フィルムカメラを使う理由
今日は日曜日なので仕事とはまったく関係なく、
趣味のカメラのことを書いてみます。
フィルムカメラに惹かれる理由
フィルムカメラを10台くらい持っています。
すべて稼働品で、
きれいな写真を撮ることができます。
一方でデジカメは1台のみ。
Canon R7です。
以前はGRシリーズを歴代持っていましたが、
息子の長距離走を撮影するために
昨年発売されたばかりのR7に買い替えました。
カメラというよりかは
「全自動連写JPEG画像生成機」
と呼んだ方が正しいかもしれません。
自分の財布からお金を出して
フィルムカメラを初めて手に入れたのは
2000年くらいだったような記憶があります。
OLYMPUS OM-1 MDを買って、
身の回りのものを写していました。
その前には小学生の頃に、
RICOH AF-50Dというカメラを
使っていましたが
遠足の時に持って行くくらい。
母親と池袋に買いに行ったのを覚えています。
フィルムカメラに惹かれるのは
何十年経っても陳腐化しないからです。
特に焦点も露出も自分で合わせる機械式カメラは
電子回路を使っていないので、
適切にメンテナンスしていれば何十年も
撮影を続けることができます。
電子回路を使っているようなAFカメラや
もちろんデジカメは陳腐化してしまうのがあっという間。
発売当時は最新機種なのに
3年もすれば機能的に見劣りしてしまうばかりか
新商品が次々と発売されて取り残されていきます。
さらに切ないのが、
電子部品の在庫がなくなると
修理が不可能になってしまいます。
一方で例えばニコンFというカメラは
1959年に発売されましたが、
私が持っているカメラのなかで、
一番作りがしっかりしていて安心感のあるものです。
オートフォーカスなどの機能はもちろんありませんが、
ヨドバシカメラやAmazonで購入したフィルムを入れれば
かつてのプロカメラマンが使っていたのと同じく
今でも普通に写真を撮影することができます。
デジタルカメラも併用しています
デジカメで愛用したのは
RICOH GX100
と
RICOH GR(APS-C初代)
です。
どちらも発売まもなく手に入れて、
数年間しっかりと使い倒しました。
GX100は
正方形フォーマットの写真を撮れるのが楽しく、
外付けファインダーを覗いて
撮り歩いていた記憶があります。
懇意にしていた業界紙の社長も
長年GX100を愛用していたのを思い出します。
GRはまだスマホのカメラ機能が
今ほど洗練されていなかったこともあり
休日に出かける際には腰にぶら下げていました。
息子がまだ可愛かった頃の写真は
ほとんどがGRで撮影したものです。
(フィルムカメラで撮ったものもあります)
ただ悲しいのが
デジカメは陳腐化が避けられません。
新機種が発売されると
どうしても目移りしてしまい
買い換えを決断することになります。
今使っているCanon R7も
なんとなく長くは使わないような気がしています。
質感が安っぽいのと
「カメラが欲しくなった」というよりかは
「連写のため」に買った道具なので
カメラ本体にそれほど愛着が湧かないのです。
次に購入するとしたら、
FUJIFILMのX-Pro3の後継機でしょうか。
フィルムシミュレーションという、
フィルムを取り替えるように、
絵作りを変化させることができる機能があるので
かつて発売されていたフィルムの雰囲気を
最新機種でも楽しむことができます。
やはりLeicaが欲しい
道具としての完成度や
保有する喜びを満たしてくれるのは
圧倒的にフィルムカメラです。
かつてはプロが使っていたような機種を
(今でもそれなりの値段はしますが)
中古で手に入れることができるので
現代に生きていてよかったと感じます。
撮影用のフィルムもアイテム数が激減し、
値上げが続いていますが
まだ普通に購入することができます。
フィルムカメラという文化を守るためにも
どんどんフィルムを消費して撮影し、
カメラを外の空気に触れさせて稼働状態を保つことが
今保有している私の役割だと思っています。
ちなみにフィルムカメラで
次に買おうと思っているのはLeica M3です。
以前に保有していたのですが手放してしまい後悔しています。
どうせなら最新のM11を買おうかとも悩みますが、
それは財布と相談しながら考えます。
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