地方中小企業の経営者にお勧めの映画
AmazonのPrime Videoで映画を観ます。
経営者にお勧めの映画を挙げてみます。
ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ(字幕版)
https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B07959YPYK/ref=atv_dp_share_r_em_c6cf98183ff44
きれいごとだけでは済まない経営の世界を
リアルに教えてくれます。
この映画のポイントは
マクドナルドの創業者ではなく、
事業の革新性を見いだしたレイ・クロックに
焦点を当てていること。
私も多くの創業を志す方と接してきましたが、
アイデアや思いはあるものの
事業化に苦労している人を数多く観てきました。
そういった人に共通するのは、
ずばり言うと「商売のセンス」が無いこと。
「営業しに行かなくてもいつか見つけてもらえるはず」
「何か良い補助金がないですか?」
「技術さえあればいつか売上になるはず」
「次に何をすれば良いか教えてください」
こういった考えでいつまで経っても
事業を成長させられない人が一定数います。
思考と行動が足りないのです。
この映画を観ると、
マクドナルドは当たり前にマクドナルドになったのではなく、
レイ・クロックの強烈な行動力によって
世界的なフランチャイズに成長したことに気付きます。
すでに地方中小企業の経営者になっている人はもちろん、
これから事業を興そうと考えている人にもお勧めです。
シェフ 三ツ星フードトラック始めました (字幕版)
https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B00XALZBPU/ref=atv_dp_share_r_em_bc72d17024224
私の息子も大好きな映画です。
有名レストランのシェフが退職を余儀なくされ、
フードトラックで出直しを図り、、、というあらすじ。
フードトラックで一人一人の顧客に向き合い、
小さな事業を立ち上げていく様子が描かれています。
かつての私の家業は
戦後、百貨店に出店することにより
事業を大きく成長させました。
しかし、その成功体験があまりに強烈だったために
日々の商売が当たり前になってしまい、
常に新しい事業に挑戦し続ける、進取の気性を
いつのまにか失ってしまいました。
この映画を観ると、
商売の原点というか、
一人一人の顧客に向き合うことの重要性を
再確認することができます。
事業がある程度大きくなると、
従業員は日々の定型業務に忙殺され始めます。
その時、経営が意識して、
従業員の視線を現場に向けてやらないと、
いつしか商売のセンスを失うことになりかねません。
もちろん経営が商売の現場を理解していることが前提ですが。
当たり前のように事業を営むことに
漠然とした危機感を感じている経営者にお勧めの映画です。
ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男 (字幕版)
https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B07FMLVJS4/ref=atv_dp_share_r_em_b994b86582074
チャーチルが首相となり、
ナチスドイツと対峙していく様子を、
内面に焦点を当てて描いた映画です。
教科書に書かれるような国を救った英雄になるまでに、
多くの苦悩に晒されていたことがわかります。
経営者は孤独だと言われますが、
それは従業員になかなか理解されないものです。
経営者保証に実印をついていたり、
数ヶ月先の資金繰りに黄色信号が点灯していたり、
従業員との対話が思うようにならなかったりと、
経営者には悩みがつきません。
しかしそれでも経営者には
真っ正面から経営に取り組み、
事業を存続させていく責任があります。
事業を存続させないことには
社会に価値を提供することができなくなるからです。
世の中、成功している(ような)人ばかりが目につきますが
その裏には同じ数以上の苦労している人が存在しています。
経営者も同じ。成功している人ばかりではありません。
結果を求められる地位ですが、
その過程では困難なことの方が多いはず。
経営者が孤独を感じた時にお勧めする映画です。
SF核戦争後の未来・スレッズ(字幕版)
https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B07V2PDVGB/ref=atv_dp_share_r_em_6276bec48c584
BBCが冷戦時代に製作した、
核戦争が起こった場合に
国がどのように崩壊していくかを描いた映画です。
映画っぽいドキュメンタリーかもしれません。
経営は事業を通して、
世の中に新しい価値を提供する仕事です。
その価値は、
世界を少しでも今より良くするために用いられるはず。
すばらしい未来を生み出すことに繋がるのが経営なのです。
一方で
世界が分断に向かうと、究極は、
この映画にあるように人類は核兵器などを使い
生き残れないほどのダメージを自ら負うことでしょう。
未来を自らより良いものにできるなら、
ささやかな一歩はすぐにでも踏み出すべき。
躊躇していると
この映画のようなディストピアを招きます。
創業や経営は究極の自己実現でもあり、
人類の未来を作り出す仕事でもあります。
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