボランティアのゴミ拾いをする
・新しい習い事を始める
といった、
一見仕事と関係ないことに取り組む余裕が
思わぬ所から仕事に結びつくものです。
適度にサボり、
心に余白を作るように心掛けましょう。
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