ChatGPTを使ってみた
ChatGPTというのを試しに使ってみました。
ChatGPTとは何か
早速、ChatGPTに「ChatGPTとは何ですか?」と質問してみました。
答えは
ChatGPTは、OpenAIが開発した大規模な自然言語処理のモデルです。 GPTは “Generative Pre-trained Transformer”の略で、文章の生成や文章理解のタスクを自動的に実行することができます。 ChatGPTは、人間のように自然な文章を生成し、質問に対して適切な回答を生成することができるため、自然言語処理タスクにおいて非常に有用です。
とのことです。
アカウント作成までは簡単な英語が必要ですが、
ChatGPTは日本語入力が可能です。
上記のように答えも自然な日本語で返ってきました。
一読してわかるように、短い文章ではなく、
長い文章で問いに答えようとしています。
問い合わせフォームにあるAIチャットボットのような
いかにも機械的に答えを出しましたという感じはありません。
Googleで何かを検索した場合は
求めている答えが書かれているであろうウェブサイトを
自分で選び出す必要があります。
また検索キーワードの設定も重要で、
属人的な検索能力がまだまだ求められる状況です。
Chat GPTの場合は、
答えを直接的に返してくれます。
ただしその回答が正しいかどうかの根拠はありません。
Googleで検索したウェブサイトであれば、
例えば、政府系サイトの情報であれば一定程度、
内容の真実性が担保されていると考えられます。
現在はユーザーのフィードバックを得ながら
テクノロジーを向上中という状態だそう。
今後、さらに精度を高めた回答をするようになるのでしょう。
中小企業支援にChatGPTは使えるのか
さて、
インターネットが始まった時のような地殻変動を起こす
とも言われているChatGPTですが、
中小企業支援に役立てることはできるのでしょうか。
「中小企業が稼ぐ力を身につけるために必要な考え方を教えてください」
と質問してみました。
答えは
中小企業が稼ぐ力を身につけるためには、次のような考え方が必要です。
- マーケティング戦略: 自社の製品やサービスを正確にターゲットに向けて宣伝し、顧客ニーズに合った商品やサービスを提供することで顧客との関係を深めることが重要です。
- コスト管理: 収益を上げるためには、費用を抑えることが重要です。原材料や人件費などの費用を抑えるためには、効率的な運用や経費削減などが必要です。
- 経営戦略: 競争力を上げるためには、市場動向や顧客ニーズを調べ、適切な戦略を立てることが重要です。市場の変化に対応し、顧客ニーズに合ったサービスや製品を提供することが重要です。
- ネットワーク構築: 中小企業は、資金や人材などのリソースが限られているため、他の企業や団体との協力関係を構築することで、資源を共有し、競争力を向上させることができます。
- リスク管理: 中小企業は、リソースが限られているため、リスク管理を徹底することが重要です。経営リスク、市場リスク、金融リスクなどを認識し、予防策を講じることが重要です。
ただし、上記のような考え方だけでなく、企業の状況や特性に合わせた戦略を立てることが重要です。
というものでした。
また、
「プレスリリースを発信してメディアに掲載されるにはどうすればよいですか?」
という問いには、
プレスリリースを発信してメディアに掲載されるためには、次のようにすることが重要です。
-
-
プレスリリースの内容を整理する: 企業のニュースや製品・サービスに関する最新情報を整理し、プレスリリースの内容を作成することが重要です。
-
メディアリストを作成する: 媒体リストを作成し、それに合ったプレスリリースを送信することが重要です。
-
タイミングを考える: プレスリリースを発信するタイミングを慎重に考え、ニュースとして興味を持つ可能性の高い時期に発信することが重要です。
-
プレスリリースを正確に送信する: メディアに送信する際には、正確なアドレスや担当者名などを確認し、送信することが重要です。
-
フォローアップをする: プレスリリースを送信した後には、メディアからの反応を見て、必要に応じてフォローアップをすることが重要です。
-
プレスリリースを改善する: プレスリリースを送信した後に、反応を見て改善点を検討し、改善していくことが重要です。
-
との答え。
それぞれの回答にまったく違和感はありません。
しかし、具体性に欠けるというか、
いかにも教科書的な文章ではあります。
たとえて言うなら、
実際の商売に携わったことのない、
経営コンサルタントの言葉のようです。
今後、
具体的な事例なども踏まえて回答できるようになるなら、
創造的な仕事をできない、
コンサルタントなどは不要になってしまいそうです。
社会保険労務士の業務にChatGPTは使えるのか
士業の手続き業務や顧客からの問い合わせには
どのような答えを出してくれるのでしょうか。
「障害年金を自分で請求するための要点を教えてください」
と入力したところ、
答えは誤っているものでした。
まだ学習できていない、あるいは人間の検証が追いついていない
ということでしょう。
現時点のChatGPTが通用しない質問もあると知って安心しました。
ChatGPTが生成した文章であっても
「まだ今のうちは」正しいこと、正しくないことが
私のような素人でもある程度、判別可能です。
しかしいずれは、
人間では見分けがつかない文章を出力するようになりそう。
テクノロジーの進化で仕事を失うことのないように、
自分の価値を高め続ける必要があると感じました。
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