地方中小企業が持続可能性を高めるための踏み台になります

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コラム

仕事に振り回されない生き方をするには

完全に自営業に移行してから10ヶ月が過ぎました。
朝6時に起きて、夜は22時には寝る生活です。
仕事に振り回されないことを意識しています。

自由に働く方法をどのように身につけたか

概ね週4日はインキュベーション施設で
入居企業のお世話をし、
残りの日は自分の顧問先に出向いたり、
講演をしたりしています。

上司にあたる人はいないので
仕事をするもしないも自分の自由で、
もちろん成果は報酬や契約に反映されます。

一般的な社会保険労務士事務所の所得よりは
多少、稼げているのではないかと思います。
それどころか時間の使い方に余裕があるので
額面以上に心のゆとりを感じています。

昨年3月まで在籍していた
地方自治体の外郭団体では雇用契約でした。

しかし、事業のすべてを任されていたので
成果を出している限りは何をどうしようが任されていました。
ポイントは私が考える成果を出すのではなくて、
予算を出している地方自治体の考える成果を生み出すこと。

私にとっての顧客は利用者である地方中小企業であり、
予算を出している地方自治体でもありました。
そのどちらの「顧客」をも満足させることで、
雇用契約にしては
比較的自由に働く権利を得ることが可能になりました。

さらに遡って、
家業の代表取締役を務めていた5年間は
もちろん何をするかは自分の自由でした。

銀行の支援を恒常的に受けている状態でしたので
彼らの目線は常に意識していましたが、
やるもやらないも自分の自由という働き方は
この5年間に身につけたものです。

朝は早めに出勤し、
用事が無ければ早めに帰宅してしまうというスタイルは
当時よく行っていた働き方。

息子がまだ小さかったこともあり、
自分の時間は柔軟に使うように心掛けていました。
妻が体調を崩した時にはママチャリで
幼稚園の送り迎えをこなせるくらいの余裕は生み出せました。

代表取締役がある日をバタバタと働いたところで
売上が増えることはありません。
自分が動くことよりも
従業員が動きやすい環境を整えるのが仕事です。

時間に追われるような働き方をせずに、
窮境に陥っている会社を
どのように進めていくかを考えることで
自然とサラリーマン的な働き方から脱却しました。

時間を売るのが労働者

雇われる立場では
基本的に労働時間が設定されます。

仕事があってもなくても、
始業と終業の時間は一定です。

暇であったとしても
終業時間までは社内に残っていないといけないですし、
逆に仕事を抱え込んでパンクしていたとしても、
許可されない限りは残業を行うことはできません。
さらに勝手に「残留」しても給料には反映されません。

つまり仕事の成果を会社に売っているのではなくて、
表面上は、労働時間を会社に売っているのが雇われる立場の人。
効率よく成果を出すという前向きな思考を持てる人が
多いか少ないかというと残念ながら後者が多いのは必然です。

自分の生き方を考えた時に、
雇われる立場に身を置いて
時間を切り売りして生活の糧を得るのもありでしょう。
それはそれで個人の判断です。

一方で自分の時間を自分でコントロールしたいのであれば、
雇われる立場からは離れて、
自分らしい生き方を見つけ出す必要があります。

タイムカード

タイムカードに振り回されない働き方をしています

睡眠時間を確保する

仕事に振り回されないための基本は
睡眠時間を中心に生活のリズムを作ることです。

私は夜更かしはしませんし、
徹夜をすることもありません。
お酒もたまに飲みますが、
自分から進んで浴びるように飲み、
次の日を台無しにすることも(ほとんど)ありません。

睡眠の質が確保できるように立ち回れば、
仕事も自然と自分でコントロールできるでしょう。

逆に言えば、
睡眠時間が疎かになっているような働き方は
まったく健全ではありません。
持続可能ではないですし、
将来必ずツケが回ってきてしまいます。

士業のような自営業の最大の特権は
自分で自分の時間をコントロールできることです。
まずは良質な睡眠時間を確保するところから始まり、
雇われる立場のように仕事に振り回されることなく、
自分の価値を提供し続けるよう行動しましょう。

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